一斉配信第9弾「これってココなの!ロケ地情報!」

「シリアルキラー(連続殺人犯)」という言葉で全世界に衝撃を走らせた映画「羊たちの沈黙」の続編にあたる「ハンニバル」の舞台となったのがイタリア・フィレンツェ

この映画の舞台にフィレンツェが選ばれた理由のひとつは、フィレンツェ近郊で実際に約30年前に起こったフィレンツェ連続殺人事件の殺人犯「フィレンツェの怪物」がレクター博士のモデルとなったから。「フィレンツェの怪物」事件は実際、現在も迷宮入りのまま未解決。confident

映画の中ではこうした史実と小説的フィクションが微妙にシンクロするように設定されています。アンソニー・ホプキンス扮するレクター博士がその身元を偽り日常の生活を送るフィレンツェの街角にはシニョリア広場のBAR「リヴォワール(Rivoire)」早朝のウフィツィ美術館サンティッシマ・アンヌンツィアータ広場などが映し出されています。


ヴェッキオ宮殿テラス 映画の中でも最もcoldsweats02ショッキングなシーンで記憶に残るのは、レクター博士が彼の身元を探り出し密告しようとしたパッツィ警部を殺害し、ヴェッキオ宮殿の正面テラスからその死体を吊るし出すという場面。
彼の祖先(パッツィ家)でメディチ家暗殺計画を企てたフランチェスコ・パッツィが1400年代当時処刑されたのと同じ方法です。フランチェスコ・パッツィは実際にバルジェッロの塔から吊るし刑にされています。
映画のシーンではヴェッキオ宮殿とその前に広がるシニョリア広場が交互に映し出され、なんと観光中の日本人観光客が第一発見者として悲鳴を上げるというおまけまでついています。
(こういうところで観光地フィレンツェの日本人観光客の多さがアピールされているのも見逃せません!!)


ヴェッキオ宮殿正面 さて、今年注目のH.I.S新企画オプショナルツアー「レオナルド・ダ・ヴィンチ幻の壁画の謎:ヴァザーリと周るヴェッキオ宮殿ミステリーツアー」では、この映画「ハンニバル」の撮影舞台となった場所がまた別のミステリーを読み解く現場として登場してきます。

この新企画の提供するミステリーはレオナルド・ダ・ヴィンチ

500人広間


ヴェッキオ宮殿内の500人広間の見学では、レオナルドVSミケランジェロの世紀の巨匠対決の話から始まり、現在レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の壁画「アンギアーリの闘い」を壁の裏から発見すべく調査が進められている「現代科学VS世紀のミステリー」のエピソード、ヴァザーリが残した「CERCA TROVA(探せ、さらば見つからん)」の謎のメッセージ発見の逸話などが紹介されます。


アンギアーリの闘い
ヴァザーリの描いた
「マルチャーノ・イン・ヴァル・ディ・キアーナでのコジモ1世の勝利」
この絵画の裏にあの幻の「アンギアーリの闘い」が?!


Cerca Trova
ヴァザーリが残したなぞのメッセージ
「Cerca Trova」
これを見るためには双眼鏡が必要です。


サンタ・マリア・ノヴェッラ教会 この新ツアーではヴェッキオ宮殿訪問後には、レオナルドが実際に滞在し、壁画準備に取り掛かったとされる元サンタ・マリア・ノヴェッラ教会付属修道院だった場所にあるサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局などの見学も含まれます。

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局入り口 ちなみにサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局は映画「ハンニバル」FBI捜査官クラリスレクター博士の居場所を突き止める重要な鍵となる手紙に残された香水を特別に調合した場所という設定でも登場してきます。

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会内部



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記事執筆は新ツアーの専属ガイドを勤める横山明子さん

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