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こちらの記事はエコツアーデスクのブログより2015.05.02に発信した記事です。
ブログ移行に伴い、旅ブロにて改めて紹介させて頂きます♪
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皆さんこんにちは!エコツアーデスクの丸山です。
皆さんこんにちは。
当連載「屋久島ツアー満喫ジャーナル」で屋久島に関するさまざまな情報を発信しているH.I.S.エコツアー企画丸山です。
さっそくですが皆さん、「歴史」って好きですか?
私は大好きで、どこに旅行するにしてもついつい行く先々の歴史を調べたくなってしまいます。
今回は、「屋久島の歴史」についてお話ししたいと思います。
「一を聞いて十を知る」ではありませんが、
歴史を知ればその土地の慣習や風習、文化、環境、地元の人々の考え方などをより深く理解することができます。
現地の魅力を味わい尽くすこと、何と言ってもそれが旅の醍醐味ですよね!


1、縄文時代~奈良時代の屋久島
2、戦国時代の屋久島
3、江戸時代~明治時代の屋久島
4、戦後~現代~これからの屋久島

縄文時代~奈良時代の屋久島

屋久島に人類が住むようになったのはおよそ7000万年前。
島内にある縄文後期の遺跡からは、当時の人々の生活の跡が明らかになっています。
屋久島の名前が歴史で初めて登場するのが7世紀初期のこと。
中国の歴史書『随書』に、遣隋使とのやり取りの中で屋久島(当時は「夷邪久:いやく」と呼ばれていました)に関する記載があったそうです。

平安時代初期に編纂された『続日本紀』には、699年に朝廷への来貢があり、その際に位階を授けたと記されています。
屋久島はこの後、律令制のもとで種子島とともに多禰国(たねのくに)として824年まで存在。
750年代には鑑真や吉備真備らを乗せた遣唐使船が屋久島に寄港したという記録が残っています。

戦国時代の屋久島

時は過ぎて16世紀の戦国時代。
1543年にポルトガルから種子島に鉄砲が伝来したのはあまりにも有名ですが、
種子島からわずか20kmのところにある屋久島も戦と無縁ではいられませんでした。
翌年には領主・種子島氏と大隅の盟主・禰寝氏が宮之浦で火花を散らし、
この時史上初めて火縄銃が実戦で使用されたと伝えられています。

もうひとつ、戦国時代の歴史において屋久島には有名なエピソードがあります。
それが、方広寺(京都)の建立です。
豊臣秀吉は方広寺の大仏殿用の資材調達を全国の大名に命じました。
一説には、その際に切り出された屋久杉のひとつが、屋久島ツアーで人気の名所「ウィルソン株」とも言われています。

江戸時代~明治時代の屋久島

江戸時代になると、屋久島は薩摩藩(島津氏)の統治下に置かれます。
当時、屋久島の人々はその威厳と美しさから「神の宿る木」として屋久杉の伐採を避けてきましたが、
屋久島・安房で生まれた泊如竹が藩や屋久島の財政難を解決するために屋久杉の資源活用を献策したことから、屋久杉の伐採が始まったとされています。
屋久島は稲作にも畑作に不向きな土地であるため、江戸時代の年貢も「杉」で納めていたようです。
それから林業は島の一大産業となり、19世紀に至るまで屋久杉は島の経済を支える資源となりました。
明治時代初期には地租改正によって山林のほとんどが国有地化され、これにともなって島民は山林を自由に利用できなくなりましたが、
大正時代に屋久島憲法とも呼ばれる「屋久島国有林経営の大綱」が定められてから1950年代にかけて、
再び屋久杉は島内の重要な資源として活用されるようになりました。

戦後~現代~これからの屋久島

戦後の経済発展によって輸入材の利用が増え、同時に自然を守る動きが活発になったのが昭和40年代です。
1966年(昭和41年)には樹齢7000年を超えるとも言われる最大の屋久杉「縄文杉」が発見され、
屋久島のシンボルとして広く認知されるようになったことで、
屋久杉の保護にも一役買うようになりました。
40年代後半からは国有林事業が大幅に縮小され、60年代には森林生態系保護地域が制定。
そうした土壌が、1993年のユネスコ世界遺産登録につながったことは言うまでもありません。
2005年には屋久島永田浜がラムサール条約に登録され、2012年には屋久島地域が単独で国立公園に指定されるなど、
豊かな自然環境はこれからもしっかり守られていくでしょう。

屋久島は昔からすべてが「手つかずの自然」だったわけではなく、
活用されたり守られたりしながら人々と共存してきたのですね。どうですか皆さん。
屋久島を見る目が、少しだけ変わった気がしませんか?歴史を学べば、屋久島ツアーがもっと楽しくなるはずです!

