ミラノ地下鉄緑線(MM2)のSant'Ambrogio(サンタンブロージョ)という駅で降りると
すぐ眼の前にサンタンブロージョ教会があります。
この教会はミラノ最古の教会として有名ですが、アンブロージョという聖人を祭るため建設され、起源は4世紀と言われています。
アンブロージョは古代キリスト教カトリックにおいて4大聖人のひとりに挙げられるほど有名な聖人であり、現在でもミラノを守る守護聖人とされています。
ちなみに守護聖人の日である12月7日はミラノは祝日です。
このサンタンブロージョ教会はその格式もさることながら、その美しい回廊のたたずまいはロンバルディアを代表するロマネスク様式の建築物としても有名です。
この教会は9世紀に造られた漆喰の天井や壁、そして14世紀に有名な建築家ブラマンテなどに主に手を加えられ修復されてきましたが、その年代を追うごとの建築の歴史を垣間見られる重要な資料にもなっています。
教会内部も金細工が施された祭壇や美しい壁のようすなどが特徴的です。
祭壇の裏側には聖人のミイラが安置されていて、常に熱心な信者の方々がお祈りを捧げにやってきます。
この教会は最後の晩餐のある「サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会」から歩いて5分ほどですので、そちらと合わせて時間があるときに寄ってみるのもお勧めです。
住所:Piazza Sant`Ambrogio 15 20123 milano
時間:平日 7:30-12:30 14:30-19:00
日曜、祝日 7:30-13:00 15:00-20:00
HP: http://santambrogio-basilica.it/
Tel: 02 8645 0895
教会内展示室:2ユーロ
記事&写真提供 特派員 佐武辰之佑 こちらもチェック !!