私の引越し暦とその街並み その2 です。
前回は商店街にあったWohnungとその近辺をお伝えしました。
2番目の棲家となったWohnungは住宅街の中に位置していました。
Wittelsbacherallee(ヴィッテルスバッハアレー) Bornheim地域
最寄り駅 路面電車14番 Ernst-May-Platz 最終駅
ここのパン屋さんの上に住んでいました。何てことはないですが…。
居住期間 2年9ヶ月
ダイニング、寝室兼用の1部屋+小さなキッチンの部屋+ユニットバス
部屋の一面は全て窓、そして南向き。部屋を入ると小さなフロアーになってい
てその向こうにユニットバス、更にその向こうがキッチンとなってい
て、ユニットバスとキッチンの壁には小さなすりガラスが取り付けてあり、
ユニットバスには太陽光線が入るようになっていました。
ここは家具が付いていなかったので何個かの家具とソファーは
道端で拾った物を”綺麗にして!”利用していました。
当時、今の様な近代的な路面電車ではなく、とってもシンプルなそして何時も
ガタガタ、キーと音を鳴らして走っていた電車が私の通勤の足でした。
上の写真でご覧いただけるようにこの駅はローターリーになっています。
家の前が出発地点。そこにちょっとしたお店と、Kioskがあります。
そしてこの坂道(これも何てことはないですが…)を上がっていった先に
”Panoramabad,Erlebnisbad”
プール、サウナ、レストランが入った施設があります。
Panoramamad,Erlebnisbadの詳しい情報はこちら↓
http://www.bbf-frankfurt.de/Erlebnisbaeder_Panoramabad_Allgemein
プールは屋内外、高台に有る為、外のプールからの眺めは最高です。
よく休日には運動を兼ね、リラックスをしに訪れました。
サウナは毎週木曜日のみ女性オンリーです。
(ご存知の通り、ドイツのサウナは老若男女裸の付き合いです。)
またWohnungから数分の所にはとっても気持ちよい散歩道。
ちょっと古い建物も有ります。
表に回ってみると、ここはレストランです。
”Bornheimer Ratskeller”
http://www.bornheimer-ratskeller.de/geschichte1.htm
話を聞いてみたところ、昔、氷をここへ持ってきていたそうで、
地下が氷の貯蔵庫(冷蔵庫)になっていたそうです。
今でも見学する事が出来るか、と聞いたら残念ながら電気を通していないらし
く、また、120段もの地下への階段があるそうで無理、との事。
写真の城壁は何?と聞いたら、昔この地域”Bornheim”はFrankfurtに属し
ていなかったそうで、街を囲んでいた壁の一部だそうです。
レストランの話はこれくらいにして、更に散歩!をしてみましょう。
数分のところに”Eissporthalle(スケート場)”があります。
このHalleの前の大きな広場はもちろんスケートをしに来た人、
また、アイスホッケーを見に来た人用の駐車場ですが、
またの名を”Festplatz(フェストプラッツ)”と言い、ここでは、
”Dippemesse(ディップメッセ)”、サーカス、蚤の市が開催されます。
ちなみに”Dippemesse”は遊園地と雑貨市が並びます。
今年は9月11日~21日まで開催されます。(年に2回で春と秋です。)
また、蚤の市は今年、7月12日、8月2、30日と開催されます。
余談ですが、実はこの自転車、約9年前、ここで当時50マルク
(約26ユーロ/約3600円)で買いました。その名も”Hercules”です!
そしてこの”Eissporthalle”の向こう側には”Ostpark”が広がります。
このパークは真ん中に大きな池が有り、
それを挟んで手前には全面芝生の大広場。
ここでは日光浴、マラソンをしている人が居たり、やってはいけないのに
グリルをしたりする人が週末ここを埋め尽くします。
奥には、サッカー場、野球場があります。
ちなみに9月の始めにフランクフルト日本人法人会主催のソフトボール大会
が近辺の市で開催されます。
その開催日前日にはここでHISのスタッフが1日限りの練習に励んでいます。
もし9月初旬に総勢15名程の球遊びをしている日本人を見つけたら声をかけ
てみて下さい。きっとHIS軍団ですよ!
最後に今回利用した路線”路面電車14番”に乗ってフランクフルトの中心地に戻ります。
車窓から写真を撮って街並みを皆さんにお見せできれば良かったのですが、
なんせ写真撮影が苦手、そこに走っている所からの撮影なんてもっての外!
と言う訳で途中下車した”Habsburger-/Wittelsbacherallee”
(出発地点から3駅目)の近辺をご紹介します。
まずは、こちらの大通り。
なんと前回の”Höhenstrasse”の駅に着きます。
この通り両脇の建物、住宅ですが、古っぽさが凄くいいです。
ここは介護用の商品を販売している店です。
初めて車椅子を売っているのを見ました。こちら140EURです。
(実はその隣にもう少し近代的?な車椅子が有り、
それは250EUR位でした。)
ドイツもだんだん年金生活者、介護必要者が増えているわけですね。
こちら”Zoo(動物園)”です。
奥の建物は劇場です。なぜ?!動物園の中に?という感じですが…謎。
昔はこの小さな噴水の前にフラミンゴが放し飼いされていました。
この動物園の見所は、夜行性動物の生態を昼夜でも観察できます。
お見逃しなく。
動物園の入り口反対側。ちょっと大きな噴水と良く手入れされた花壇。
ここから地下鉄U6又はU7を利用して1駅でフランクフルト中心地です。
この動物園の”Zoo駅”は美術作品です。
と言う訳で第2の棲家をご紹介しました。
路面電車は毎日同じようで違った街の風景が見られるので大好きです。
何時までも健在であって欲しい路線です。
皆さんもお時間があればふらっと路面電車に乗ってみて
その街並みを眺めてみてください。
何か新しい発見があるかも知れませんよ。
次回は第3の棲家、奥Bornheimです。
(高)