皆さんこんにちは!エコツアーデスクの竹内です。
9月2日から7日までエコツアーデスク企画の「世界自然遺産 小笠原 父島 6日間」へ同行してまいりました。
直前まで台風による影響が懸念されていましたが、天候にも恵まれて良い経験と思い出になりました。写真を交えて現地の様子をお届けできればと思います!
目次
1、小笠原・父島 基本情報
2、「絶世の孤島」父島へ!
3、ボートに乗って父島の海へ!
4、固有種の眠る父島の森の中へ!
5、「行ってきます!」
1、小笠原・父島
1、小笠原・父島 基本情報
基本情報
小笠原諸島とは、東京から南に約1,000km離れた大小30ほどの島々からなる海洋島です。
大陸と一度も陸続きになったことがなく、独自の生態系を形成しています。島の随所で固有種を見ることができ、その希少性から、2011年に世界自然遺産に登録されました。例えば、小笠原で見られる陸産貝類の約9割は小笠原の固有種なのです。
小笠原は、特徴的な生態系から「東洋のガラパゴス」とも呼ばれています。
そんな世界に誇る小笠原ですが、唯一の定期船「おがさわら丸」に乗って片道24時間かけて行くしか手段はありません!
その「おがさわら丸」も繁忙期を除いて6日間に1度しか運航がないため、小笠原へ行くためには最低6日間は必要です。言い換えれば「おがさわら丸に乗ってしまうと6日間は帰れない」のです!
2、「絶世の2、「絶世の孤島」父島へ!
2、「絶世の孤島」父島へ!
孤島」父島へ!
9月2日 11:00。大きな汽笛とともにおがさわら丸が竹芝の港より出航しました。
24時間の船旅の経て、いざ「東洋のガラパゴス」へ!
出航1時間ほどでレインボーブリッジの下をくぐり抜けて、東京湾を出るといよいよ電子機器に電波が入らなくなります。父島に到着する翌日の11時ころまで電波が入らなくなるのです。
展望デッキから果てしなく続く海面をボーっと眺めながら持ってきた麦茶を一口。
う~~~~~ん。日頃の悩み事が浄化されていきます。
その後は船内を散策して、少しお昼寝。
船内にはカフェ、売店、食堂、ラウンジ、展望デッキ、観光案内所、自動販売機など、便利な施設が随所にございます。お支払いは現金か交通系ICカードでお支払いができます。ICカードのチャージは、ご出発前にしておくと便利です!
さて、サンセットを眺めたら船内の食堂で夕食タイム。ヘルシーなものを、と思い、温かいきつねそば(800円)をいただきました。
夕食後に展望デッキへ出てみると、夜の海が待っています。先の見えない暗闇の中をゴウンゴウンと波音をたてながら進みます。
22:00になると2等クラスの船室タイプは消灯の時間になります。それまでに寝る支度をしました。あっという間に1日目は終了。
9月3日 7:00。おはようございます!
船内の食堂にて朝食を食べました。朝定食は和A・和B・洋A・洋Bの4種類に分かれており、お好みに合わせて食事を召し上がることができます。その他、小皿の料理が販売されています。
9:00から展望デッキにて船内ガイドの解説を聞きに行きました。キラキラと輝く海面に思わず目を細めます。
まもなくすると、「おがさわら丸」と並走する鳥が見えました。
この鳥は、「カツオドリ」と言います。ペンギンのような見た目をしていて、空飛ぶペンギンみたいですね(笑)海面をよく観察すると、船から逃げるようにトビウオが跳ねます。「カツオドリ」はそのトビウオを狙っているのです。目の周りが青色だとオス、黄色だとメスだそうです。
その他、ガイドさんの解説を一生懸命聞こうとしましたが、海風が強く、ほぼ聞こえませんでした!しばらくすると、大きな島々が見えてきます。さあ!下船の準備をしなくては!!
10:50、定刻よりやや早く「おがさわら丸」は父島の港に到着しました。
あっという間に24時間の船旅を終えました。よーし!父島へレッツゴー!
港に降りると、島の人々が看板を持っています。今回お世話になる「ペンションキャベツビーチ」の看板へ集まります。
11:30、宿泊先「ペンションキャベツビーチ」に到着しました。
水色の外壁と南国を感じさせる植物に囲まれた可愛らしいペンションです。大きなホラ貝の灰皿も見逃せません!
館内の説明を聞いた後、皆様とは一度解散。13時から父島島内観光ツアーに参加します。
13:00、ガイドさんの車に乗って父島島内観光ツアー、スタートです!🚙
ガイドの車で父島をぐるっと時計回りに1周します。父島は坂道が非常に多く、森のほとんどは国有林のため簡単には切り開けないそうです。
非常に日差しが強く、気温も高かったので、車で父島を回れたのはとても助かりました。
13:20、ウェザーステーション展望台に到着。父島の北西部にあり、展望台からは兄島や南島が見えます。ここは夕日の絶景スポットでもあり、冬にはザトウクジラも良く見えるみたいです。
14:30、電波望遠鏡を見学しました。日本には4つの電波望遠鏡があり、複数の地点から観測を行うことでより正確なデータが得られるようです。
パノラマが真上を向いている時はお休み中の証拠です(空気抵抗を極限にまで減らすため)。
ちなみに、私は大学時代天文部に所属しており実は他の3地点の電波望遠鏡は行ったことがあったので、ついに日本にある電波望遠鏡を制覇いたしました!!
