みなさん、こんにちは!
林(リン)です

林(リン)です


今日、紹介させて頂く世界遺産は、
那咤廟 (広東語:ナー・ザー・ミュー) です。
(日本語で ”ナーチャ” といいますね。)
これは聖ポール天主堂跡のすぐ傍にある中国の廟です。
聖ポール天主堂跡を正面にして那咤廟はすぐ左手にあります
ナーチャは中国の有名な小説、西遊記に登場する、子供の姿の戦闘神です。
人間界で悪鬼を退治する神様です
私が小学生の頃、テレビで那咤(ナー・ザー/ナタ )に関する時代劇もありました。
ナーチャは中国の観音様の弟子として人間界の人々を助ける神様であります。
ナーチャは神様になる前に、色々な労苦や試練を乗り越えて、一度体が消滅してしまい、魂しか残っていない状態になりました。
その時、観音様がナーチャを助けるため、蓮根と蓮の葉でナーチャの新たな体を造って魂をもう一度入れてあげました。
ナーチャは西遊記では、火輪など、いろいろな武器を使い孫悟空と戦いました
格好よかったですよ~!
さて、なぜ聖ポール天主堂跡の傍に、那咤廟を建てたのでしょう
それは、昔、この周辺にひどく怪しい病気が流行っていたそうです
その時、ナーチャのような神様が現れ、後に、病気がなくなったという伝説あるそうです。
ナーチャを尊敬するため、廟を建てました。
那咤廟と聖ポール天主堂跡は西洋と中国の宗教文化の共同存在である意味を示しています。
姉妹の建物のような存在を感じられます。
今度、世界遺産の聖ポール天主堂跡を尋ねた際に、那咤廟(ナーチャ廟)も忘れずに見てみてください