2023.10.03

ナマステ~✋



皆さんおひさしぶりです!

今回はインドマイナー都市【ラクノウ(Lucknow)】への旅行記です。



インドといえば、アグラ、ジャイプール、バラナシなどが定番観光都市ですが、

この記事は「そんなのもう行きつくした!新たなインドの魅力を開拓したい!」

というインド玄人の方向けです。インドは都市ごとに特色が違い、飽きないです。




ラクノウ(Lucknow)は、アグラのあるウッタル・プラデーシュ州(通称UP)の州都で、首都デリーからは列車で8時間ほどです。

ちなみにUPは犯罪が多く比較的治安の悪い州として有名ですが、インド最大の人口を誇ります。



~旅のはじまり~Img0233

さぁ旅のはじまりです。

ラクノウへ向かう寝台列車に乗るため、ニューデリー駅(New Delhi Railway Station)へ向かいます。

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(深夜のニューデリー駅駅舎の様子。ライトアップされて綺麗です)



長距離の移動でも大変安価のため、列車はインド人にかかせない移動手段です。

例えばラクノウへ向かう一番下のクラスの列車運賃はなんと150ルピー(約300円)です。

約8時間500kmの道のりでですよ!信じられませんcoldsweats02

ただ自由席なので席の奪い合いや強盗など、圧倒的に乗客の質が悪いので、100%おすすめしません!(※私も乗ったことないので、どうしても試したいという方は自己責任で!現地の方ですら避けるほどです。)

ですので、貧困層の方でも手出しの出来る列車は大人気。駅舎の中外にはたくさんの方々が雑魚寝しています。(最初は衝撃でしたが、もう見慣れましたね。笑)

今までは3等車しか利用したことがありませんでしたが、今回はちょっと贅沢して、はじめて2等車(2AC)を選んでみました。

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(2等車の様子。カーテンで仕切られて、プライバシーが守られます)

ここで豆知識flair~インド鉄道編~

インドの鉄道には大きくわけて寝台車、イス車の2つがあります。

■寝台車・・・座席がベッドタイプのいわゆる寝台列車

■イス車・・・座席が椅子タイプの列車(日本ではこちらが主流)

長距離移動の多いインドではイス席の列車は珍しく、数本しか走っていません。しかもお値段も高く食事などもつくので、高級列車あつかいです。

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(帰りに利用したイス車の様子)



また、寝台車はざっくりと1AC、2AC、3AC、SL、イス車はEC、CCのクラスに分かれます。

ACというのはAir Conditioner(冷房付)で、その中でも、1等、2等、3等と別れており、

1等は1セクションに4ベッドのみかつ扉(鍵付き)で仕切られている。

2等は1セクションに4ベッドのみだが仕切りはカーテンのみ。

3等は1セクションに6ベッドかつ仕切りなし

SL(Sleeper)は3等と同条件だが冷房なし、

というような違いがあります。

名前がややこしいので、「スリーパーじゃなきゃ寝台車じゃない」と勘違いしてしまう方もけっこういます。

(私も昔はそうでしたcoldsweats01 スリーパーが下から2番目で冷房もないとは思っていなかった)

スリーパーより下にGenetal(一般)というのがあり、こちらが先ほど150ルピーと紹介した自由席で、座席の奪い合いが起こります。ちなみにこのクラスのみオンラインでの予約は不可で、駅での予約のみ可です。




また、セクションというのは下の写真を見て頂ければイメージしやすいかと思います。

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(画像拝借元:What is the difference between 3AC, 2AC, and 1AC in Indian Railways? - Quora Aadi Anuragさんの画像)



インドの列車では、左右に2、上下に2~3つのベッドが並んで1区切りとなっています。

ご想像の通り、3等は上下に3ベッドあるので、窮屈です。(個人的に真ん中が一番つらい)

また基本的に席を選ぶことは出来ませんので、どの席に当たるかは運です。

(一緒に予約した方は最低限同じか近くのセクションにアサインしてくれます)



Mainqimg0ef45953a3c2ef71c71b1611dd8 (画像拝借元:What is the difference between 3AC, 2AC, and 1AC in Indian Railways? - Quora Aadi Anuragさんの画像)

1~2等車は上下に2ベッドしかなく、ゆったりと出来ます。

1等車はセクションごとに扉があり鍵をかけることが出来ますが、1人旅の場合はまったく知らない人と鍵のかかった部屋に閉じ込められることになるので、むしろ危険じゃない?と思っています。

なので、個人的に寝台車の中では今回選んだ2等車がベスト!と思っています。

カーテンで最低限のプライバシーは守られるので凄く快適です!