15:40、島内観光ツアーの最後は、小笠原海洋センターに到着。ここでは可愛いカメがたくさん飼育されており、餌やり体験もできます。カメの大きさごとに飼育されている水槽が異なり、カメ達の成長を観察することができます🐢
17:30、島の居酒屋「丸丈」へお邪魔しました!
小笠原では「ウミガメ料理」が食べられることを知っていましたか?海洋センターで可愛いカメを観察して直ぐだったので、皆さん躊躇していました💦
ウミガメの刺身(写真上)、煮つけ、卵、その他ウロコのから揚げやゴーヤの肉詰めをいただきました。こちらの大将は小笠原やウミガメについて博識な方で、お一人様でもお気軽には入れるお店でした。お邪魔しました!
19:00、まだまだ観光は続きます。この日はナイトツアーにも参加しました。オガサワラオオコウモリや昼に見た電波望遠鏡のライトアップを観察しました。
なかでも一番の衝撃だったものは、夜中に光るキノコ「グリーンペペ(ヤコウダケ)」です。
シイタケほどの大きさかと思っていましたが、なんと小指の爪ほどの小さな小さなキノコでした🍄常時いつでも見つけられるものでもなく、キノコ自体も2,3日しか光らないそうです。観察できてラッキーでした!
ちなみに、電波望遠鏡のライトアップはオレンジ色に照らされて、大きなキノコのように見えるので「オレンジペペ」という愛称で親しまれているみたいです。
20:00、傘山展望台付近で満天の星空を観察しました。
肉眼で天の川の白いもや(無数の星々)や夏の大三角、イルカ座、カシオペア、北斗七星を観察しました。天の川の正体は、約2,000億個の星が集まる「銀河」です。
地球や太陽、木星だって天の川を形成する小さな星の1つです。私たちも天の川銀河の一員であることを再確認しました。
21:00、ペンションに到着しました。父島に到着した初日から大・大・大充実の1日でした。🌙
3、ボートに乗って父島の海へ!
9月4日 7:30、おはようございます🌞この日も快晴でした。
9:10、「海のボートツアー」へ参加しました。ここ最近で一番のお天気だったみたいです。
見てください!この果てしなく続く青い海!!
10分ほど海を進むと、野生のアオウミガメと遭遇しました。こちらをしばらく見た後、海の底へと潜っていきました。
そのまた10分後、ハシナガイルカの群れと遭遇しました。30頭ほどの群れを成しており、その後も2,3回ハシナガイルカの群れと遭遇しました。
ハシナガイルカは夜行性で、私たちが見た群れは今から寝床へ向かうようで、みんな動きがゆっくりしていました。ハシナガイルカさん、おやすみなさい。
10:00、「V」字の溶岩に赤土が積もり「♡」の形になったといわれる「ハートロック」を見ました。
10:30、ミナミバンドウイルカの群れを発見!!ミナミハンドウイルカは人懐っこいイルカとしても知られており、ハシナガイルカより少し大きい種類です。
皆さん、シュノーケルの装備を装着し、一緒に泳げるタイミングを伺っています…。
ガイドさんの合図とともに、一気に飛び込み、ミナミハンドウイルカの群れを追います。
透明な海の中でイルカと泳ぐ一生の思い出ができました!!🐬
11:00、南島へ上陸しました。南島はサンゴ礁の隆起と沈殿によってできた珍しい島です。
小笠原に行ってことがない人でも、この美しい扇池の景色を見たことはあるのではないでしょうか?
海況によっては上陸できないこともあるみたいですね。足元が悪い箇所もあるので、マリンシューズかスポーツサンダル(かかとが固定されているもの)でお越しください!
扇池の砂浜には絶滅したカタツムリ「ヒロベソカタマイマイ」の化石がコロコロと転がっています。お土産に1つ持ち帰りたいですが、持ち出しは禁止されています。
12:30、ボートの上で昼食後、午後は兄島と父島の中間、「キャベツビーチ」にてシュノーケリングの時間でした。
透き通った海の底で様々な種類のサンゴがお出迎えしてくれました。
サンゴの周りを色鮮やかな熱帯魚が踊っていました。
14:30、場所を変えて別のスポット、「製氷海岸」にてでシュノーケリングの時間でした。
少し場所を変えると観察できるサンゴと魚の種類がガラッと変わります。「製氷海岸」は枝状のサンゴが一面に広がっていました。
15:10、海のボートツアー終了!
顔も腕もコンガリ焼けて、「島人」の仲間入りした気分でした!
昨日の島内観光ツアーで「内側から」見た父島を海のボートツアーでは「外側から」観察しました。見える角度が違うと、また変わった感動と高揚感を感じられました。
初日の「父島島内観光ツアー」と翌日の「海のボートツアー」はセットで参加することを強くオススメします!
18:00、昨日とは打って変わって洋食ダイニングの「チャーリーブラウン」にお邪魔しました。
島で採れた食材の創作料理が人気です。島の食材を使ったカルパッチョやピザ、フリットをいただきました。この日はナイトツアーも無かったので、みんなで盛り上がりましたね!!
⇓まだまだ、父島ツアーは続きます⇓
4、固有種の眠る父島の森の中へ!
