ナヤリ州観光 2009.05.30

行きは直行バスでテピックまで来ましたが、帰りは同じルートを

たどるのはちょっと嫌なので、テピック-グアダラハラ空港を

バスで、グアダラハラからメキシコシティは格安航空券の

たくさんでている、飛行機で移動することにしました。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


テピックのバスターミナルからは、オムニブス・デ・メヒコ社が

グアダラハラ空港行きの直通バスを一日に何本か運航して

います。


バスは13時30分出発。所要は3時間。

飛行機の出発時刻は、18時40分。


2時間前には着くのでちょうど良いかなと思っていました。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


バスも定時に出発し、いざグアダラハラへ。


しかしこの日はセマナサンタ最終日。道も結構混んでます。


まぁ最悪1時間前に到着できれば良いかななんて思い、

気楽に気楽に考えていました。


途中グアダラハラ近郊の町、サポパンを通過しました。

この分なら1時間半前だな。なんとかなるな、と思っている最中に

携帯電話が鳴りました。


電話の要件は別になんでもなかったのですが、ふと携帯電話の

時刻を見ると、自分の時計の時刻と違っています。


私の携帯電話は、サマータイムや時差を、自動的に修正する

機能があります。


時差…


実は、このナヤリ州とお隣のハリスコ州には時差があるのです。


メキシコシティ含む多くの部分では、CST(中部標準時)を使用

しているのですが、太平洋沿岸などではMST(山岳標準時)、

PST(太平洋標準時)などでは、異なる時間帯を使用しているのです。


そしてナヤリ州の時間帯はMST…。

そう時差があるのです。


…到着は出発の30分前。

30分前のチェックインはまず間違いなくのれません。


冷や汗たらたらです。もう早く着いてくれとずっと祈り、

バスが空港についたら猛ダッシュでした。


…。


結論から言うと間に合いました。

この日は飛行機に、たまたま遅延が出ていたそうで、

チェックインも受け付けてくれました。

これがもっと発着の多い空港で人がたくさんいたら、

飛行機遅れがでていなければ、確実にアウトでした。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


どうでもいいのですが、アビアクサ航空のフロントマスクって

ニヒルな笑いを浮かべているように見えませんか。


「おうYUTA、間に合って良かったな(苦笑)。」みたいな。



そんな訳で無事、定刻よりも少し遅れてメキシコシティに

到着することができました。


みなさんも太平洋岸を旅行するときは、時差に十分お気を

つけください。



あと、個人的には、醤油のミニボトル(思いがけなく取れたて

魚介類に出会うかもしれません)と、虫よけスプレーが

あると、ナヤリの旅行はもっと楽しくなると思います。



日本語での情報があまり多くないナヤリ州ですが、

これらの情報が、少しは皆様のお役に立てればと思います。




メキシコには、実にたくさんみどころがあります。

今回のインフルエンザの影響でメキシコのイメージも

かなり悪くなっているかもしれません。

しかしそこにいる陽気な人たち、おいしい食事、

美しい景色、壮大な歴史には変わりありません。


そんなメキシコに、またたくさんの人たちが集まって

来ることを切に願います。



おしまい


***yuta





ナヤリ州観光 2009.05.29

以前続けて連載していたナヤリ旅行記。

インフルエンザの影響もあり、ブログの更新を一時停止

しておりましたが、メキシコシティではインフルエンザも

沈静化の方向にあり、またブログを再開することになりました。


そんな訳でナヤリ旅行記を再開いたします。


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これまでのナヤリ旅行記


) ( ) ( ) ( ) (

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サン・ブラスを後にし、州都テピックへもどってきました。


州都といっても非常にこじんまりとしています。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


高い建物もほとんどないので、遠くの山もはっきりと見えます。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


観光の拠点となるのは、歴史的中心地区の中心ソカロです。

多くの観光名所はここから徒歩圏内ですが、観光バスで

まわることもできます。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


しかしこのバス、予約が必要なようで、予約も当日の朝8時半から

できるそうなのですが、9時ごろ行ったらその日の午前中の

予約はすでにいっぱいとのこと。この日はテピックを経つことに

なっていたので、あきらめました。


セマナサンタということもあって混んでいたのかと思いますが、

朝8時半の段階で行列ができていたそうです…。


そんな訳で徒歩でまわることにしましたが、まずは腹ごしらえ。

そんなにたくさんのお店があるわけではないので、人のたくさん

入っているトルタ屋を選びました。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


これはPIERNA(豚の腿肉)のトルタ。

メキシコシティで食べるピエルナと違って、チャーシューの

ような形で、クリームソースがかけられてました。


この辺りでは、クリームソースをかけるのが一般的のようです。

所かわれば、ですね。トルタひとつとってもおいしくて、

どんどんナヤリに惹かれていきます。


満腹になったところで市内観光開始。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


どの建物も明るく、とてもこざっぱりした印象です。


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市庁舎もこざっぱり。

中に入ることもできます。


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中にはもちろん壁画が描かれています。



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色使いをみても、比較的新しい時代に描かれたのがわかります。

