観光 2012.10.24
チューリッヒ支店 矢内です。
ここ最近、アンデルマットのお問い合わせや見積もりを立て続けに頂きました。メディアで紹介でもされたのかな?とも思いつつ、この夏に行ったのでご紹介します。

アンデルマット
アンデルマットは、1800年代にスイス東西と南北を結ぶ交通の要所として、ゴッタルド峠を越える前の温泉街として栄えました。
1881年にゴッタルドトンネルが開通したこともあり、アンデルマットは人の行き来もなくなり元の静かな村に戻りました。今では、氷河特急の停車駅として知られています。

こちらは、氷河特急での絶景ポイントです。チューリッヒ支店のHPでも使っています。こちら
http://www.his-swiss.ch/jp/zug_swiss_pass.htm

こちらの悪魔の橋は駅から歩くこと30分。

悪魔の橋

これは悪魔の橋の伝説を描いた壁画です。
その伝説とは、

この険しい川に橋を架けるにあたり、工事にあたった住民たちがあまりの難工事に、「こんなところに橋を架けるなんて、悪魔ででもなければ無理だ」と嘆いたところ悪魔が現れ、「3日で橋を架けてやる。最初に渡った人間の魂と引き換えだ」と取引することに。橋は3日で出来上がったが、村人は仲間をかばいヤギを生贄に出したところ、悪魔は怒り、岩を叩き付け橋を壊そうとする。そこに通りすがりの老婆が悪魔に向かって十字を切り悪魔の力を抑えた。という伝説です。

「こんなところに橋を架けるなんて無理だ」というのもよく分かります。確かに無理です。別の角度で見てみると、


やっぱり険しい。でもここが南北の交通の要所だとするとこの橋がいかに必要かということもよくわかります。


それにしても見事な景色です。


絶景という場所に架けた橋。まさにプロジェクトXです。


こちらの橋は、「新悪魔の橋」です。道路だけに旧道、新道とあるわけです。トンネルの入り口には、悪魔の絵が描かれています。

悪魔の橋
悪魔が生贄のヤギを狙っています。

悪魔の橋
こちらは旧道ですが、今は観光用のハイキングコースになっています。ぐるっと一周して周れます。


トンネルを通って登ることもできます。

生贄ヤギくん。名前はMAXです。

ヨーロッパには「悪魔の橋」と名のつく橋が10ヶ所ほどあり、それぞれに伝説があります。
悪魔は橋の建設者を象徴し、悪魔と敵対するかのような厳しい環境下で建設がなされ、完成に至るまで建設者と地元コミュニティーには苦労と忍耐の連続でした。完成したあかつきには、伝説的な地位がもたらされました。

アンデルマット
そんなアンデルマットですが、11月は殆どのホテルが休業となります。理由は、氷河特急が10月29日から12月8日まで運休となるからです。ツアーではなかなか行けない悪魔の橋、個人旅行で是非行きましょう。


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