9月5日 7:00、おはようございます。この日もまたまた快晴でした🌞
さて、この日は海の上から見た「ハートロック」に実際登ります!
8:50、お弁当を持って登山口へ。道中にお手洗いが無いので、登山口にあるお手洗いを
必ずご利用ください。
登る前にまず、念入りにブラシで靴裏の汚れを取ったり、粘着剤で衣類の汚れを取ります。
これは、小笠原の希少な自然や固有種を守るために行われています。
終盤までは急なこう配も少なく、ガイドさんの説明を聞きながら小笠原の固有種、外来種の動植物を見ることができます。
道中で第二次世界大戦中に使われていた軍の通信施設や車、食器が散見されます。
現在は美しい緑に囲まれたこの地も、戦時中は米軍の軍事進行を防ぐための島全体が大きな軍事施設であったそうです。
父島は、海岸に座礁船や岩壁に壕を見つけることができ、日本の歴史を学ぶためにも大切な存在であるとも感じました。
さて、そんなこんなでズンズン山道を進むと、開けた場所に出ます。「ハートロック」の頂上はもうすぐそこです!
11:40、終盤に差し掛かると急こう配が続きます。
12:00、ハートロックに到着しました!♡
昨日は海の上から見上げていた「ハートロック」に登り、この日は小笠原の海を見下ろしていました。
岩なので日陰がありません。激しく照り付ける日の下でお弁当を食べました。見晴らしの良い場所で食べるお弁当は、最高でした!
気持ちよかったな~。あの感動と満足感は言葉では表しきれません。空気がおいしくて、気持ちがスッキリします(う~んうまく伝えきれない💦)。
14::00、帰り道は域とは違うルートで帰りました。ガジュマルの森は印象的でした。
皆様、疲れているはずなのに次々とガジュマルの木に登り始めました。
私の家で育てているガジュマルも今は手のひらサイズの植木鉢に居ますが、窮屈しているのかもしれませんね、、、。
もっと大きい植木鉢&私の家を考えなければ、、、。
16:00、登山口まで帰ってきました。
登山口の目の前にコーヒーショップがありました。
小笠原ではコーヒーの生産もしているのをご存知でしょうか?
本土へ売り出すほどの栽培されていないので、本土の人間にとっては珍しいコーヒーみたいです。
小笠原のコーヒーは、苦みが少なく、ブラックコーヒーが苦手な方でも挑戦しやすい味でした。
トレッキング後にオススメの一杯です!☕
18:00、居酒屋「茶里亭」にてご夕食
島ラー油の塩焼きそばと島魚の刺し盛りが美味しかったです!
ごちそうさまでした!!
5、「行ってきます!」
9月6日 8:00、この日も快・快晴ッ!!★でした。
父島の最終日は、各々オプショナルツアーにご参加いただきました。
「シーカヤック」や「戦跡ツアー」、他にも釣り、港付近の散策など。
最終日も、皆様大忙しでしたね💦
そのころ、私はずっと気になっていたハンバーガー屋さんへ足を運びました。
これ、何のハンバーガーだと思いますか?
実はこれ、サメのハンバーガーなんです🦈
サメの希少部位をアレンジして作ったハンバーガーです。
味は白身フライのような味でした。美味しかったですよ~!
ぜひチャレンジしてみてください。
15:00、おがさわら丸、本土に向けて出港!!
おがさわら丸に乗り込んでからも、見逃せないイベントがございます。
それは…「盛大すぎるお見送り」です。
おがさわら丸の展望デッキからは、父島の皆さんの温かい見送りを見届けることが出来ます。
昨日までお世話になったガイドさん、宿のスタッフさん、島民の皆々様がおがさわら丸が見えなくなるまで手を振ってくれます。
ボートでおがさわら丸と並走してくださる方もいらっしゃいます。
皆様、こう言います。
「行ってらっしゃい!」
それは、本土から1000km離れた島に来てくれたことへ感謝し、
これから始まる24時間の船旅の安全を願い、
そしてまたこの地にはあなたの居場所がある、
という温かい意味が込められていると私は思いました。
そして、おがさわら丸で本土を目指す人々はこう言うのです。
「行ってきます!」
「さようなら」は言いません。
いつかまた、見送ってくださった島の人々との再開を願って。
小笠原諸島が見えなくなるまで私は展望デッキから島々を眺めていました。
これからまた、長くて短い24時間の船旅が始まります。
9月7日 15:00、おがさわら丸は竹芝の港へ定刻通り到着しました。
大きな怪我も無く、全員無事に帰ることができて一安心です。
今回のご旅行に参加いただきいた皆様がこれからも別の場所で生活していく中で、ふと小笠原で過ごした6日間を思い出していただけたら、嬉しい限りです。
小笠原は歴史、自然、気候、文化、様々な分野で魅力いっぱいの島でした。
小笠原はリピーターのお客様が多いのも納得です。
いつかまた、「ただいま」とお世話になった方々にお礼を伝えに行きたいです。
たくさんの魅力、感謝、充足感をこのブログで皆様に共有することができたら、これ以上の幸せはございません。
まだ経験したことの無いことが、小笠原にはあります。
機会がございましたら、ぜひ訪れてみて下さい。
まだ見ぬ出会いと感動が皆様を待っています。
これで添乗レポート終了です!最後までお読みいただき、ありがとうございました!
