イベント 2008.04.30
ウマのOOが、約10億円sign02

皆さん、いろーんなモノを想像した事でしょう…。

OOとは、頭部。
頭部といっても、本物の馬の頭部ではなく、ブロンズ像の頭部です。

マカオのカジノ王、スタンレー・ホー氏が購入したこのブロンズ像、今ならグランドリスボアに展示してあり、アナタも生で見ることができますsign01
見るからに、ただの馬の頭。
何でそんなにお高いのか?と更なる疑問が過ったのは、私だけではないはず!

実はこの馬のブロンズ像、清朝の円明園(離宮)の噴水の装飾品なのです。
当時は、その噴水に十二支が揃っていたそうです。
それが、清代のアロー戦争の際、英仏連合軍が略奪し、その頭部が廻り廻って、去年、競売大手サザビーが競売に掛けようとした所、中国から反発が起き、スタンレー・ホー氏が69100000香港ドルで購入し競売が中止、購入したこのブロンズの頭部を中国に寄与する旨を明らかにした…、という訳なのです。

像の手前には、色々と説明書きが…

15キロもあるんだね。結構重そう。

購入額を記載して、中国へ寄与…なんて、ちょっとイヤらしぃー。

中国政府は、世界に流出した文化遺産の買戻しに、近年力を入れているとの事。
十二支のうち、虎・猿・牛は中国の企業団体が落札済み。
猪は2003年にスタンレー・ホー氏が購入し、中国政府に寄付済み。
カジノ王、そんなに金が余っているのかい?
それとも何か陰謀があるのでしょうか…。

しつこい様ですが、これが約10億円sign01
正面から見ると結構な迫力!

一応ガードマン?が2人付いていますが…
朗らかに笑い、あまり強そうではありません。(また略奪されないでね…)

今や高額な価値がついた中国文化遺産。
今マカオで無料で観覧できます。
ぜひ、グランドリスボアへお立ち寄りを!

ちなみに、余談ですが…
十二支のうち、兎とネズミはヨーロッパの収集家の手元に。
残る竜・巳・羊・鳥・犬の5つは行方不明だそう。
アナタのお家の中に隠れているかも!
お宝鑑定団に出したら、きっと破格の値が付くことでしょう…

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