宗教 景色 2017.04.28

カイロからこんにちは!!!

カイロのシタデルに聳え立つ一際大きなモスクはムハンマド・アリー・モスクです。

今でも礼拝所として機能する一面、エジプト人にとっても外国人にとってもカイロ観光では外せないスポットの一つになっております。

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このモスクの成り立ちですが、その名前にもなっているムハンマド・アリー総督(パシャ)が大きくかかわっています。

この総督のように偉大なモスクは1824年に着工されました。

その後、息子が引き継ぎ1875年に完成いたしました。

この、ムハンマド・アリー総督は現在でもエジプト人にとって「アル・カビール(偉大な王)」と親しまれています。

19世紀の欧州の列強諸国に屈することなく、富国強兵や近代化を推し進めました。

エジプトの基盤を作り、その基礎は今でも失われることなく引き継がれております。

しかし、このムハンマド・アリーは元々はエジプト人ではなく、フランスがエジプトに自国の利益を守るために進行した際に、オスマン帝国(現在のトルコ)から属州のエジプトに派遣された部隊の副隊長でしかありませんでした。

しかし、その後この「エジプト・シリア戦役」で功績を挙げたムハンマド・アリーは徐々に昇進し、様々な権力闘争を勝ち取りついにオスマン帝国下から抜け出し、ムハンマド・アリー朝を創始するまで至ります。

最初に一部隊の副隊長として派遣されたのが1798年で、ムハンマド・アリー朝を創始するのが1805年ですから、10年も経たないうちに副隊長から総督へ成り上がりました。

もし、日本での話だったら何度となく大河ドラマの主人公になっていることでしょう。

モスクではそんなムハンマド・アリーの偉大さと当時の煌びやかな時代を感じることができます。

外観もさることながら、内部に施された装飾も目を奪われます。

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天井に施された装飾、そこから垂れ下がる無数のランプはとても荘厳さを感じさせます。

この、ムハンマド・アリー・モスクはシタデルという高台に建っておりますので、モスクから出た後は見晴らしのいい高台からカイロを一望することもできます。

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天気 景色 2017.01.10

カイロからこんにちは!!!

年が明けて、日本でも冬真っ盛りの事と思いますが、

カイロもここ最近は冷え込みが厳しいです。

1月10日            1月11日    1月12日     1月13日

最高気温:17℃    18℃        18℃          19℃

最低気温:9℃     10℃        10℃          13℃

MSN 天気

となっていますが、風が強く体感温度としては5,6℃と言ったところでしょうか。

エジプトの冬は日本と同じように、冬型の気圧配置になり風が強くなります。

とにかく、かなり寒いです。

エジプトにご旅行に来られる際は服装にご注意ください。

風が強くて悪い事ばかりではありません。

風が強いと、

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空に掛かる雲がなくなるので、夕焼けが綺麗に映えています。

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景色 遺跡 食べ物 2016.12.24

カイロからこんにちは!!!

先日、カイロのギザ地区にある、ダハシュールに行って参りました。

今回から数回に渡って、ダハシュールの魅力をお伝えしていきます。

ギザ地区にあるダハシュールはカイロ中心地区から直線距離で30kmほど南に位置しています。

google map

話しが少し脱線しますが、

カイロに関して、ギザ地区なのにカイロと言ったりして分かり辛いときがあります。

カイロを都市圏として呼ぶ時にカイロ、ギザ、ヘルワン、10月6日市、シュブラを併せてグレーターカイロと呼びます。

もちろん、カイロだけ限定して呼ぶ時はカイロと呼びます。

話をダハシュールに戻しまして、

カイロ中心地からダハシュールまで、車で1時間ちょっと掛かりました。

金曜日ということもあって、道が空いていたので、移動はスムーズでした。

途中、車から見える景色はまったく都市部とは異なります。

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なんとも鮮やかな緑が目の保養になります。

この木はナツメヤシです。

ナツメヤシはアラブ人にはとても馴染み深い果物です。

その証拠にイスラム教の聖典コーランにもたびたび、ナツメヤシに関する記述を見つけることが出来ます。

木の上方の葉が伸びてる下に実がなるのですが、

それが、甘くてとても美味しい果物です。

実がなる時期になると、木の下から実を落とそうと石を投げている子供を良く見かけます。

その光景は夏の風物詩のように私には感じられます。

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エジプトの最大の産業は農業なだけあり、

道路からかなり奥まで、農業地帯が続いているのが分かります。

ナイルから横に用水路を引いて農地が広がっています。

「エジプトはナイルの賜物」

かのヘロドトスが残した言葉の重みをありありと見せつけられるようです。

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様々な作物が栽培されています。

エジプトにいらっしゃる方が皆、口を揃えて「エジプトの野菜は美味しい!!」とおっしゃいます。

それもそのはず、うまみを研究されている方がエジプトのトマトの成分を調査した際 、

うまみに関する成分が日本のトマトより多かったそうです。

ナイル恐るべしです。

話しが脱線気味でしたが、

次回はいよいよ、第一のピラミッド、

レッド・ピラミッドをご紹介します!!!

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Coming soon!!!!

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