HISエコツアーデスク 竹内
皆さまこんにちは! HISエコツアーデスクの椎名です。
先日、エコツアーデスク企画の「世界遺産 屋久島縦走 宮之浦岳・縄文杉・白谷雲水峡 4日間」のツアーに同行してまいりました!
今年はシャクナゲの当たり年だったそうで、宮之浦岳頂上付近はシャクナゲのお花がたくさん咲いていて、素晴らしい景色でした!
その他、テント泊での美味しいご飯、雨の縄文杉、雨上がりの白谷雲水峡など、感動の連続でした
さっそく現地の様子をレポートしたいと思います!
目次
1、 縦走コース
2、 1日目 屋久島到着!
3、 2日目 淀川登山口~宮之浦岳~新高塚小屋(テント泊)
4、 3日目 新高塚小屋~縄文杉~荒川登山口
5、 4日目 白谷雲水峡
1、 縦走コース
淀川登山口~宮之浦岳山頂~新高塚小屋(テント):
歩行距離: 10.3km
所要時間: 9時間48分(適宜休憩しています)
登り累積標高:933m
下り累積標高:840m
新高塚小屋~縄文杉~荒川登山口:
歩行距離: 13.6km
所要時間: 8時間40分(適宜休憩しています)
登り累積標高:383m
下り累積標高:1,244m
※本来、この日は「新高塚小屋~縄文杉~楠川分れ~太鼓岩~白谷雲水峡」という行程ですが、雨のため太鼓岩・白谷雲水峡には行かずに荒川登山口へ下りました。
「新高塚小屋~縄文杉~楠川分れ~太鼓岩~白谷雲水峡」の場合には、おおよそ以下のような感じになります。
歩行距離: 約12km
所要時間: 約9時間(適宜休憩して)
登り累積標高:約550m
下り累積標高:約1,400m
2、 1日目 屋久島到着!
こちらのツアーは羽田・名古屋・神戸・伊丹・福岡発着から選ぶことができ、屋久島までは各自で行きます。(航空券・高速船乗船券はツアーに含まれています。)
私は羽田空港7:45発の飛行機で鹿児島に9:35着。ここから高速船ターミナルまで直接行くバスもあるのですが、高速船が13:20発でまだ時間がたくさんあるため、その手前の「天文館」というバス停で下車しました。
鹿児島の街をぶらぶら。周辺はお食事をする場所がたくさんあります。高速船ターミナルまで行ってしまうと回転寿司が1軒とコンビニが1軒あるだけなので、この辺りでお昼ご飯を食べるのがおすすめです。後で皆さんに聞いたところ、「黒豚とんかつ」・「豚骨ラーメン」・「天文館むじゃきの白熊(かき氷)」などの鹿児島名物を堪能されたそうです
この辺りから高速船ターミナルまでは歩いて15分程度ですが、大きな通りを真っ直ぐなので迷いません。高速船ターミナルは広くて椅子がたくさんあり、手続き開始時刻まで待ちます。桜島がど~んと見えています。
高速船は1階席・2階席があり、指定席です。乗船手続きの窓口で希望を伝えます。私は船酔いするので「一番揺れない席はどこですか?」と聞いたところ、「1階の真ん中あたり」とのことで、そこをお願いしました。所要時間は1時間50分。ちなみに窓は開かず、外に出ることはできません。大きな荷物を置く場所は1階にあります。
念のため酔い止めの薬を飲みましたが、この日はほぼ揺れませんでした。
屋久島の港に着き、船から下りると現地スタッフが迎えに来てくれています。ここで初めて今回の旅のお仲間10名様が合流です はじめまして!4日間、よろしくお願いします!
車でRAKUSAホテルへ移動し、明日からのルートの説明や、シュラフ・マットなどのレンタル品、食器・アルファ米など一式を受け取ります。その後夕食までは自由時間。明日からの縦走の荷造りをしたり(縦走中に不要な荷物はお部屋に置いて行くことができます)、近所のお土産屋さんをのぞきに行ったり。
そして今晩の夕食は「潮騒」にて・トビウオの唐揚げ・お刺身3種(アカバラ・鰹・スズキ)・酢の物・漬け物・ご飯・お味噌汁。トビウオの唐揚げは揚げたてでとても美味しかったです
夕食後は近くのスーパーにてお酒や行動食などを購入してホテルへ戻りました。
明日は3:00起床なので、早めに就寝です。 おやすみなさい
3、 2日目 淀川登山口~宮之浦岳~新高塚小屋(テント泊)
4:00。ガイドさんの運転でまだ暗いうちにホテル出発です。途中、お弁当屋さんで朝食・昼食用のお弁当を受け取り、登山口手前で車を停めて車内でお弁当を食べました。
お手洗いに行き、準備を整えて、5:48 淀川登山口(標高1,370m)より登山開始。すでに明るく、モミなどの森の中を進みます。歩き始めの気温は12℃くらいでしたが、すぐに体が温まります。
歩き始めてしばらくは所々木道で整備されていたり、木の根で階段のようになっていて歩きやすいです。傾斜もキツくありません。携帯の電波はほぼ通じませんが、標高1,600mを超えた辺りから、ごくたまに電波が通じました。
花之江河を過ぎ、黒味岳分れを過ぎて(黒味岳には行きません)、9:45(歩き始めて約4時間後)頃に森を抜けて視界がパッと開けます。投石平(1,680m)を過ぎると岩場やロープの掛かった急な登りもありますが、危険箇所はありません。
投石岳・安房岳・扇岳の中腹をトラバースし進んでいくと、シャクナゲの花・花・花!
