本当に仮装パーティーへ行ったわけではないので、予めご了承下さい。
…紛らわしいタイトルで失礼しました。
でも、そんな面白いことがあったら迷わず、すぐにブログに載せます。
そんなわけで、先日、フランクフルト歌劇場(Oper Frankfurt
)で「Maskenball(仮面舞踏会)」というオペラを観劇に行ってきました。
*リンク先はドイツ語です。
あらすじは…
Riccardo(リッカルド/上司)はRenato(レナート/部下)の妻Ameria(アメーリア)と不倫関係にありました。
ある時、Riccardoの暗殺計画を知ったRenatoがRiccardoを助けに来ます。
その時たまたまRiccardoとAmeriaが一緒にいたために、その関係がRenatoにバレてしまうのです。
三角関係の不倫の果てにRiccardoとRenato、そしてAmeriaは…
という、昼メロか韓国ドラマにありそうなお話です。
(昼メロと韓国ドラマファンの方々、本当に申し訳ありません)
随分省略して書いていますので、興味のある方は是非見にいらして下さい
実はこのオペラのあらすじも知らず、何語で演じられるのかも知らず行ってしまいました
何はともあれ、とりあえず劇場へ。
劇場に着いたら、まずは重いコートをGarderobe(ガーデローべ)に預けます。
劇場によっては2ユーロぐらい取られることもありますが、Oper Frankfurtは無料でした。
非常に良心的です。ありがとうございます。
ロビーをぐるりと見渡すとドレスアップした方が多かったので、実際に行かれる場合はジーパンなどは避けたほうが無難かもしれません。
因みにワタクシは仕事帰りに行ったのでジーパンなどではありませんでしたが、お世辞にもキレイとは言えない格好をしていたので、早く帰りたかったです。
まだオペラ見てないのに。
事前に少しでもオペラを理解する為にプログラムを買い、少し早めに席について電子辞書を片手に読んでみました。
座席はなんと1列目!
歌手の皆さんの表情がよく見えます。
ところでこのオペラ、あらすじにも書いたように登場人物が少ない割に複雑なお話なのです。
なので、日本人以外の名前を覚えるのが苦手なワタクシは、主役のRiccardoとRenatoの頭文字が同じという理由で途中で話が分からなくなってしまいました。
でも大丈夫です。
実際のオペラではリッカルドとレナートはちゃんと別人で出てきますから!(当たり前です)
私の今後のドイツでの人生が大丈夫かどうかは別の問題ですが。
あらすじを読むことに全力を傾けていたので、すぐに開演時間になってしまいました。
なので、オペラが始まって10分ぐらいは何語なのか分からずに聞いていました。
(オペラファンの方申し訳ございません。ちなみにイタリア語です。)
ドイツ語以外の演目の場合、字幕のある劇場ではドイツ語字幕で観劇できます。
座席ごとに字幕のある劇場もありますが、Oper Frankfurtの場合は舞台の上方に字幕スクリーンのあるタイプでした。
字幕スクリーンが見えません。
というか、4幕目が終わるまで字幕スクリーンの存在にすら気づきませんでした。
…orz
早く… 早く誰か教えてください…
ドイツ語が分かる方であれば、字幕スクリーンがあった方が分かりやすいと思います。
イタリア語はPizza以外の単語を知らないので、もっと早く気づいていれば良かったなぁと思いました。
まぁ、単に迂闊だっただけですが…(泣)
もしもヨーロッパで観劇に行かれるのであれば、折角だし1階席の1列目の中央で!と思われるかもしれませんが、あえて2階席中央の1列目の座席をお勧めします。
音響が良く、舞台全体が見られます。
アリーナ席(1階席)は俳優さんの表情が良く見えるのですが、舞台の床の上で何かが起こっていても見えない、という難点もあります。
また、舞台の上で懐中電灯などの光源を俳優さんが振り回していると、光の攻撃をもろに受けることもあります。
(経験者は語る)
ワタクシ、戯曲に関しては嘘つきません。(演劇狂)
他のことでも嘘をついたりはしませんが。
オペラは17世紀末が舞台なのですが現代風の演出で行われたので、とても受け入れ易く、分かり易かったです。
字幕にもっと早く気づいていれば、より楽しめたと思います。
次回こそは。
フランクフルトだけでなくヨーロッパで観劇される場合は、字幕の有無も調べておくといいかもしれません。
Oper Frankfurtは舞台の上方に字幕スクリーンがありますが、各座席に字幕がついてる場合もあります。
その国の言語の場合が殆どですが、ウィーンの国立オペラ劇場などの大きな劇場は英語字幕があることもあります。
お問い合わせは勿論弊社まで
(アル)