(ちなみにイス席のEC、CCには特に大きな違いはありません。少し席が広く清潔なぐらい?だそうで、私はラクノウからデリーへの帰りに初めてイス席の列車をCCクラスで利用しましたが、何ら問題はありませんでした。)

以下ちょっと閲覧注意danger:列車内のトイレは基本的にあまり清潔感はないです。等級ごとに多少の差はありますが、ちょっとマシになるぐらいで綺麗ではないです。(インドを旅する方ならそれぐらいの慣れっこですかね)

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~~~~~~~~~~~~~



インドの列車について語っているだけで長くなってしまったので、今回はここまでとします。(まだ旅にすら出かけていない。苦笑)

ちなみにインド支店ではインドの鉄道の代行予約も承っております!

公式予約サイトはすべて英語でよく分からない、、万が一乗車できないなどトラブルがあった時が不安、、などという方はぜひ弊社でご予約ください。happy01

代行予約だけではなく、ご質問への回答や、万が一のトラブル時のサポートもさせて頂きます!

ご予約はこちらから👉【インド】各主要都市行き 鉄道・列車チケット予約 <IRCTC登録不要/e-チケット対応>

ではまた次回の記事で!Dhanyabad traindash

2023.08.22

みなさん、ナマナマステ〜paper

今日も前回の記事のつづき(今回でFINAL)です!



前回はオールドデリーにある素敵なホテル「Haveli Dharampura」で提供されるディナー、インドのストリートフードをお洒落にアレンジしたコース料理についてご紹介しました。

今回は、ホテルの内観を少しご紹介したい思います。



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Haveliホテルのエントランスである大きな門をくぐると屋上まで吹き抜けのホールが現れます。

控えめな噴水がかわいいですね。



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こちらは屋上からホールを見下ろした図。

ジャイプールに行ったことがある方はお気づきかと思いますが、インドの歴史ある宮廷や邸宅はこのような作りをしていることが多いです。



 

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ホールの奥にあるのが前回の記事でご紹介したコース料理が提供されるレストラン「Lakhori」で、ホールの手前には実際に昔使われていた隠し金庫(床下収納)がそのままの形で残っています!



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階段を登って(エレベーターもあります)2階に上がると、客室ゾーンです。

ボトムからスイートまで3つのカテゴリーがあり、面白いのが同じのカテゴリーの中でも決して同じ作りの客室がないことです。

これももともとホテルにするために作られたわけではない一般の邸宅を改装したがゆえ、とも言えます。

何度泊まっても新鮮で飽きないですね!

運がよければボトムカテゴリーでも、上のカテゴリーより広くて素敵なお部屋に泊まれちゃいます(笑)

ちょっとギャンブル。

ちなみに客室は全部で14部屋しかなく、いわゆるブティックホテルです。



また各部屋にはそれぞれムガル帝国時代の城塞都市であったオールドデリーを取り囲む門(Kashmere Gate、Lahori Gate、など)の名前がつけられていて、

客室の鍵はなんとごっつい南京錠です。細部にもこだわりを感じますよね。



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さらに上の階に上がると、ででん!これはなんでしょう?

実はこれ大昔に実際に使用されていたシーシャ(水タバコ)なんだそう。

(でかすぎ。。)

筆者はシーシャ好きなので、実際にこれが吹けたら最高なのにな〜と想像してしまいます。



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さて、屋上まで上がると素敵なルーフトップバーがあります。

エスプレッソマティーニを楽しみました。(おいしい!)



屋上はさらに上まで上がれるようになっており、ここではカイト(凧揚げ)を楽しんでいるお客さんがたくさんいらっしゃいます。

凧揚げは競技鳩とならぶオールドデリーの2大スポーツなんだとか(知らなかった)



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凧揚げはホテルスタッフの青年(オールドデリー出身で幼い頃から凧を嗜んでいるプロ揚げ師)が指導してくれます。



実際に凧揚げを楽しんでいると糸が突然ちぎれます!(なぜ!?)

