2014.11.30
グリ子です。
ペイントのおっちゃんについて
朝いつものように通勤してると、
工事をするために建てられた青い囲いに、おっちゃんが一人でせっせと何かしてました。
その青い囲いは数日前から建てられていて(あー何かの工事が始まるんだな)って思ってて、
そのおっちゃんの作業をよくよく見ると、
ペインティング。
日本だったら、きっと高度な技術で簡単にプリントアウトをしたものを簡単に貼り付けて終わりのような作業を、
おっちゃんは、手作業で丁寧に筆でその絵を描いてました。
その光景になぜかものすごく感動して
「おっちゃん、Sasa?(元気?)写真撮ってもいい?」て聞いてみると
おっちゃんは東洋人の女の子に声を掛けられるとも、
そんな依頼を受けるとも思ってなかったみたいで驚いた顔で
「え?この絵の写真?」て聞いてきて、
「ううん。おっちゃんとその絵のツーショット」ていったら照れくさそうに、でも笑顔でいてくれました。
乱れることのないその筆で描いた絵は、一枚の板だけじゃなくて、
何枚にも描かれていて、
遠目から見たら、
大したことでもないありふれたマークで、でも手作業とは今まで思わなかったぐらいの完璧な絵。
工事が終わるとその囲いは撤収されるし、もしかしたらボロボロになって再利用することもないかもしれない。
彼にとってきっとお金になる大切な職業のこの絵に
とっても惹き付けられました。
写真を撮った最後
「おっちゃん、あたしも丁寧に仕事するようにがんばるわ。」
おっちゃんは、急にそんなこと言われても笑って
「君ならできるよ!」
おっちゃん見習います。