モノクローム・フィレンツェ10高井晶子
フィレンツェにはガイドブックで紹介される歴史的建物も多いが、人々がごく日常的な毎日を積み重ねてきた建物ももちろんある。やはり築数百年だ。
copyright2007-2008 AKIKO TAKAI

モノクローム・フィレンツェ6高井晶子
下層部の2-3階は切り石積みで、石の切り方やノミでつけられた模様などは建物によって様々だ。

壁には窓が大きくとられ、窓の大きさや窓枠の形などは階層によって異なるほど、バリエーションが豊富だ。

上を見上げれば、立派なひさしがある家もあればない家もあり、更には建物の高さもそれぞれに違うのだ。
                                    copyright2007-2008 AKIKO TAKAI
モノクローム・フィレンツェ7高井晶子
一見すると同じ建物が連なっているように見えるが、それぞれの建物には個性があり、その個性の連なりがフィレンツェという街並みの雰囲気を作り出している。
copyright2007-2008 AKIKO TAKAI

モノクローム・フィレンツェ8高井晶子
通りも建物も石造りの街には、数百年或いはそれ以上の年月の欠片が積もっていて、街並みの雰囲気と合間って、時の流れが止まってしまったような錯覚を覚えることもある。数百年に及ぶ人々の生活感が、今でも漂っているように感じるのだ。

                                    copyright2007-2008 AKIKO TAKAI
モノクローム・フィレンツェ9高井晶子
不思議なことだがフィレンツェは、街並みを写真に収めると、自然とそうした「感じ」が写真に写り込んでくる。
だからこそ、たとえ同じ場所で何度写真を撮ったとしても、飽きることがないのかもしれない。
copyright2007-2008 AKIKO TAKAI


記事&写真提供: 写真家 高井晶子

高井晶子(写真家)
7年間のOL生活を経て、2000年7月渡英。
Kent Institute Of Art and Design
(現University College of the Creative Arts)にて
写真を学び、卒業後日本に帰国。
現在は写真家として活動し、写真教室講師としても勤務。

グループ展・個展
2005年 Art Photo Site Galleryにてグループ展『Cityscapes』に参加
2006年 NADAR/SHIBUYA355にて個展『tokyo nostalgia』

在英中には、友人と写真集『this living thing』を自主出版。

◆写真家「高井晶子」個展のお知らせ◆
こちらのブログで紹介させてもらっている写真も展示予定。

『silent walker』
場所:NADAR/SHIBUYA355
日時:2008年4月28日(月)~5月17日(土)
開館時間:10:00-19:00   *最終日は16:00まで
休廊日: 日祝
詳細インフォメーション


**本記事内のすべての写真は写真家・高井晶子の知的財産であり、無断に複写・転載を固く禁じます。

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