ドイツに初めて来た日本の人が必ず食べたがるもの、それはソーセージ。ドイツ語では「ヴルスト Wurst」といいます。冠詞は女性形、die Wurstです。そんなことはどうでもいいのですが。
確かにドイツのソーセージはおいしい。その辺の道ばたで売ってるものでも結構いけますが、例えばフランクフルトでは毎週木曜・土曜に街の中心コンスターブラーヴァッヘ(Konstablerwache)の広場にでるエコ市場なんかで食べるのがやっぱりおいしいですね。
さあ、焼きたてのソーセージを口に運び、噛んでみてください。新鮮な肉の味と、ぱりっとした皮の感触がたまらない!日本でもこの皮のパリっと感を出そうとしてるソーセージ売ってますが、あれはなんだかわざとらしいパリッと感で、どうもいけませんな。
ソーセージ屋さんの前でどれ頼んでいいのか分からなくて困っているあなた。
屋台でよく売ってるソーセージの種類をご紹介します。よーく覚えておいてくださいね。
リンズヴルスト(Rindswurst)
牛肉のソーセージ。太くて色の濃いめのソーセージです。1800年代の終わりにフランクフルトで発明されたそうです。(それまでは豚肉でしか作られなかった) 日本でソーセージの代名詞の1つとして「フランクフルト」と呼ばれているのはこれですね。
ブラートヴルスト(Bratwurst)
豚肉のソーセージ。少し白っぽい色味です。ブラートヴルストというのは焼きソーセージと言う意味で、豚肉ソーセージの総称。ニュルンベルクの名物「ニュルンベルガー・ブラートヴルスト」は、10cm程の長さの小さなソーセージで、ハーブの一種マージョラムで味付けされているのが特徴です。 フランクフルター・ヴュルストヒェン
(Frankfurter Würstchen)
フランクフルトっ子にとっては、これが本当のフランクフルト・ソーセージ。豚肉を子羊の腸に詰めたもの。必ず2本で対になっているのが特徴です。1本で出てきたらそれは似非もの。
ヴァイスヴルスト(Weißwurst)
ミュンヘン名物の白ソーセージ。ちょっと甘めのマスタードを付けて食べます。正午の鐘が鳴る前に食べるのが正しいやり方です。
ソーセージと言えばビールですか?その話題はまた今度。(玉)