去年の12月だったと思います。
やたらテンションが高く、話し方がユニークな不思議なおじ様と出会いました。
友人曰く、社交ダンス界ですごく有名な人物とのことでしたが、その時は、へぇー、ふぅーんとさほど気にもとめず、そのおじ様も交えてFirefly BurgerのKamikaze Burgerを食べていました。
それから数ヵ月後ある映画を見ていると、なんとそのおじ様が出演しているのです!!
ヒッラ・メダリア監督のドキュメンタリー『Dancing in Jaffa』という映画です。
えっ、あのおじ様は一体何者・・・・?と思い、
検索するとウィキペディア、Youtube,TEDに沢山動画があってビックリしました。
YouTube: May I have this dance, please? | Pierre Dulaine | TEDxHollywood
YouTube: Pierre Dulaine & Yvonne Marceau Dancing to "Misty" - 1984
なんとそのおじ様は、知る人ぞ知る社交ダンスでかつて世界チャンピオンにもなったPierre Dulaine(ピエール・デュレンヌ)でした。
大会活躍後は、子供達にダンスを教えるようになり、
問題児達をダンスを通じ変えていく彼の実話は、アントニオバンデラス主演で映画化されています。
YouTube: TAKE THE LEAD Trailer
この映画の舞台であるJaffa(ヤッファ)は、イスラエルにあるユダヤ人とアラブ人が居住する地区です。ここで生まれたピエール・デュレンヌは、60年ぶりに生まれ故郷を訪れます。
目的は、この地で子供達に社交ダンスを教えることです。更に、パレスチナ人とイスラエル人の子供たちが一緒になって社交ダンスをするのです。
YouTube: Dancing In Jaffa Official Trailer (2014) HD
宗教的に男女が共にダンスをすることを許容できない両親や、またアラブ人、ユダヤ人という理由から一緒に踊ることを拒む子供達。
ピエールは”When you touch someone with Respect, something Changes” と言います。身体を寄せ合うことで相手への理解と信頼が生まれるのです。アラブ人もユダヤ人も関係なく、皆同じ人間だと言います。
当初の子供達の社交ダンスへの拒絶反応は、それはひどく、ピエールも、今までで一番苦労したと語っています。ですが、ピエールにダンスを教えてもらう中で、子供達に沢山の変化が見られます。
ずっとふさぎこんでいた女の子に笑顔や優しさが増したり、アラブ人とユダヤ人の子供達がお互いの家を行き来するようになったり、生まれてからずっと根ざしているいがみ合い、憎しみといった気持ちはダンスを通じ和らいで行きます。子供達は素直で正直です。
この映画のウェブサイトに、DanceNotWarと書かれています。
http://www.dancinginjaffa.com/
JohnLennonのMindGameにも make love, not Warという歌詞があります。今は、混迷している地域ですが、ダンスや愛を通じ良い方向へ変わっていくことができると私も信じています。
この映画は、個人的に映画上映をリクエストできます。
http://www.dancinginjaffa.com/request-a-screening/
上映希望の方はぜひコンタクトを取ってみて下さい!
ヨルダンでもダンスを通じ人生が変わった友人に沢山出会いました。
YouTube: Red Bull BC One Jordan Cypher 2015
今年のブレイクダンスの大会の動画です。
このビデオに、ダンスを通じ人生が変わったヨルダン人ダンサーが描かれています。
CCを押すと英語字幕付きで見れます。
VIVA DANCE!
まだ暖かくなったり寒くなったりの繰り返しですが、
ヨルダンでも着実に春が近づいています!
先週は本当に暖かい日があって、
半袖をとばしてタンクトップで過ごす若者が出現したり、
いづれにせよ、ヨルダンでまさか馴染みのある春のお花を見れるとは思っていなかったので感動してしまいました。花びらの先が丸いのが梅で花びらの先が割れているのが桜だとか。。。 生憎、天気の悪かった日に少し散ってしまいました。。。
少しずつ春が近づいてきてハッピーな気持ちなので、
日本も色んな場所で撮られているようです!