グルメ 北京の味 2022.11.25

古い北京人なら誰もがが知ってる白魁老号飯庄は、有名な清真(ハラール料理)レストランの一つです。

北京の東四隆福寺の「白魁清真館」の羊丸焼き、「東来順」の羊肉しゃぶしゃぶ、「烤肉季」の羊肉焼き、「月盛斎」のロースト羊肉は、北京の4大羊肉店でしたcapricornus

94110cd5fcb227cfa0bcd686dd22a0a有名老舗にふさわしい獅子さんですねleoでも、コロナで閉鎖されることが有ります。

お店の歴史は、

清乾隆四十五年(1780年)、元々隆福寺街88号に回族の白魁さんが、羊肉店を開き牛羊の精肉や内臓等の加工製品を売っていました。彼が作った羊肉焼きは、漬け込んだ羊肉を煮込んでから油で揚げているので、外は香ばしく中は柔らかでした。その後、白魁の羊肉店は「東広順」レストランに変わりました。

「東広順」の隣には、有名な老舗麺料理屋の「隆盛館」が有りました。

「隆盛館」は山西省から来た温さんが清朝初めの康熙年間に開業しました。山西省の麺師は昔から有名で、温さんの手打ち麺は、1本の麺を細く伸ばしお椀いっぱいにすることから「“一窝丝”(1糸の巣)」と呼ばれていました。

温さんの麺に白魁の焼き羊肉を乗せ羊スープをかけて熱々を食べるのが大人気だったそうです。

「隆盛館」は、かまどの様に温かい麺料理が食べれることから、「灶温(かまど温)」と呼ばれ、「東広順」は焼羊の味と主人の腕を称賛し「白魁」と呼ばれていました。

後に「かまど温」と「白魁」は、これら老舗の正式名称となりました。ただ、残念ながら「かまど温」は現在は存在していません。

お店の名前ではなく、親しみと称賛を込めてコックの名前で呼ぶところが食通の老北京人らしいエピソードですねhappy01

その後の物語:

時が経ち、有る時、白魁は王府と問題を起こし訴えられ新疆軍に配属されてしまい、レストランをコックの景福に譲りました。又、景家の4代は、お店を他に譲ってしまいました。

ただ、焼羊の技術と風味は、景福の孫の景寿山に受け継がれていました。

新中国成立後、中国の食文化を伝承する為関係部門は、景寿山を探し技術と味を復活伝承させました。

1989年、中国人民政府は東四隆福寺街一帯の回族等少数民族のハラール食に便宜をはかり、元漢民族の酔仙閣料理店を清真「白魁」の旧号に改築しました。

老舗というのは、200年の歴史の中に色んなエピソードを持ってるものですね。

秋元康氏が有るテレビで有名になるのには人が語りたくなるエピソードが沢山有る事だとおっしゃってました。まさしく、激動の中国で生き残り老舗になるには、語られる歴史が有りますear

現在お店は、交道口店(東城区東四北通り寛街交差点北東の角)と安内店の2軒です。

Photo_2店先には、多種のテイクアウト食品が山積みされてます。

 交道口店は、入って左側は、名物料理を食べられるレストランで、右側は軽食レストランになっています。

Photo_3左側のレストランコーナー1階、2階も有ります。

Photo_4 右側の軽食コーナーです。朝昼晩沢山の老百姓(市民)で賑わいます。

Photo_5收银台(レジ)で注文してウイチャット払い

最近、物価高で昔ながらの北京の朝ごはんを出すお店が無くなってきていますが、白魁老号飯店は、多種類の小吃(軽食)を出しています。北京人の食事の豊かさを感じられるお店です。

 朝食メニュー:門釘肉餅、面茶、糖火焼、油餅、豆汁、豆包湯、豆面丸子、肉まん、豆腐脳、煎餅、豆包、紅豆粥、牛舌餅、羊雑湯ETC.

どれを食べようか迷っているとどんどん抜かされて注文できないままになるので、メニューを決めてレジに並ぶましょうrock

Photo_6 注文してウイチャット払いをして横の受け取りコーナーで受け取り、空いた席に座って食べます。お箸やレンゲもセルフです。サービスを最小限にするから価格が安いのかもしれません。

Photo_7紅豆粥6元と豆乳4元です。紅豆粥は、小豆、ピーナッツ、クコ、ハスの実とかが入りトロリと炊かれていて美味しいです。

老北京の朝ごはんは、安くて、カロリー満点!老北京人と一緒に熱々を楽しんでくだい。

●白魁老号飯庄(交道口店)交道口南大街158号 

https://www.dianping.com/shop/H1ls2EKDLqAb48ZB

●白魁老号飯庄(安内店)安定門内大街195号

https://www.dianping.com/shop/H6dirMqzVWh8AyHA

グルメ 2022.11.25

翠華楼は、創業1940年の老舗名店です。

創業者は、昔、有名だった山東料理の東興楼飯荘の馬松山らが東興楼の番頭の経営に不満を持ち分かれて始めたと言われています。最初は、王府井通りの八面槽(清乾隆時代灯市口西街から東安門大街に8個の官僚の馬の為の水槽が置かれていた事からついた名称ですが、今この名称は残っていません。)