山とシャクナゲの素晴らしい景色に見とれて、なかなか進めません
この縦走コースの嬉しい点として、所々で飲み水を汲むことができます。(ちょろちょろと流れていたり、ホースから出ていたり)そのため、500㎖のペットボトルを2本持っていれば充分で、お水の分の荷物が軽くなるので助かります。
頂上まであと1キロ地点の水場の近くでお弁当を食べました。美味しかったなあ~。
12:30(登り始めから6時間40分)、九州最高峰・日本百名山の宮之浦岳山頂(1,946m)到着!
山頂からは開聞岳、種子島、口之永良部島が見えました!
山頂は風が強く、10分ほど写真を撮って下山開始。最初は緩やかに下っていき、その後やや急な下り、多少のアップダウンをしながら1時間半ほどすると森林になります。
15:35 新高塚小屋(1,500m)到着。すでに小屋はいっぱいだったので、外にテントを設営しました。木のテラスのような平坦な場所なので、マットがあれば充分快適です。
水場はちょろちょろと水が出るホースが1本のみ。石鹸や歯磨き粉は使えません。お手洗いは水洗ではありません。日没後は真っ暗になります。
さて、日が落ちる前に暖かいお洋服を着込み、夕食開始です。(私はとても寒がりなので、上は薄手のフリース・ウルトラライトダウンを着てその上からレインウェア。下はフリースのズボン・ダウンのズボンの上からレインウェアのズボンを履きました。そこまでしなくても良いと思いますが、フリースまたは薄手のダウンは必須です。)
夕食はガイドさんが準備をしてくれます。この日のメニューは・五目ごはん・餃子・さば節のスモーク・地鶏の炭火焼き・茹でとこぶし!
山のテント泊でこんなご馳走が食べられるなんて、感激です!ガイドさんから屋久島の芋焼酎(愛子)をいただき、お湯割りにして飲みましたとても美味しかったです!
こんなにたくさんの食料とテント・ガスなどを背負ってくださるガイドさん。試しにガイドさんのザックを持ち上げてみましたが、重くてとてもじゃないけと背負えません本当にありがたいです。
この日の日没は19:06。明日も早いので20:00頃に就寝です。ちなみに私はモンベルの♯5(Comfort 8℃)のシュラフを持参しましたが、寒かったです。レンタルのシュラフはモンベルの♯3(Comfort 3℃)で充分暖かかったそうです。
予報どおり、深夜2:00より雨
4、 3日目 新高塚小屋⇒縄文杉⇒荒川登山口
4:00起床。テントから荷物をすべて出し、準備が出来た人から朝食です。弱い雨が降っていたため、小屋の軒下でガイドさんからお湯をもらいます。
5:20に出発。歩き初めは薄暗いですが、すぐに明るくなりました。1時間20分ほどで高塚小屋に到着。お手洗いは1つ(水洗ではありません)のみ。ここから10分ほど歩くと・・・・ど~ん!高さ25.3m 、周囲16.4m 最大の屋久杉「縄文杉」が現れます。雨に煙る縄文杉。(標高1,281m)なんとも素敵です。
ここからはほとんどが下りです。この時間になると日帰りで縄文杉を見に来る方が登ってきます。すれ違う時は基本的に登り優先のため、下る側はその都度待つので結構時間が掛かります。
9:35 ウィルソン株(1,035m)到着。推定樹齢2000年と言われる周囲13.8mの切り株の内部が空洞になっており、ある場所から見上げると・・・
ウィルソン株から35分ほど下ると大株歩道入り口(標高910m)。久しぶりの水洗お手洗いですここからは先はず~っとトロッコ道です。雨で森がイキイキとしていました
途中、小杉谷休憩舎にてお昼ご飯。ガイドさんが昼食を準備してくれます。
ウインナー・サラダ・トビウオのさつま揚げ・アルファ米。このタイミングのサラダが、嬉しいです
さて、あとはひたすらにトロッコ道を進みます。トロッコ道はすごーく緩やかな下りなので体力的には全然問題ないのですが、平らな木でできているので登山靴だと足の裏が疲れます。
14:00 荒川登山口(594m)到着~! 到着と同時に雨が止み、暑いくらいです。車に乗って15:00、RAKUSAホテルに戻って来ました。
各自濡れたザックやレインウェアを乾燥室に干したり、お向かいの「縄文の宿まんてん」の日帰り温泉へ行ったり(日帰り温泉もツアーに含まれています。)、お土産屋さんをのぞきに行ったり。
私はまず温泉へ。下山後の温泉は本当に最高です はあ~幸せだなあ~。
18:00にホテルで集合し、車で夕食へ。全員無事に山行を終えたことを祝して乾杯~!!
