ここビクトリア州には、ペンギンが生息しています。
普通の人は、南極に行かなければ、ペンギンは見慣れないと思っていますが、実はここで見られます。
雪や氷に取り巻かれて、すんごい寒い思いをしなくても、たくさん山盛りのペンギンが見られます。
その名を、リトルペンギン。日本ではコダカペンギンとよばれています。
体長約30センチメートル。
体重約1キログラム。
濃紺の背中に白のお腹。代表的なペンギンの配色です。
メルボルンが夏の間、フィリップ島の南の海岸、サマーランドビーチに巣を作り、ここで子育てをします。
通常卵は2つ。家族はこの時期に4人になります。
水泳選手より、ちょっと早く泳ぎ、小魚や、小さな蛸、イカなどを主食とし、子育ての間は普通の鳥類同様に、お腹にためた餌を戻して、くちばしから雛に与えます。
大昔、海わしがこの辺の海域を支配していたので、世界一小さなコダカペンギンは、恰好の餌となっており、その外敵から身を守るために、今でも日暮れにならないと海岸に姿を現しません。
人間の経済活動の増殖で、自然がどんどん失われている昨今、太古のままの生活を営むペンギンの姿を見て、これからの地球について考えてみるのも良いのではないでしょうか?
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