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こちらの記事はエコツアーデスクのブログより2019.05.06に発信した記事です。
ブログ移行に伴い、旅ブロにて改めて紹介させて頂きます♪
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皆さんこんにちは!エコツアーデスクの熊倉です。
今年のGWは10連休!という事で皆様山行やご旅行に大忙しといったところでしょうか笑?
実は私もGW初日の4/27から【世界遺産 屋久島縦走 宮之浦岳・縄文杉・白谷雲水峡 4日間】
のツアーに添乗員として同行してまいりました!

このツアーは日本百名山最南端・宮之浦岳、縄文杉、白谷雲水峡&太鼓岩を山中泊をすることで、
一気に見てしまおうという盛りだくさんのツアーとなっております。
通常この3か所を訪れるには各1日の3日間のトレッキング、前後泊を含め最低5日間は必要ですが、
山中泊をする縦走ツアーでは2日間のトレッキング、前後泊含め4日間の行程で回ることができます!

3日連続で10時間以上のトレッキングは体力的になかなか大変。。
5連休はそう簡単に取れないよ。。
それらの理由から今”縦走”される方が多くなっているようです!
そんな屋久島の縦走ですが、個人で行くよりも”ツアー”に参加して行く事を絶対的にオススメします!!
今回は屋久島で縦走するなら、個人よりツアーが良い5つの理由を書いていきます!


1、専門知識豊富なガイドの存在
2、重いザックを背負う必要ナシ!!!
3、移動手段の心配無用!楽チンの往復送迎付き!!
4、プロガイドだからこその安全管理
5、共通体験から生まれる新たなつながり

専門知識豊富なガイドの存在

屋久島の魅力的といえば、やっぱりあの神秘的な自然ですよね。。。
美しい森の中にそびえたつ大きな屋久杉、その森の中を流れる綺麗な川や滝、
森一面をびっしり取り囲む苔や植物、それらを食するヤクジカ、ヤクザル、
この神秘的な自然を感じながら歩く。これが屋久島の一番の魅力といっても過言ではありません。
ツアーに参加すると専門知識豊富なガイドがご案内いたしますので、個人だったら見逃してる場所や、
『特徴的な形をしているけど、いったい何だろう?』と疑問に思ったことをその場で案内してくれます!
特に屋久島は多くの固有種や絶滅のおそれのある動植物、また他の地域では見ることのない特異な生態系を有しているため、
ガイドの専門的な話を聞くと聞かないとではその後の知識が段違いです!!!

重いザックを背負う必要ナシ!!

山中泊の登山で一番の悩み、、、それは間違いなく重い荷物でしょう。
何かトラブルがあっても対応できるようにと用意していたらザックがとんでもない重さに・・・
逆にできるだけ軽くと荷物の断捨離をしすぎて、やっぱりあれ持ってくればよかった・・・
なんてこと、ご経験された方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
実際に屋久島で縦走する場合、山中泊の場所は全て無人の避難小屋になります。(有人の山小屋はありません)
その為、事前の予約等は一切なく山小屋の確保は完全なる早いもの勝ちなんです。
もし山小屋についたときに満室だった場合には、必然的に小屋付近にてテント泊となります。
その為、縦走するにはテントを必ず持っていく必要があるんです!!
あとはやはり2日間歩くためのエネルギーを摂取しなくてはならないので、食料もそれなりに必要です。
さらにさらに、屋久島は1か月に35日雨が降るといわれるほど雨とーーーっても多いことで有名ですよね!
雨が染みてさらに重くなったテントやザックを背負って2日連続で10時間以上歩くと思うとゾッとしますよね。
個人で行く場合、このように重い荷物とずーーーっと戦いながらの登山になります(笑)
一方でツアーの場合は、ガイドさんがお客様分のテントや食料等を手分けして持ってくれるので、
自分たちは重いザックを背負う必要ナシ、最小限の荷物だけ背負うだけでいいんです!
これだけで登頂率がぐーんと上がりますよ!!

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▲この写真はガイドさんのザックです!この中にテントや食料が詰まってます!

移動手段の心配無用!楽チンの往復送迎付き!!