この日のメニューは・エビフライ2尾・茶碗蒸し・酢の物・漬け物・ご飯・お味噌汁。 エビフライは大きくて揚げたてでとても美味しかったです
ホテルに戻った後、屋久島の芋焼酎をいただきました。(なんと、無料で好きに飲んでいいボトル・氷・お水が置いてあるのです。) これもまた美味しかったです。
おやすみなさい
4、 4日目 白谷雲水峡
出発までに各自チェックアウトをし、大きな荷物は1階の部屋に置いて朝食です。(RAKUSAホテルは素泊まりの宿ですが、無料の朝食セルフサービスがあります。素敵です。)本当は6:00~ですが、6:00出発なので5:30くらいから食べてOKでした。
車で白谷雲水峡入り口に向かっている途中にお猿さんファミリーに会いました。そういえば、宮之浦岳に登っている途中にもお猿さん、ヤクシカに出会いました。(写真は上手に撮れませんでした。)
白谷雲水峡入り口(610m)にてガイドさんから今日歩くコースの説明を聞いて、7:00歩き始め。昨日までのような登山ではありませんが、そうは言っても山道です。
昨日の雨で葉っぱや苔がみずみずしく、輝いています。どこをどう切り取っても素敵で、またしても見とれてしまって全然進めません。
苔むす森に到着。
宮崎駿監督の映画「もののけ姫」に登場する森のモデルになった場所として知られています。数時間ここでゆっくりしたいような、そんな場所です。
さて、緑の世界を引き返し、RAKUSAホテルへ戻って身支度を整え、お昼ご飯へ。今日のお昼ご飯は「かたぎりさん」にて・トビウオのひつまぶし・シフォンケーキ・アイスクリーム。どれも美味しかったです!
今回の旅はご飯がすべて美味しくて満足です
レストランの隣には大きなお土産屋さん「武田館」とおしゃれな屋久杉の工芸品などを扱っている「YAKUSHIMA BLESS」というお店があり、屋久島のお土産をたくさん購入しました。
そしていよいよ屋久島とお別れの時。
仲間に恵まれ、お天気にも恵まれ、屋久島で過ごした時間はとても素晴らしかったです。
ガイドさん、RAKUSAホテルのスタッフにもとてもお世話になりました。また戻って来るね~と約束して、13:10の高速船で屋久島を後にしました。
15:55、鹿児島港に到着し、皆さんそれぞれバスやタクシーを使って鹿児島市内へ。飛行機まで時間があるので温泉に入ったり、鹿児島の街をぶらぶらしたり、鹿児島グルメを満喫したり。
鹿児島中央駅の向かいに鹿児島空港行きのバスターミナルがあり、大きな荷物を入れられるロッカーもあります。
鹿児島空港からはそれぞれの飛行機で帰路につきます。皆さん、楽しい時間をありがとうございました!ご一緒できて嬉しかったですどうぞお元気で。またいつか、どこかでお会いしたいです
ブログを読んでくださった皆さま、ありがとうございました。
エコツアーデスクでは、この他にも心に残る旅をたくさんご用意しています。
ぜひお気軽にお問い合わせください
・同行程の2024年ツアーはこちら!
・スイストレッキングツアー一覧はこちら!
この記事は2部構成となり、後編になります。
まずは【ツアーレポート前編】からご覧ください!
皆さんこんにちは!
HISエコツアーデスクの熊倉です。
今回は2023年8月に催行した【スイス山小屋絶景トレッキング9日間】のツアーの様子をお届けしたいと思います。スイストレッキング旅行を検討中の方の参考になれば嬉しいです!
↓天気が最高に良く、スイスアルプスの絶景を大満喫できました。(写真先出ししちゃいます)
今回のツアーのスケジュール
1日目:チューリッヒ到着、ガイドとツェルマットへ移動
2日目:王道、ゴルナーグラートトレッキング
3日目:"マッターホルン中腹" 憧れのヘルンリ小屋へ
4日目:ヘルンリ小屋でのスペシャル体験、下山して移
5日目:ユングフラウヨッホとアイガー北壁トレッキング
6日目:"天空の山小屋" 絶景のファウルホルン小屋へ
7日目:ファウルホルンから下山し、チューリッヒ空港へ
1~4日目までの様子はツアーレポート前編でお届けしております。ぜひそちらからご覧ください!
前日の夕方にツェルマットから鉄道でグリンデルワルトにやってまいりました。グリンデルワルトはユングフラウ3山「アイガー・メンヒ・ユングフラウ」の麓町で、ツェルマットと並んでスイスで大人気の山岳リゾート地です。
街はハイジを彷彿させるような牧草地にあり、のどかな雰囲気を感じます。しかしそんな雰囲気を飲み込むように、街の背後には巨大なアルプスの岩壁が聳えて立っていて、そのアンバランスな光景に圧倒されてしまいました。こちらのホテルも山岳リゾートらしい暖かい雰囲気。(グリンデルワルトの街並み / ホテルの雰囲気)
5日目:ユングフラウヨッホとアイガー北壁トレッキング↑ここからはイラストMAPで場所を確認しながらご覧ください
グリンデルワルトトレッキングの初日は王道コースへ!