当初は、四合院で営業をしており看板は、書道家の張伯英により書かれています。有名な画家の絵も飾られ、精巧で美しい料理により北京で有名になり「東興楼第二」と呼ばれていました。

開業初期は、蔣介石、孔祥熙、宋美齢、周総理、楊成武、万里、米国籍の華人陳香梅女史、京劇演技芸術家の張君秋、名医の関幼波相等多くの国内外の名士が利用したそうです。

現在は、1991年に再建され伝統的な山東料理と現代的な中華料理をアレンジした人気店になっています。又、新世界百貨店はミシュラン1星や必吃榜に選ばれています。王府井百貨大楼店、東直門銀座店の2軒のチェーン店が有ります。

今回は、ミシュラン1星に3年連続で選ばれている新世界百貨店に行きました。

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このお店のお勧めお料理は、醤爆鶏丁、烩乌鱼蛋汤(イカの卵スープ)、芙蓉鶏片、焼花巻、揚げ団子、九転大腸、翠華楼北京ダック、醤汁桂魚、砂锅鲍鱼煨虎皮凤爪等です。

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一番上の咯吱肘花配金丝小散は、山東省の名物の薄餅に豚の肘肉の煮込みや散子というお菓子を巻いて食べます。北京の朝ごはんの煎餅の元と言われています。

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右下から2枚目は、単なる花巻(パンみたいな主食)と違って、インスタ映えしますshine、大きな花巻を焼いてスライスしたものにフォアグラソースを塗って食べると美味しい~ミシュラン1の味です😋

左上は、砂锅鲍鱼煨虎皮凤爪(268元)アワビと鶏の足をゆっくり土鍋で煮込んだお料理です。中国女子の大好物です。chick

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左上のエビとパイナップル炒めと右上のリンゴムースは、女子にお勧め。

左下のアワビ味チャーハンは、みんな大好き!

大衆点評で割引コースもあるので是非美味しい老舗の味を堪能しに行ってみてください。

https://www.dianping.com/review/680929891?source=m_jump

銀山塔林は、北京市昌平区興寿鎮西湖村に有ります。創健は、唐貞観年間。唐憲宗元和年間から、歴代の名僧、禅師が集まりました。
円寂禅師と大小沙弥の死後、僧の仏門における等級、地位に応じて、法華禅寺境内と銀山山麓に霊塔を建て、形成された塔群を総称して「銀山塔林」と呼ぶようになったそうです。

銀山塔林には17基の墓塔が現存しており、高い塔は20メートル余り、直径は7メートル前後、低い塔は2、3メートルと様々です。塔の形は、庇式塔、覆鉢式塔が主です。密庇と覆鉢の2種類の形式の塔を結合式墓塔もあります、異形塔を建造することは、塔林の中の最上の佳作と言え、中国古代仏教とレンガ建築を研究する貴重な遺産です。

1988年1月13日、中華人民共和国国務院によって全国重点文物保護単位とされました。

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法華寺遺跡:法華寺は本来、金時代の禅寺大延聖寺でしたが、明の宣徳4年(1429年)4月に宦官の呉亮の出資で再建され、正統2年(1437年)に英宗の朱祁鎮により法華禅寺の名を賜りました。元は、正殿、伽藍、祖師堂、回廊、僧房が有りましたが現在は、消滅しており、塔だけが残っています。残っている煉瓦塔には、金代の仏覚禅師、懿行禅師、晦堂禅師、円通禅師、虚静禅師の5人の名僧を祭っています。

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山間に法華寺跡や塔等の遺跡が点在しています。

それほど急な登りではないので、色んな遺跡を見学しながらゆっくりと登ることができます。

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落落洞:昔僧侶が修行したり住んだ所。史記には、重石洞、重岩洞と書かれているそうです。

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説法台:唐の高僧鄧隠峰が説法をしていた所と伝えれています。

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転腰塔:明清時代に修築されたラマ塔で、一部だけ残っています。この塔を左に3周右に3周回れば腰痛や足痛が治ると言われている為、転腰塔と呼ばれています。

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古仏岩:清代の「昌平山水記」と「昌平州記」に記載されている古人によるなごめる物像彫刻です。

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鐘亭から望む法華寺遺跡(塔)

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