鉄道の旅
2007.05.31
ドイツ鉄道 今年7月から全面禁煙になります
欧州EU諸国で広がる公共の場での禁煙。
すでにスペイン、イタリアなどの国で施行されていますよね。
ここドイツも決して例外ではないのですが、意外にも法律を好むドイツ人が禁煙に関しては、法案可決にずいぶん梃子摺っているようです。
なんでもドイツは欧州でも愛煙家数が多く、タバコ産業に携わる人も多いそうです。禁煙の動きが広がれば、失業者も増えかねないとの見方もあるようですね。
そんな中、ドイツ国鉄(DB)が今年7月1日から全国のローカル線の車内をすべて禁煙にすることを発表しました。
そして、9月からは高速鉄道ICE、ICなどをはじめとする長距離線の車内も全面禁煙になります。これまで喫煙の許された喫煙車はなくなり、食堂車も禁煙となります。
さらに現在は駅の構内やホームに設けた喫煙エリアも9月から全面廃止する計画です。
例えば、フランクフルトからベルリンへはICEで約4時間、ミュンヘンへは3時間強、愛煙家のみなさんには厳しい旅になりそうです。
2000年頃 飛行機の禁煙化が進んだ時、長距離フライトの機内のトイレで隠れて煙草を吸う話をよく耳にしました。
某航空会社の機長が、トイレでの喫煙騒動に腹を立て、喫煙した人が正直に白状するまで乗客を飛行機から降ろさない!なんて珍事件があったのも記憶にあります。
愛煙家の皆さんには大変な試練だと思いますが、是非 ドイツの美しい車窓に見とれながら タバコの存在を忘れるような旅行になるといいですね。
この際、ドイツ旅行を機に禁煙するっていうのはいかがですか??
(珍)