大自然や世界遺産を観光中の感動を
一瞬で打ち消してしまうもの、があります。
それは、落書き。
先日もセドナのトレイルを歩き、頂上に到着!
美しい景色を見ながら深呼吸~!!!
・・・と、その瞬間、目に飛び込んできたのが、コレ。
JESUS (神)
確かに、神々しい世界です。
でも、そんな事、わざわざ、書く必要ありますか・・・?
特に何の宗教も持たない私ですが
どんな神様だって、大自然の中に落書きされて喜ぶとは思えませんし
書いた人には、ご利益どころか、罰でもあたってるのでは・・・、
と思ってしまいます。
せっかくの感動に水を差されて、嫌な気持ちになってしまったので
反対側を向いて、改めて深呼吸~!
・・・・しかし、反対側にも、やっぱりコレ・・・・。
大自然の中でおおらかな気持ちになっていたはずなのに
このカップルの破局を願わずにはいられない
意地悪な気持ちになってきました。。。
気持ち新たに、その中間をむくと・・・・
・・・・その先にはコレが・・・。
油性マジックで書かれています。。。
もう、一体なんで、こんな場所で、ペンやら石やら持って
何か書き込まないと気がすまない人がいるんだよぉぉぉ!!!!
と叫びたい気持ちで一杯に。
せっかくの癒し効果も半減です。
コレを見て、日本人はそんなマナーの無い事はしないよ、
と思う方もいるかもしれません。
それなのに・・・ (ノ_-。)
先日、とても残念なことが起こりました。
アンテロープキャニオンに落書きした日本人の観光客がいたのです。。
これがナバホ族の耳に入り、当然彼らは大激怒。
今後、同じように落書きをする日本人が現れた場合は
アンテロープキャニオンに日本人は立ち入り禁止にするので
以後気をつけるように、
という警告が出されてしまったのです。
アンテロープキャニオンも、モニュメントバレーも、
ナバホ族にとっては、とても神聖な場所。
今でもナバホ族の管理下に置かれ、
国立公園(ナショナルパーク)ではなく、
先住民族公園(トライブパーク)として、運営されています。
毎年、何万人もが訪れる、アンテロープキャニオン。
その99・9999%の観光客は、落書きなど考えもしないはずですが
たった1人の心無い行動の為に、
私達、日本人の全てが観光機会を失うかもしれない危機にさらされています。
グランドキャニオンでも落書きは大きな問題で
国立公園や、ツアー会社で再三注意をしているにも関わらず
あちこちに、名前やら文字やらを書く人が
(少ないとはいえ)後を絶ちません。
自然であれ遺跡であれ、観光資源は、人類の宝。
それを傷つけたり、汚したり、
ましてや、落書きするなんてもってのほかです。
とっていいのは写真だけ
残していいのは足跡だけ
Take Only Pictures, Leave Only Footprints
これを読んでくださっている皆様は
落書きなんてしない方ばかりだと思います。
もし、どこかの遺跡で、観光地で、落書きしている人を見かけたら
勇気を持って注意するか、
近くにいる係員や、旅行会社関係風の人に伝えて下さい。
英語ができなくても、落書きしている人を指差せば、伝わるはずです。
HISラスベガス支店では、
皆さんの役に立ったり、ちょっと笑ってもらったりするような
楽しいブログ記事を目指していますが
今日は、ちょっと悲しいお知らせでした。
BY:AY