インドの日常 2025.06.26

インドの犬シリーズ 5.

これまで散々犬に噛まれた話をして皆さんを脅かしてきましたが、心を平静に保ち、犬を刺激せず、犬の生活空間を尊重すれば、犬も人も、お互いに穏やかに日々を過ごすことができるでしょう。

知らない犬にはこちらから近付かず、無視するのが基本です。
Img_20250531_020614203_2

その上で、野良犬と仲良くなる最短の方法は、やはり食べ物🍗でしょうか??
犬を無視し距離を取った状態で、食べ物のかけらを犬の近くに落としてみます。初めは少し警戒されても、犬が興味を持ったら、何個かかけらを落としているうちに向こうから距離を縮めてきます。こちらから近付かず、犬の目を直視しないことを心掛けます。危険がないと判断したら、徐々に向こうから近づき、手から食べ、触らせてくれ、仲良くなれるでしょう。

近付いて来ない犬、手から食べない犬、触らせてくれない犬には、無理強いしないことです。今日ダメでも徐々に顔見知りになり、明日には大丈夫になるかもしれません。

一方で、人好きで警戒心の少ない犬は、食べ物がなくても、気が向けば向こうから近付いてきて、直ぐに仲良くなれるでしょう。

ところで、皆さんは犬の「鼻ツン」をご存知でしょうか。
昨日、近所を歩いていると知らない犬に手を「鼻ツン」されたので、ご紹介まで。

「ねぇ、誰?」、「遊んで」、「かまって」、みたいな意味らしいです。仲の良い犬が私を見付けて追いついて、後ろから脚に「鼻ツン」されることが多いのですが、昨日は手に、犬の濡れた冷たい鼻が当たりました。振り返ると、1歳になっていない、若い、白に茶ブチの、可愛い犬でした。あらゆることに興味津々のお年頃。こちらが立ち止まると、匂いを嗅いで納得したのか、そのまま立ち去って行きました。次に会ったときは、もう少し距離が縮まると良いなと思っています。

Img_20250528_072600072r_3

※写真の犬は別の「鼻ツン」犬です。



インドの野良犬は厳しい環境で生き抜くため、自分で観察し、考察し、慎重に行動するという意味で、頭の良い犬が多いなと思います。人の命令を理解し順うというような賢さではなく、人の命令が分かった上で状況を判断し、じゃあどうするかを考える賢さというのでしょうか。

個性が強く、一匹一匹に味わいがあり、仲良くなるにつれてその魅力に取り付かれること間違いありません!🤞🏼

ということで、インドの犬シリーズは一旦ここで終了です。また何か折に触れ、追加したいと思っています。お楽しみに!

同じテーマ「」の記事

もっと見る →

    コメントを投稿

    

    HIS デリー支店

    2025.06
    loading...