と思っている人、多いと思います。
でも体力に自信がなかったり、小さな子供連れで諦めモード。。。
確かに、初心者にもお勧めのハイキングコースがスイスには多数あります。
・・・でも「初心者向け」って本当???
そんな疑問にお応えしようと、
9月も末の某日に行って来ました「グリンデルワルド」へ。
そして歩いてきました。どのガイドブックにも載っている、
初心者向けで超有名なコース『メンリッヒェン~クライネ・シャイデック』。
先ずはグリンデルワルドから電車とヨーロッパ最長のゴンドラリフトを乗り継いで、終着駅の「メンリッヒェン」に向かいます。
メンリッヒェンに下り立つと、先ず聞こえてきたのが子供たちのはしゃぎ声。
駅の目の前には、まるで近所の公園のように遊具がずらり。余程子供連れが連日訪れているのでしょう。
丁度昼食時だった事もあって、食事を終えたパパと一緒に遊んでいる光景は
ほほえましくて、標高2000mを超える地点にいる事を忘れてしまいます。
そんな和やかな光景を背に早速ハイキングをスタートすると、コース上でも多くの子供達がはしゃいでいました。
中にはベビーカーに赤ちゃんを乗せてる人達もいましたが、コースがほとんど平坦とはいえ基本的にはジャリ道で、日本製のコンパクトなB型ベビーカーなどはちょっと苦労しそうです。
靴は普段履きの運動靴でも十分そうですが、バスケットシューズなど底が平べったい靴はジャリで滑る可能性があるので出来れば避けた方が無難です。平坦とはいえ、所々の勾配はあります。
足取り軽く行く道はほとんど一本道で、たまにある分かれ道にもちゃんと標識がありました。 これなら「地図をにらめっこしながら景色を楽しむ余裕がない!」なんて事は、かなりの方向音痴の私でもないみたいです。
余裕綽綽で雄大な眺めにうっとりし、カメラのシャッターを押しながら、すれ違うハイカーと挨拶を交わしながら歩いていると、
バタ・バタ・バタ・バタ・バタ・バタ・バタ・バタ・・・・
突然騒々しい音が!
何と救急のヘリコプターが行く手前方で救助活動をしているではありませんか!
まるでTVで見た、自衛隊の救助活動を目の前で見ているみたいです。
・・・どうやらコースを離れて歩いていたハイカーが怪我をした模様。
そうです。ここは標高2000mを超える山岳地帯。
いくら初心者向けのコースとはいえ、山を舐めてはいけないのです。
いや、初心者だからこそ慢心は危険なんです。 ・・・気をつけないと。
気を取り直して歩くこと20分、やがて目の前にアイガー北壁が迫る絶景のポイントが!
ちゃんとベンチもあって、ランチ休憩をとっているハイカーも多くいました。
ここまで来ると、もうコースの半分位は来ているはずです。
天気が良い日は、絶好のピクニック・ポイントです。
私も漏れなくポケットに忍ばせた「スニッカーズ」をほおばりました。
そうそう、簡単なハイキングとはいえこのようなチョコレート・飴などの食料は少量でも持っていると疲れた時に重宝します。
また水分は絶対持って行く方が良いのですが、水道水でも十分飲めるので
ボトルだけ用意して、街中やホテルの水を持っていけば十分です。
絶景ポイントを背にハイキングを続けると、もう前方にはゴールの「クライネ・シャイデック」が見えてきました。
それにしても、子供と同様に良く見かけたのが「ペットの犬」。
ゴンドラでも電車でも、何とレストランの中でさえ、犬がまるで家族の一員のようにいつも一緒です。
日本ではなかなか目にしない光景ではないでしょうか?
初心者のみならず「初心犬(?)」にも
どうやらオススメのコースみたいです。
スタートから、約1時間15分。途中ランチや写真タイムを十分取っても1時間ちょっとでゴールにたどり着きました。
子供の足取りでも1時間30分~45分も見れば十分ではないかと思います。
少々の心地よい疲れと共に終えるこのコースは、構える事無く気軽に参加出来、
しかも楽しめる景色がグリンデルワルド近辺に於いてもトップクラス・・・
やはり噂に違わぬおすすめのハイキングコースでした。
ちなみにゴールのクライネ・シャイデックからは、ユングフラウ・ヨッホまで更に足を延ばしても、グリンデルワルドと逆に位置するラウターブルンネンまで行ってみても、1日で十分時間は取れると思います。
グリンデルワルドに来て、ユングフラウ・ヨッホに行く予定がある方は、是非このコースのハイキングも予定に組み込んでみては如何でしょうか?
体力に自信の無い方も、お子様連れの方々も、大丈夫! 是非足を延ばしてみてください。
持病のギックリ腰を持つ私でも、楽しめたぐらいですから。。。
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投稿: gaudi0726 -2006年10月25日 (水) 04時13分
■スイス
スイスっていったいどの時期に行くのがベストでしょうか???