Dsc_02161_2


こんにちは、台北支店のKです。

前回に続き、国旗屋の料理を紹介します。
米干を中心とする雲南料理が人気を博しています。中華料理、山岳料理、東南アジア料理をまとめた味で、普段の台湾市場ではあまり食べられない珍味です。

(国旗屋のメニュー。雲南料理のため、正直多くの台湾人もどんな料理かわかりません。)

Dsc_0234


今回、筆者は綜合米干、大薄片、碗豆粉の3種類を頼みました。

Dsc_0238


綜合米干とは日本語に訳すと、ミーガンの盛り合わせです。
米干(ミーガン)とはインディカ米を磨いて、ペースト状にして、鉄板に載せて蒸します。出来上がったら、太い麺のようにカットします。

見た目はベトナムのフォーに近いですが、食感は全く違うもので、口に入れると、すぐ溶けます。子供や高齢者にとって、非常に食べやすいです。

Dsc_0249


豚ミンチのスープは見た目は濃そうですが、台湾系のラーメンのようにあっさりとしています。また山岳料理のため、海産物の出汁、食材などが入っていません。日本の方にとって珍しい味だと思われます。

また米で作られているため、ご飯のように満腹感を得られて、労働者にとって非常にコスパが高い料理です。

米干の盛り合わせとは卵、豚肉、豚レバーを一緒に入れたものです。

これ一杯だけで、食欲が満たされて、泰緬孤軍に相応しく素朴な戦陣食らしい料理です。

大碗(Lサイズ):65元(約230円)、小碗(Mサイズ):60元(約210円)

-----------------------------------------------------------------
碗豆粉(ワンドウフェン)

エンドウ豆をゼリーにして、さらにキュウリ、ピーナッツ、唐辛子などを載せて、酢のタレをいれた料理です。

エンドウ豆のゼリー自体はあまり味がしませんが、酢のタレがかかっているため、酸っぱくて、爽やかな味で、東南アジア風らしい料理です。

Dsc_0245


Lサイズ:50元(約175円)、Mサイズ:40元(約140円)

-----------------------------------------------------------------
大薄片(ダーバウピエン)
豚の頭の皮を薄く切って茹でた後、ピーナッツ、玉ねぎ、パクチーなどを載せて、碗豆粉と同じタレを入れた料理です。

台湾の食堂でよく豚の頭の皮を使ったおつまみを見かけますが、大薄片の場合、酢のタレを使うため、全く油っぽさを感じず、爽やかな味です。ビールが好きな方にとって、おつまみに丁度いいかもしれません。

Dsc_0242


Lサイズ:100元(約350円)、Mサイズ:50元(約175円)

-----------------------------------------------------------------
筆者は全部Mサイズを頼んだので、合計150元(約530円)でした。
コスパがよくて美味しかったです。

忠貞市場へのアクセスは、台北駅から台湾鉄道で普通電車に乗り、中壢駅で降りた後、市内バスに乗り換えて約90分ぐらいで到着します。

アクセスはこちら

市場は午後三時を過ぎると、ほとんどの店舗が閉店するので、早めの出発をおすすめします。
台湾の歴史を体験し、雲南料理を食べたい方はぜひ一度足を運んでみてください。

以上、台北支店のKでした。

【国旗屋】
住所:桃園市中壢區龍平路215號
定休日:毎週木曜日

2020.10.20

こんにちは、台北支店のLです。
今回は台北にある2Dの世界、「2D Café」というところに行ってきたのでご紹介したいと思います♪

場所はMRT台電大楼駅から徒歩6分ぐらいで着きます。

2Dとは二次元のことで、
モノクロで統一された店内はどの角度から見ても平面に見える不思議でかわいい、まるで絵本に迷い込んだかのようなお店です!


Image_3

お店の正面はこちらです!
自販機のところは入り口となってます!最初はわかんないのでどうやって入れるか迷ったのですが(笑)


Image_4

最低消費額はドリンク1杯なので必ず注文しましょう!
値段は100~150元ぐらいとなります。


Image_5

内装はすべて手書きで、壁、テーブルやイスなどが全て2D風となってます。
思わずにシャッターをバンバン押しますね!


Image_6

こういうラーメン屋っぽいのところも!


Unnamed3

東京と韓国にも同じ感じのお店があるのですが、
こちらは別の経営者で、マレーシアからのブランドです。
いまではここ以外にもたくさんの新店舗が台北にオープンしたそうですよ!