まずは絶対外せないヨーロッパ最高地点の鉄道駅&超有名展望台のユングフラウヨッホへ向かいます。
ユングフラウヨッホに向かう道中、グリンデルワルトから2020年開業したばかりの「アイガーエクスプレス」に乗って、アイガーグレッチャーまで空中散歩。
グリンデルワルトの街を真下に大きな窓から、これまでに見る事の出来なかった景色を楽しみながら6,000mの距離をわずか15分で移動します。
(アイガーエクスプレス / 大きな窓から空中散歩)
アイガーグレッチャーにはこの「アイガーエクスプレス」と「ユングフラウ鉄道」が通っており、ここでユングフラウ鉄道に乗り換えて、ヨーロッパ最高地点駅のユングフラウヨッホへ向かいます。
ちなみにユングフラウ鉄道はアイガーグレッチャーからずっと山の中のトンネルを走るので、残念ながら景色は楽しむことはできません。しかし途中駅で5~10分ほど停車する時間があり、その駅には山の中腹に掘られた展望台がありました!
覗いてみると、万年雪や氷河を見る事ができます。
(ユングフラウ鉄道 / 岩壁に掘られた展望窓)
そしてユングフラウ鉄道に乗ってから約30分、ヨーロッパ最高地点の鉄道駅・標高3454mのユングフラウヨッホ駅に到着!
ユングフラウヨッホには「トップ・オブ・ヨーロッパ」という複合施設が隣接していて、世界自然遺産のアレッチ氷河を一望できる「スフィンクス展望台」や、1年を通して万年雪が楽しめる「プラトー展望台(雪原)」ではユングフラウ3山の1つメンヒの山頂を拝んできました。そして最後は「アイスパレス」と呼ばれる氷の洞窟を凍えながら歩きました(笑)
ユングフラウヨッホエリアは夏でも防寒着は必須!
アイスパレスはマイナス2度でした。。(常時マイナス2度に設定されているらしいです。)
あとは紫外線対策も必要!雪の照り返しで太陽が出ているとかなり眩しく、長時間滞在しているとガッツリ日焼けします。
(ユングフラウヨッホ駅 / アレッチ氷河)
( プラトー展望台 / アイスパレス)
ユングフラウヨッホ観光後はアイガーグレッチャー併設のレストランで昼食を取り、クライネシャイデックまで約1時間のトレッキングです。
このコースの見所は何と言ってもアイガー北壁の真横を気軽に歩ける事。今回のツアーで唯一この日だけ雲が多い日でしたが、それでもアイガー北壁バッチリ見れ、垂直に立ちはだかる岩壁の様に圧倒されました。
道中にはユングフラウ鉄道が始発駅のクライネシャイデックに向かうところも見れて、皆さんカメラを構えておりました。
( ランチはペンネ / デザート付き)
(アイガー北壁に向かって / ユングフラウ鉄道とすれ違い)
クライネシャイデックからは鉄道でグリンデルワルトまで戻り、ホテルへ帰着。明日はこのツアーのもう1つハイライトである「ファウルホルン小屋」へ1泊2日のトレッキング!
今日の雲がどっかに行って晴天でありますように~と祈りながら、寝床につきました。
6日目:"天空の山小屋" 絶景のファウルホルン小屋へ
前日の祈りが届いたのか、この日はとても良い天気で絶好のトレッキング日和!今日は天空の山小屋ファウルホルン小屋への1泊2日のトレッキングになります。
今回もグリンデルワルトのホテルを連泊で同時に手配してるので、トレッキングや山小屋泊に不要な荷物・スーツケースはホテルの部屋に置きっぱなしで楽ちん!
元々フィルストというところまでロープウェイで行く予定でしたが、あまりにも天気が良く、皆様のコンディションも万全だったため、フィルストよりも手前のグロッセシャイデックからより長いコースをトレッキングすることになりました。
(グリンデルワルトからバスに乗車 / グロッセシャイデック)
グロッセシャイデックからファウルホルン小屋まではゆっくりペースで休憩も入れて4~5時間程です。
グロッセシャイデックはグリンデルワルトの東側にあり、アイガー北壁を横から見る事ができます。実際に横から見てみるとアイガーの薄さというか、鋭さにびっくり!稜線はナイフのように薄く鋭く、ナイフリッジそのものでした。
そんな恐怖さえ覚えるアイガーを見ながら牧草地帯をトレッキング。歩いていたら早速野生の牛の群れに遭遇しました。日向ぼっこをしてのんびりしてました。
(トレッキング開始 / 牛さんがのんびり)
グロッセシャイデックをスタートして1時間30分、元々の出発地フィルストまでやってきました!
フィルストはグリンデルワルトからロープウェイで直接行くこともでき、崖沿いを歩ける鉄橋や崖にせり出た展望台がある『フィルストクリフウォーク』は観光客で賑わってました。
私達はこれからもっと素敵な景色に出会えるので、チラッと眺めて先に進みました(笑)
(アイガークリフウォーク / 崖にせり出た展望台)
このコースもしっかりと整備されており、とても歩きやすいです。コース前半は平坦な道が多く、おしゃべりしながらルンルンで歩けます。天気が良いので、私達以外にもたくさんのハイカーの方がいらっしゃいました!
(歩きやすいコース / ハイカーがたくさん)
グロッセシャイデックから約2時間30分、フィルストからだと約1時間歩くと、このコース一番の絶景ポイント『バッハアルプゼー』に到着しました。
バッハアルプゼーは天気が良く、かつ無風という条件が揃うと、湖面にヴェッターホルン、シュレックホルン、フィンスターアールホルンやグリンデルワルト氷河映し出す、ミラーレイク(鏡の湖)になり、その美しさから『アルプスの宝石』と称されているのですが、なんと運が良いことにこの日は無風でミラーレイクを見る事ができました!
