交通情報 2012.01.14

こんにちはnotes

 

中国の春節はもうすぐそこまで来ています。

この時期になると、

中国ではどこの駅も帰省の人たちで混雑しています。

 

往年のこの時期なら、汽車駅の乗車券売り場では、

チケットが発売される前日の夜から

長蛇のような列ができたことでしょう。

実際に、私も学生時代は休み、特に冬休みの時、

乗車券の購入で散々苦労しましたよ。


しかし、今年はもうあんな寒くて体が凍るような思いをしなくてすみます。

すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、

今年1/1から、subwaysubway

汽車乗車券実名制度が中国全土で実施され、

ネットや電話での発売も窓口発売より2日くらい早かったので、

家にいながら乗車券を購入することが出来るようになりました。

このやり方自体は別に新鮮でもなければ珍しくもないですが、

広大な領土と膨大な人口を抱えている中国では

実施にいたるまで結構長い歳月がかかりました。

 

乗車券と身分証明証両方が揃わなければ、

乗車できません。

ちょっと面倒くさがる人もいるかもしれませんが、

中国が法制社会を目指している以上、

早かれ遅かれこうなるんじゃないのかしら。

 

以前は、この時期の乗車券購入難の火に油を注ぐのは

「黄牛」と呼ばれる人たちでしたが、

(乗車券を買い占めて、売り切れなどで買えなかった人に高額で売る人たちのこと)

実名制度が実施されると、

同日同車両を一人1枚しか購入できないことになっているので、

買占めはまず無理です。

こうなれば、喜ばしいことに、

無駄なお金を使わず、

乗車券を普通な値段で買って帰省できる人たちが増えます。

しばらくの間は、「黄牛」もおとなしくなりそうですね。

 

実名制度の施行は今年で初めてなので、

個人情報の漏洩や乗車券購入サイトの混雑、

ネット上での購入の仕方を知らない老人や農民など、

心配されることもたくさんあるだろうが、

実家に帰れる確率が高くなったのは

何よりも大切なのではないでしょうか。

多少の問題があっても仕方ないです。

そうはいっても、問題があれば、

やはり早期の解決を目指してほしいものですね。


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