皆さん、こんにちは!
突然ですが「ラマダン」という言葉をご存知ですか?
ラマダンとはイスラム教徒が約一ヶ月間、日の出から日没まで「断食」する期間のことです。「断食」はイスラム教徒の義務の一つで、一切の飲食を断つことにより空腹や自己犠牲を経験し、飢えた人への共感を育むことを重視しています。「断食」する時間は日の出ている間なので国・季節により異なりますが、インドネシアの場合は約12時間「断食」する日もあります。
イスラム教徒が多い国インドネシアではラマダンの雰囲気を強く感じられます。
多くのインドネシア人にとって、ラマダン時期と言えば、飲食は重要なイベントです。
特に断断食明けの為の飲食はブカプアサといいインドネシアの文化の一つとなっています。
インドネシアで断食明け(ブカプアサ)によく食べられる飲食を見てみましょう~!
1. ナツメヤシ/デーツ(インドネシア語:Kurma・英語:Dates)
イスラム 諸国では、乾燥したナツメヤシは伝統的に ラマダン 期間中の日没後に最初に取る食事です。この習慣は中東国から来た習慣と言われています。乾燥したナツメヤシはスーパーフードと言われ、乾燥したナツメヤシは豊富な ビタミンC が含まれ、100グラム当り3グラムの 食物繊維 と270kcalのカロリーがあります。このカロリーが断食の後エネルギーを補給できます。
2. Es buah(エスブアー/果物アイス)
エスブアーは果物が入っている飲み物です。様々な果物が入っていて、例えば林檎、ドラゴンフルーツ、苺、メロン、梨、マンゴーなどです。ココパンダンシロップとアイスをつけるとフレッシュなエスブアーになります。ラマダン時期には多くのお店で、このエスブアーは販売されるので、簡単に見つけることができます。特にラマダンフェスティバル*でよく売られています。ビタミンが含まれる果物が断食後の体に良いです。そして甘いシロップがエネルギーを補給します。
*ラマダンフェスティバル:断食期間中、各地で行われる断食明けのイベント
3. Kolak (Koraku)
インドネシアのデザートでヤシの砂糖とココナツミルクがベースです。様々な材料バナナ、カボチャ、サツマイモ、ジャックフルーツ、キャッサバ、タピオカパールなどを加えても良いです。コラクはラマダン時期以外はなかなか見つけづらいので、インドネシアで断食明けによく食べられる物の中で一番人気な物と言われています。甘くて、炭水化物が多い材料が入っているため、断食の後のエネルギーを補給できます。
4. Gorengan (ゴレンガン/ 揚げ物)
Gorenganは小麦粉ベースの揚げ物であり、インドネシアで愛される間食の一つです。普通に食べられますが、ラマダン時期も変わらず愛される間食です。様々な揚げ物があります。甘い揚げ物もあり、塩っぱい揚げ物もあります。塩っぱい揚げ物の例えばはテンペゴレン(テンペを小麦粉に入れて揚げる)、タフゴレン(豆腐を小麦粉に入れて揚げる)、バクワン(様々な野菜を小麦粉に入れて揚げる)。甘い揚げ物の例えばはバナナの揚げ物、スイートポテトの揚げ物です。小麦粉ベースの為、エネルギーを補給できます。
どうでしょうか?
美味しそうですよね。
ラマダン時期にインドネシアにいらっしゃいましたら、
この四つの美味しいラマダンフードを試してみてください!