(湖面に写るシュレックホルン / 牛さんも見とれてる?)
バッハアルプゼーまで来たら、ファウルホルン小屋まで残り1時間30分の道のり。ここから一気に斜度がきつくなります。道は舗装されてるので歩きやすいですが、これまでのようにおしゃべりしながらだと息が切れてしまうので、会話が少しずつ無くなっていきます(笑)
(ここから登りが続きます / マイペースに行きましょう)
コース前半に比べるとキツイ道が続きますが、山小屋に宿泊するのでロープウェイの最終など気にせずマイペースに歩けるので、そこは安心です。
さらにちょっと辛くなってきたら立ち止まってあたりを見渡せば絶景や牛さんが疲れを緩和してくれます!
(振り返れば絶景 / 牛が癒してくれます)
マイペースに着実に標高を上げていくと、本日のゴール・ファウルホルン小屋が見えてきました。本当に山頂に建っていて "天空の山小屋" と呼ばれているのも納得できます!
あと少しで到着ですが、最後の最後がまた結構の登り道。ただ小屋までの間に結構な数の牛さんがいて、途中途中で「モ~~」と鳴いているのを声援だと思って登っていきます(笑)
(小屋が見えてきました / 最後も登り道)
そして、そして、最後の坂道を登り切って『ファウルホルン山頂小屋』に到着~!
山小屋からは目線の高さ真正面にアイガー・メンヒ・ユングフラウの『ユングフラウ3山』を含むアルプスの360°大パノラマを眺望でき、一気に疲れが吹っ飛びます!!
今回も山小屋のテラスでお疲れ様でしたの「乾杯~!」をしました。絶景を見ながらの乾杯は本当に最高です(笑)
(小屋からの絶景パノラマ / 絶景テラスで乾杯)
ファウルホルン小屋はヨーロッパ最古の山岳ホテルで、歴史と伝統の詰まった山小屋。どこか懐かしい雰囲気すら感じますが、小屋の窓を覗けばアイガー北壁が目の前に。。。
この贅沢はここまで歩いた者だけが味わえる究極の体験です!
ご飯も山小屋とは思えないほどのクオリティ!!
メインのご飯物にパイに食後のクリーム付きコーヒーとお腹いっぱいいただきました!
(小屋のレストラン / 窓を覗く / 窓からアイガー北壁)
(ハヤシライス風 / パイ / デザート)
日が沈む時間になったら、アルプスに沈む夕日とそれに照らされる山々を拝みに、自然と小屋の外に人が集まってきました。
この景色を見てるとなんだかとても心が落ち着き、リラックスした気分になります。自然の大きさ、偉大さをつくづくと感じ、色んな悩みや考え事がちっぽけだな~と感じます。
(夕日の時間は人が集まる / 夕日に染まるアルプス)
7日目:ファウルホルンから下山し、チューリッヒ空港へ
そして、翌朝。日の出の時間になると昨夜見送った太陽が反対側の空からまた昇ってきます。
この日の天気も最高で、地平線の空が徐々にオレンジ色に染まりながら太陽が出てきました。それと同時にアルプスの山々にも日が当たり始め、また新しい1日が始まりです。
(アルプスの朝日 / おはようアイガー)
朝日を見た後は、山小屋でのんびりしてゆっくり朝食を食べて、下山準備。帰りはフィルストからロープウェイでグリンデルワルトまで帰ります。
下山は昨日と同じルートですが、何回見ても飽きない景色。自分のスマホと心にこの景色を刻みながら別れを惜しみつつ歩いていきます。昨日つらかった登り道も下山は楽ちんなので、あっという間でした。
(下りは楽々 / 最後の最後まで絶景)
グリンデルワルトに帰ってきたら、ホテルはレイトチェックアウトで手配してるので、各自お部屋でシャワーを浴びて、着替えをして、スッキリサッパリした状態で鉄道に乗り、チューリッヒ空港へ。
チューリッヒ空港を夜発のフライトなので、ファウルホルンから下山したその日に帰国便へ乗ることができるスケジュール。余計な宿泊がいらないので、旅行日数も1日少なく、効率的な行程でした。
チューリッヒ空港で、現地7日間ずっと同じホテルに泊まりそうこうして下さった日本人ガイドさんともお別れ!7日間ずっと一緒にいたのでとても寂しかったですが、最高の天気と最高のガイドさんと最高のお客様たちで、本当に心に残る旅となりました!
(チューリッヒ空港へ向けて / 最高の旅でした)
今回の旅を通して、できれば実際に自分の足で歩くトレッキング旅をオススメしたいなと強く感じました。
もちろん、鉄道やロープウェイで気軽に行ける展望台観光だけでも楽しめるかもしれませんが、自分の足で歩き、歩いた者しか見る事のできない、味わう事のできない絶景は、何にも代えがたい一生の思い出として深く心に刻まれました!
スイス旅行を検討されている方、いつかは行きたいなと思っている方、行った事あるけどその時はあまり歩かなかったなという方、ぜひスイスへのトレッキング旅へ挑戦してみて下さい!
・同行程の2024年ツアーはこちら!
・スイストレッキングツアー一覧はこちら!