イベント 2010.02.05


H.I.S.フランクフルト支店便り
カーニバル(謝肉祭)と聞いて「ドイツ!」を思い浮かぶ方は少ないでしょうが、実はここドイツでもカーニバルを盛大に祝う習慣があるんです!


カーニバル=春はもうすぐそこ!と私の中では勝手に合図に
なっていますが、そもそも、カトリック教では春のイースター(復活祭)前の46日間の断食するのが慣わしで、その断食節に入る前に、できるだけ食べてしまえ!というのがカーニバルの始まりだとか・・・ (そういう意味で私は、年がら年中カーニバル状態で非常にめでたいです。) 計算すると、、、今年は2月17日から断食が始まることになるのでしょうか。そして、その前の木曜から火曜は激しく飲めや食えやの大変な祭騒ぎが行われます。

カトリック色の強いと言われる西部と南部を中心に、特に有名なのは、ライン川地区の ケルン、デュッセルドルフ、マインツの3都市。町中で盛大な催しが行われますが、1番の見物はやっぱりパレード!これら3都市ではカーニバルが最高潮になるローゼンモンターク(バラの月曜日)〔今年は2月15日〕に行われます。


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そのパレードは数キロに渡る大規模なもので、ドイツ内外から来る見物客の数は百万人近くにもなると言われ、台車から「ヘラウ!」(ケルンではアラーフ!)という掛け声と共に撒かれるお菓子を

人々は「カメレ!」という言葉を掛け返し必死に集めます。日本の餅投げのようなイメージです。


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このカーニバル、ドイツでは地域によって伝統や呼び名が少し異なります。ここフランクフルトや南のバイエルン地方などでは、ファッシング(Fasching)と呼ばれ、仮装をして町に繰り出し、レストランやビアホールはパーティー会場と化します。南西部のカーニバルはファスネット(Fasnet)と言い、木の仮面で仮装した人々が伝統を守ったパレードを行います。この地区で特に有名なのはロットヴァイル。


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今年の各地のカーニバルパレードの予定は下記の通りです。

ミュンヘン 2月7日(日) スタート 11:11 オデオン広場から
フランクフルト
2月14日(日) スタート 12:45 ウンターマイン橋から

ロットヴァイル 2月15日(月) スタート 08:00 市庁舎周辺

ケルン 2月15日(月) スタート 10:30 クロトヴィヒ広場から

マインツ 2月15日(月) スタート 11:11 ボップ通りから

デュッセルドルフ 2月15日(月) スタート 12:30 オーバーカッセラー橋から

ちなみに、ドイツに来て初めての年、カーニバルの存在を全く知らずに地下鉄に乗った私。地下鉄で取り合わせた何人かがカーニバル仮装していたのを、仮装だと気付かずに、「どうしよう。。。ヘンな人がいっぱいいる・・・」と目のやり場に困った経験があります。だって、いきなり女装している男性のグループや、フランケンシュタインやムンクの叫び顔になってる女性たちに囲まれれば、驚きますよね。

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私の同僚は今頃イタリア・ベネチアでカーニバル体験中かな・・・ そして、別の同僚は、今年ドイツカーニバル初体験で、いきなりデュッセルドルフの大パレードに仮装して繰り出すそうです!!!(でもお仕事なの、それ) その模様はブログにUPされるのではないでしょうかっ。乞うご期待。


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仮装グッズですが、、、大手デパートのカーニバル特設コーナーで販売しています。でもこの時期はもう、悲しい残り物しかないと思います。日本から気合を入れてカーニバルにお越しになられる方は、ドンキーホーテなどで購入していらっしゃる方がいいかも・・・ ちなみに仮装とコスプレは異なりますので、空気読んでいきましょーー


ドイツにお住まいの方も、この時期運良く(?)ドイツに滞在される方も、どうぞドイツのカーニバルを楽しんでください!!!



記載内容に誤記を含んだり、カーニバル情報に変更が生じる場合もあります。ご了承下さい。 写真提供: ドイツ観光局、ミュンヘン観光局(Immanuel Rahman)               珍

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