マカオの世界遺産
2020.04.08
マカオの世界遺産には、疫病を退治した神様のために作られたお寺があります
聖ポール天主堂跡の隣にある「ナーチャ廟」です。1888年に建てられました。
こちらのご本尊、道教の神様ナーチャは、かわいらしい子供の姿をしています
19世紀の後半、マカオで疫病が蔓延し、多くの中国人とポルトガル人の命が脅かされました
その際、ナーチャ様が1人のマカオ人の夢枕に立ち、病に効く薬草を教え、山の水に加えて飲むよう伝えたそうです。
その結果疫病は鎮まり、人々はナーチャ様に感謝して、このお寺を建立しました。
新型コロナウイルスも、ナーチャ様にズバッと退治してほしいですね!
ここからは、黄金に輝くグランドリスボアホテルがよく見えます
マカオの歴史を感じる世界遺産と、ここ20年で急速な盛り上がりを見せるカジノホテルの対比が面白く、記念撮影にもおすすめのスポットです。
お寺には、ナーチャ展示館が併設されています
マカオのナーチャ信仰にまつわる歴史や、かわいらしい神様の姿を見ることができる資料館で、入場は無料です。
マカオの新型コロナウイルス情報をお知らせします。
感染者数は累計44名で、34名が現在入院中です。新規感染者は3日間増えていません。
マカ政府は外国からの輸入症例に対する警戒を強め、水際対策が強化されました
マカオと香港をつなぐバス、フェリー、ヘリコプターは全て運休しています。
中国・珠海市との行き来には入境後それぞれ2週間の隔離期間を設けるなど、強固な移動規制が功を奏し、市中感染は確認されていません。
日本でも緊急事態宣言が発令されましたね。新型コロナウイルスの一日も早い終息と、感染された方の回復をお祈りします。
椿