こんにちは
久々のブログ更新です。
青島はもうすっかり冬です。
0度を下回った日も何日かありました。
これからはもっと寒くなると思うと。。。
聞いた話だと、氷点下十何度になるときもあるそうです。
港町だから、風も強いし
今の時代では、暖房のような便利なものがあるから、
冬は随分楽にしのげるようになりましたが、
私がまだ少年だった頃には、家に暖房なんて贅沢なものがなかったので、
それはそれは大変でしたわ。
それでも、冬になると、
楽しみにしているものがありました。
それは「冰糖葫芦」、別名「糖球」です。
中国人ならみんな知っているものですけど、
日本人の方にはピントこないかもしれないですね。
「冰糖葫芦」とはこういうものなんです。
旬が冬の果物―サンザシを串刺しにし、高温で溶かした氷砂糖をまきつけて出来たものです。
それはもう甘酸っぱくて、くせになるくらいのいっぴんです。
なんか作り方にはコツが要るみたいです。
うちのおばさんが一度自家製の「冰糖葫芦」をみんなにたべさせようと、家で作ったことがあります。ざっと見ればうまそうに見えたんですけど、実際に食べてみたら、上下の歯がねばねばする氷砂糖でくっついちゃって、食べるどころか、ろくに噛むことも出来なかった。(本番なら、表面の飴が透明でぱりぱりするはずですけど)
その時は笑いましたね。
中国昔の医書にはサンザシの薬用効果に関す記述が多く見られます。それらによると、数え切れないほどの薬用効果があるのですが、一般的に知られているのは
消化機能をよくすること、
喘息、咳を防いだり、和らげたりすること、
血行をよくすること、
腹痛下痢などを抑制すること
。。。。。。
です。
家ではよく、サンザシに水と氷砂糖を入れて煮込んだものを食べました。
それは、私にとっては「冰糖葫芦」よりもおいしいものです。
たぶん、皆さんがよく言うおふくろの味がするからだろうな。
今や、冰糖葫芦ファミリーが出来るくらい、サンザシだけじゃなく、いろんな果物(みかん、りんご、キウイ、バナナ)、プチトマト、長いも豆?などで出来たものも続々登場
青島では、1990年から「冰糖葫芦」のお祭り--「糖球会」をやり始め、以後その伝統が受け継がれ、毎年旧暦1月16から3日連続で、青島市四方区の海雲庵で行われています。
お祭りには、「冰糖葫芦」を中心とするグルメ屋台が立ち並ぶほかに、武術・劇・雑技などのパフォーマンスや伝統工芸品の展示会もあって、毎年大盛況だったみたいです。
旧暦の1/16だから、2012年は公暦の2/7から始まるでしょうね。
時間あったら、私もいってみようかな。
たぶん、混雑は避けられないと思うんですけどね。
「糖球会」のホームページもありますよ。
http://www.qdtangqiu.cn/n241/n976155/firstindex.html
中国語版のものですけど、
まぁ~ ピクチャだけ見るのも面白いから、
興味ある方は見ててね。