映える写真いっぱい撮れちゃいますので、
興味があれば行ってみてくださいね。

以上、台北支店からでした。

【2D Cafe 師大店】
住所: 106台北市大安区師大路59巷10号
営業時間:10:30~21:30

知識 2020.10.16

こんにちは、台北支店のKです。

先週の10月10日は台湾の双十節(中華民国の建国記念日)でした。孫文が中国最後の封建王朝、清朝を倒し、中華民国を創立する武昌起義(武昌革命運動/1911年10月10日)を記念すべく、この祝日を双十節と名付けられました。

双十節の日は台湾各地の街道に国旗がはためき、総統府の前に盛大なパレードが行われます。

01



(台北市内で双十節を記念する様子です)

今回は紹介するのは年中に国旗がいつでもはためいている所になります。

場所は桃園市中壢区の忠貞市場の国旗屋です。

02



忠貞市場は台湾の一般的な市場と違い、中国雲南、タイ、ミャンマーを中心とする異国風な料理や食材などが多いです。

03


(忠貞市場の様子)

なぜなら、忠貞市場の周辺にいる住民の多くは泰緬孤軍(タイ/ミャンマーにいた中国国民党の残存部隊)の生き残りとその末裔だからです。

第二次国共内戦(中国国民党と中国共産党との内戦/1945年~1950年)では国民党が敗戦したため、主力部隊は台湾に撤退してきましたが、中国雲南省の残存部隊はタイ/ミャンマーに撤退したため、泰緬孤軍と名付けられました。

撤退後彼らはゲリラ戦を行い中国共産党に抵抗し続けてきましたが、1954年に生き残りの部隊の一部分は台湾に撤退、現在の桃園市中壢区に移住、その後隣の市場である現忠貞市場でタイ/ミャンマー/雲南の食材と料理を販売しはじめたのが始まりとなります。

そんな忠貞市場のシンボルといえば、この国旗屋です。

04



05



06



07



(店の前にも中華民国の国旗歌と国歌に書いてあります)

国旗屋という名前を見ると国旗の専門売店と思ってしまうかもしれませんがここは中国雲南の郷土料理、米干の料理屋です。店の内部、外観、周辺全てを中華民国の国旗で飾っており、インパクトは非常に高いです。

これらの国旗は国旗屋のオーナー張老旺さんが自腹で購入しています。(一部は民衆による寄付するものです。)

08



(国旗屋のオーナー、張老旺さんです。)

店の前の看板と店内の看板にこの国旗屋の沿革が書かれています。

09



10_2


張さんは子供の頃内戦で父はぐれてしまい、母と一緒に難民生活しながら父探しの旅をしていました。

その後無事父と再開できた張老旺さんは9歳の少年兵でありながら、泰緬孤軍の一員として戦ってきました。

毎回の戦闘後、再集合の合図として、張氏の母は手作りの国旗を持って山頂に立ち、泰緬孤軍の部隊を迎えにきました。その国旗のおかげで、張氏親子ははぐれることなく、無事に生還できました。

1953年に張氏親子は中華民国政府の命令に従って台湾に撤退、桃園市中壢区の忠貞新村に移住し、その後は忠貞市場で中国雲南の郷土料理屋の経営を始めました。

張さんが37歳の時、父が亡くなりました。父の遺物を整理している中見つけた当時の手作りの国旗を見て戦争の惨烈さを思い出し、死ぬまで毎日国旗を揚げようと誓いました。

その血で染められた手作りの国旗は父の葬式の時に遺体とともに棺に収められて葬られました。

1990年頃、張老旺さんは料理屋の利益で大量の国旗を購入し、店内と周辺に国旗を飾りはじめまました。

11


12


13


14


(店内の様子、張老旺さんは国旗への愛を十分に感じます。)

15


16


そして毎年の双十節は必ず店の近くの雲南文化公園で自費で国旗掲揚式を行うようになりました。

17



18



19



20



(雲南文化公園/双十節の国旗掲揚式の会場です。)

その情熱に村の人々は心打たれ、やがて掲揚式の規模もだんだん大きくなっていき、台湾の総統も自らその国旗掲揚式に参加するようになりました。

21


(2017年の双十節に、元総統馬英九氏が国旗屋の国旗掲揚式に参加る写真です)


台湾で一番国旗を愛する男はいつの日にか人々に「国旗達人」と呼ばれ、お店も国旗屋と呼ばれるようになりました。

張老旺さんはすでに80歳の高齢者のため、国旗屋の経営は基本的にスタッフに任せていますが、その志は忠貞市場の人々に受け継がれていくでしょう。

国旗屋の雲南料理については次回ご紹介します。

以上、台北支店からでした。



HIS 台北支店

2020.10
loading...
WORLD情報局
カリブブログ一覧