私のおじいさんは薬の行商をしていました。(インターネット時代の昨今、”行商”という仕事を知らない人も多いかと思いますが。)
富山の薬をたくさんもって、北海道へ売りに行っていました。戦後ですからドンコウ電車で青森まで行って、青函連絡船で北海道へ。広い北海道を回って売り歩く、ひたすら売って無くなったら帰るという大変なお仕事。昔はお客さんは家にいれば行商の人が売りに来てくれるというメリットがあったわけです。
おじいちゃんが知ったら驚くだろうなーというものをドラッグストア”dm”で見つけました。
この機械、薬を注文するものです。
画面でピット押すだけで、いろいろな症状、項目別に調べることができます。
季節によってのお勧めの薬、風邪薬、子供用薬などがあります。
風邪薬といっても、のどが痛い、くしゃみや鼻づまり、熱などの症状ごとにさらに項目を選ぶことができます。
自分が選びたい薬が見つかったら、画面で注文!!それで終わりです。
中でも不思議なのは動物用の薬。
動物の病状、症状をどう判断するんだろう??ペットを飼ったことのない私には疑問符でした。
具合の悪い時だけではなくてダイエット、高血圧、植物性のものなど選択肢はたくさんです。
販売価格の約10%OFFで購入できて、季節によっては特価の薬も出てきます。
画面で注文して、注文用紙を受け取り、箱に入れます。
次の日には同じお店で薬をピックアップすることができます。
支払いはレジではなくて、ピックアップした袋に入っている振込用紙を使っての銀行振り込み。
欲しい薬が決まっている場合にはいいかもしれません。
ただし、ドイツ国内で販売許可された薬のみなので、効力の強い睡眠薬や痛み止めなどは買うことができません。
そのときにはヤッパリ薬局販売のみですので、ご注意を。
ドイツ語かオランダ語だけなのですが、詳しくはホームページでもみられます。
Europa Apotheek Venlo
https://www.europa-apotheek.com/
(ありよ)