この壁画もメキシコの歴史がテーマです。

この平和で静かな空間と、壁画のテーマ、迫力がなんとなく

ミスマッチな感じに思ったりもしましたが、この街も、この国も

長く、そして壮絶な歴史があるのです。



このテピックを含むナヤリ東部から、シエラマドレ山脈西側の

ハリスコ州までの一帯には、ウィチョール族という先住民族が

暮らしています。

そのほかにも、テペワノス族、コラス族、メヒカネーロ族など

複数の先住民族が住んでいますが、ウィチョール族が

もっとも有名かもしれません。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


ソカロの一角には、民族衣装に身をまとった、ウィチョール族が

露天をひらいております。


ビーズアート(CHAQUIRA)や、毛糸アート(TABLA DE

ESTAMBRE)などは想像を超えた美しいデザインで、

世界的にも有名ですね。


ここではちょっとした小物なんかが売られていますが

大作になると、それは伝統工芸の域を超えた、ひとつの

芸術になります。


ウィチョール族の伝統工芸については、機会をみつけて

紹介させていただきますね。



さて、ナヤリについては基礎知識がほとんどなかったので、

メスカルティタン島を除いては、どこも行き当たりばったり

でしたが、どこの街もこじんまりとしていて、それでいて

大きな魅力にあふれていました。


これ以外にも経験をした面白い体験、おいしい食事なども

あるのですが書き出すときりがないので、この辺で終わりに

したいと思います。


楽しかったナヤリを後にし、グアダラハラ経由でメキシコシティに向かうの

ですが、この後大事なことを忘れていて、大変な目にあいました。



次号最終回。


***yuta


ナヤリ州観光 2009.04.21

前回の続き。


Rincon de Guayabitosで海水浴と食事を終えたあとは

北へ約1時間、San Blas(サン・ブラス)へ向かいました。


地元の人が、「ナヤリに来てサン・ブラスを見なければ、

ナヤリは語れない!」と力説するものだから、夕方だった

ものの立ち寄ってみました。


それにサンブラスの魅力はどうやら夕陽みたいですし。


夕陽が美しいだけでなく、夕陽を望むことのできる施設も

ばっちりそろっているのがポイントみたいです。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


サン・ブラスの歴史は古く、ウィチョール族の聖地としても栄え、

また、中世1529年から1531年の間に、ヌエバ・エスパーニャに

よって植民地が形成されたという歴史もあります。


その後、ヌエバ・エスパーニャの北への躍進の拠点のために

要塞がつくられたそうです。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


かつて海だった要塞の前も、今はジャングルになっており、

少し向こうに海を望むことができます。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


若者がビールをのんだり、カップルが夕焼けを前にうっとり

していたります。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


下に下りて、すこし歩いたところには港があります。

釣りをしたり、ぺちゃくちゃしゃべったり…。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


私の旧型カメラではその魅力をつたえることはできませんが、

もう、完璧な夕焼けがそこにあるんです!


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


横には、カニとり漁船と、監視艇。


サンブラスはきれいなところですが、決してきどってません。

そんなところが妙に落ち着きます。



さて、この日はセマナサンタだったので、ソカロでは

イベントがあるとのことでした。


たくさんのバンダ(BANDA)が来るとのことでしたが

行ってみると、数え切れないくらいのバンダが、あっちこっちで

演奏してます。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


バンダは、ホーン隊を擁してメキシコの大衆音楽を演奏する

バンドというか、オーケストラというか。


バンダの基本編成は、トロンボーン、サックス、トランペット、

クラリネット、ドラム、パーカッション、ベースなどで、

編成だけみるとスカもやれちゃいそうですね。

スカとは全くの別物ですが、裏打ちのリズムが多く使われる

ことは共通してますね。


また、バンドのことを表す場合もあれば、バンダ音楽という

ジャンルをあらわす場合があります。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


ノリが良いので、ついつい踊りたくなってしまいます。

というか、周りの人に踊れ踊れのコールで、踊らざるを得ません。

もじもじしていても、前に連れ出されます。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


写真を構えると、俺たちを撮れーとメンバーが集まってきました。


バンダ音楽は、ナヤリ州だけでなく、シナロア州やハリスコ州、

ソノラ州などが非常に有名です。

さて、サンブラス行ったらぜひ飲めといわれたお酒があります。

COCO LOCO(ココ・ロコ)という名前のようなのですが、

大体想像はつきますね…。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


ココナッツジュースベース(=COCO)のお酒に、LOCO(=狂った)。


お酒の色が、有り得ないミドリ色をしてます…。

しかし、ただ強いだけだろ、とあまり期待もせずに飲んだのですが…


なんじゃこりゃ。飲んだことがない味です。

何が入っていると聞いたら…、

H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


ココナッツジュースに、ロンとか、ウォッカとか、テキーラとか、

ウィスキーとか、ラムとか全部で7種類のお酒を混ぜてるのよ、

と瓶を並べてくれました。


サンブラスの夜はまだまだ長そうでしたが、私はこの一発で

死にました。



***yuta









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2024.03
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