これは「負け」なんだとか。。近くで凧を揚げていた近所の少年に千切られました。彼の勝利です。

20世紀を過ぎてもアナログな遊びを楽しめるオールドデリーの人たちは幸せ者ですね。



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オールドデリーの夕景とともに楽しむ凧揚げはなんとも言えぬ味わいがあります。



オールドデリーでは狭いエリアに多くの住居が密集しているので、屋上からは近所の方々の生活を垣間みることができます。

屋上で団欒している家族、建設中の大工さん、競技鳩の練習をしているおじさん、など。。



Img_0110 こちらはベッドで寝ている母猫と子猫。(かわいすぎる。。)



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ちなみにHaveliホテルのロケーションは抜群で、夜にはライトアップされたジャマー・マスジッド、ラール・キラー(レッド・フォート)、その他有名な各宗教の寺院を屋上からとても近くに望むことができます。



さて、今回でHaveliホテルの特集は終了です。

みなさんもオールドデリーに寄る機会がありましたら、ぜひ宿泊してみてください。



heart01ご予約はこちらからheart01

それではまた〜

2023.08.07

みなさん、ナマステ〜happy01

今回は前回の記事のつづきです!



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オールドデリーの雑多な路地裏に現れた荘厳なHaveliホテルの大きな門をくぐると、、

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煌びやかな屋上まで吹き抜けのホールのお目見えですshine

可愛らしい小さな噴水にムガル帝国時代の建物らしい左右対称の窓枠のデザイン。

夜はライトアップされ、とてもロマンチックな雰囲気です。



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すっぱ甘いスパイスの効いた独特な味のレモネードをウェルカムドリンクとしていただけます。



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ホールの奥にあるのはHaveliホテルのレストラン、「Lakhori(ラコリ)」です。

こちらでは日替わりでオールドデリーの伝統的なストリートフードを高級かつお洒落にアレンジしたコース料理を味わうことができます!

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メニューはこちら。

私たちもお言葉に甘えていただいちゃいましたlovely


まずはドリンクを注文。

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インドの定番、Sulaワインのスパークリングです。おいしい〜

(いつかSulaワインに関する記事も書きたいですね。)



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コース料理の最初に出てきたのは、「Kanjee(カンジー)」という消化に良いドリンク。

パンチの効いたお味、、!

これでスパイス効いたインド料理をいっぱい食べる準備は整いました。笑




その次に出てきたのは、インド人ご用達ストリートフードを

ちょっとお洒落にアレンジしたスナック2つです。



こちらは老若男女問わずインド人が大好きな「Chaat(チャート)」。

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ほうれん草を揚げた天ぷらのようなものにヨーグルトやコリアンダー、ざくろを乗せています。

普通のチャートでほうれん草を使っているのはあまり見たことないので、面白いですね。

味は甘酸っぱいです。


これはインドガールズに大人気な「Pani Puri(パニ・プリ)」(「Gol Gappa(ゴル・ガパ)」ともいう)です。

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通常穴の空いた丸いスナック菓子の中にスパイスの効いた辛いスープを入れて、

一気に口に放り込んで食べるのですが、

こちらではスナックの中はすでにヨーグルトソースで満たされていて、

辛いスープは別で味わうスタイルとなっています。



インドのスパイスに慣れていない外国人向けに辛くないソースもあり、有難いですね。



実は私、どちらのスナックも苦手意識があったんですが、、(口の中がカオス状態になるため)

不思議とこちらでは美味しくいただけましたdelicious




お次は前菜の2品です。

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コロッケのようなものをじゃがいもトマトスープに付けて食べるお料理、「Kachori(カチョリ)。



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チキンティッカ(タンドリーチキンの骨なしバージョン)と、

インドの豆腐みたいなチーズ「Paneer(パニール)」です。



スープやサラダを間にはさみつつ、、

メインはやっぱりカレー!!🍛

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豆(ダール)カレーや、じゃがいもカレー、バターチキンカレー、シャヒパニール、マトンローガンジョシュなど、インドでは定番のカレーがたくさん楽しめます。



最後にデザート。

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私も大好きで定期的に食べてるインドの濃厚なアイス、「Kulfi(クルフィ)」ですheart04

ん〜安定のおいしさ!




ディナー中にはインドの古典舞踊の1つ、カタックダンスのショーも楽しめちゃいます!

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すみません、レストランについて語っているだけでまたけっこう長くなってしまったので、

その他のホテルの設備などについては次回お話しようと思います。



それではまた!!paper

〜Part3へつづく〜



HIS デリー支店

2024.03
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