すっきりとした青空が広がるある日のフランクフルト。
男はひとつの鍵を手渡された。
その鍵は、フランクフルト支店のある中心地コンスターブラーバッハの広場で行われていた、
とある車メーカーのイベントのものだった。
男はある使命を告げられる。
「車を当ててこい!」
男は使命感に燃えていた!
高らかと鍵を掲げ!男は戦いの地へと向かった。
男は背中でも語る。絶対に負けられない戦いへと向かった。
眩しいほどの太陽、歩いているだけで汗がにじむ程の夏日が男を待っていた。
通りの先に広がる広場、そこには新車のイベントが待っていた。
街行く人々は、興奮気味に鍵を手にイベント会場に
ここに鍵をさして、緑色のランプが付けば...
この車が当たる!
ということで、この長蛇の列!列!列!!
車が当たるとこの黄色いランプが祝福してくれます
スプレーアートの実演などイベントはおしゃれな雰囲気満点!
そこに、この男。真剣な顔で国歌斉唱中!
当てちゃっていいんですか!?
いいんです!!
見よ!この真剣な眼差し!!仕事の時には見られない鋭い眼光!
(※ウソです。仕事の時はもっと真剣です、笑)
今回、当たる!?車はSEAT社の新車
コンパクトカーながら中は広々!
料金ももうちょっとコンパクトだといいんだけど。。。笑
お気に入りのスマートフォン、カーナビも装着OK!
ついに男の順番!レッドカーペットを踏みしめる足に緊張が走ります。
男は鍵を手渡し、鍵は回った。。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
がっくり肩を落とす男は、静かに会社に戻っていくのだった。
岡田