まずは縦走の定義について、

縦走とは山頂に立ったあと下山せずそのまま次の山へ向かうこと、簡単にいうとスタート地点の登山口には戻らず、
他のポイントを経由し、そのまま別の登山口に戻るという事になります。

その為自分の車で登山口まで移動するわけにはいきませんよね、帰りは別の登山口に下山する訳ですから。

つまり屋久島で個人縦走する場合は、公共交通機関を使って登山口まで移動する必要があります。

具体的には屋久島ではバスかタクシーになります。まずバスですがバス乗り場まで自分で移動する必要があります。
しかもバスの時間は早朝5時発とかなので、それまでに自力でバス乗り場まで移動するだけでも結構面倒ですよね。。

またタクシーの場合は、宿の目の前から登山口までノンストップで行けるのでその点は楽チンです。

但し出発する宿にもよりますが、基本的には片道1万円近くします。(乗車時間1時間程)

バスもタクシーもどちらも結構厄介ですよね。。。

一方でツアーの場合は、宿の前でバスに乗り直通で登山口まで送迎、帰りも別の登山口で皆様を乗せ、宿まで直通の送迎となります。
しかも個人の場合は下山してからタクシーを読んだり、バスの時間まで待機する必要があるので、
せっかく下山したのにそのクタクタの状態でさらにお迎えを待つ必要があります。

しかしツアーの場合はガイドと現地スタッフとバス会社の連携が取れているので、

お客様の下山する時刻に合わせてバスを配車し、下山後すぐにバスに乗って帰ることができます。

これって結構重要ですよね?もし大雨の中クタクタで下山し、そこからさらに何十分も、
下手したら1時間近く待つのはなかなかきついですよね~

そう考えると往復送迎付きは結構重要なポイントです!!

プロガイドだからこその安全管理

先程もちらっとでましたが、屋久島は本当に雨が多いです。

そして屋久島は花崗岩でできた島で、その岩の上にほんの少し土が載ってるくらいとお考え下さい。

そんな屋久島で雨が降ると、雨が土に吸い込まれるのもほんの少量でほとんどはそのまま山を下っていきます。

そうすると登山道は湖状態、登山道近くの川は一気に増水します。

縦走ルートの中に小さな小川を岩をつたって横切るルートがあるのですが、雨が降って増水するとこのルートは通行止めになります。
万が一目の前まで行って通行止めになっていた場合、今来た道を引き返して別のルートで下山する必要があります。
時間にすると往復で3時間のロスになります。

この判断を個人でするにはかなり難易度が高いです。
『この雨で行けるのか』、『今は降ってないけどこれから降る予報だな』
こんな状況の時、経験豊富な現地ガイドがいれば心強いですよね!!

共通体験から生まれる新たなつながり

ツアーに参加すると初対面の方々と一緒に登山をし、一緒の鍋を食べ、隣で寝るという事になりますよね。

私も何度も添乗に行っておりますが、いつも最初は皆様かなりよそよそしく会話も少なめです。

ただ登山が始まり、一緒に歩き、写真を取り合ったり、一緒に温かいご飯を食べたり、綺麗な星をみたりするという共通体験をすることで、
いつの間にか会話が尽きず、初日のあの感じはどこへやらという程皆様ワイワイとお話しされています。

そして縦走ツアーが終わった後も、このツアーで出会った仲間同士で、
『今度あの山一緒に行かない?』とか『あのツアー一緒に申し込まない?』
のような形で交流されているグループもたくさんいらっしゃいます!

このように普段は味わえない非日常の体験を共にすることで、
新たなつながりを見つけられるのもツアーの醍醐味の1つではないしょうか?

Eko

いかがだったでしょうか?

【屋久島・宮之浦岳縦走はツアーがおすすめの5つの理由】をご紹介いたしました。

もしこの記事を読んで屋久島縦走ツアーが気になる!という方は、こちらをご覧ください↓

H.I.S.エコツアーデスク世界遺産 屋久島縦走 宮之浦岳・縄文杉・白谷雲水峡 4日間

屋久島行きたーーーい!!って方は、是非この縦走ツアーもご検討してみてください!!

green travelerエコツアープロデューサーの鮫島です。

11/20(水)~30(日)まで私たちが居を構える新宿本店で旅カレッジ・ニュージーランド学科と題したイベントを開催します!

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green traveler by H.I.S.
エコツアープロデューサー
Taku Sameshima



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