2012.06.10
喜劇バレエ!? 『明るい小川』!
Привет!!! (プリヴィエト)
物凄くお久しぶりです。
5月の上旬に子供の出産立ち合いのために日本に帰り、
戻ってからも出張や日々の業務に追われ、全くブログを
書くことができず、FUJIにしばらく書いて貰っていましたが、
さすがのFUJIも限界のようですね(笑)。
ロシアの連休で久しぶりに家で夕食をのんびり作りながら、
『よしっ!書こう!』と筆を取ったところです。
今日お伝えするのは、本当は4月下旬にお伝えしようと思い
準備していたものの、途中でストップしてしまったものです。
話題としては少し古いので、お許し下さい。
今日のテーマは喜劇バレエ!?『明るい小川』です。
私は何度バレエも見ても一向に知識が増えず、ウンチクを
語れませんが、このバレエはバレエに全く興味がない人でも
超楽しめる演目でお薦めです。
では、ご案内致しますね。
まずは会場ですが今回はボリショイ劇場新刊です。
本館の横にある小さい方の劇場です。
しっかりと演目をチェックして早速中に入りましょう!
ボリショイ劇場新刊は本館に比べると劣りますが、
私には十分ゴージャスです。
舞台もちょうど良い大きさでとても見やすいんです。
天井の照明もきれいですね。
さて、『明るい小川』ですが、まずはブローシャーを見て下さい。
続いて開幕前の舞台を見て下さい。
『ん?なんかいつもと雰囲気が違うぞ?何かソ連風味が??』
そうなんです、舞台はソ連時代のコルホーズ(集団農場)!
コルホーズ懐かしくないですか?中学時代に習いましたよね?
そしてセットがウケます。舞台の裏にはスイカや玉ねぎがあるの
見えますか(笑)?
衣装はソ連レトロでお洒落でした!
このソ連レトロ衣装でバレエを踊るんです!
※公演中はもちろん写真撮影禁止なので、ブローシャーの
中の写真を撮りました(笑)。
すでに掴みはOKの『明るい小川』のストーリーはというと??
【あらすじ】
ソ連時代、『明るい小川』というコルホーズ(集団農場)で
秋の収穫祭の準備が進んでいました。
取り仕切るのはピョートルと彼の妻ジーナ。
初老の夫婦や女学生、軍隊がえりの男など個性的な村人が
収穫祭の準備を手伝ってくれていました。
そして、収穫祭を取り仕切るピョートルは、収穫祭のイベントとして
モスクワからバレエダンサーと劇団を呼ぶことにしました。
コルホーズにやって来たバレエ団は次々と踊りを披露し、
祝宴は大盛り上がり!
そんな中、ピョートルはバレリーナに浮気心を・・・。
また、初老の夫婦は、それぞれ妻は男性ダンサーに、
夫はバレリーナに浮気心を・・・!
しかし、実はピョートルの妻ジーナはバレリーナとバレエ学校の
旧友でした。
バレリーナに言い寄る夫ピョートルを見て悲しむジーナ。
そこで友人のバレリーナはあるいたずらを思いつく!
そのいたずらとは・・・!!
男性ダンサーはチュチュを着て、トウシューズを履き、
バレリーナに扮し、初老夫婦の夫の前でシルフィードを踊る。
これに対し、男装したバレリーナが初老夫婦の妻の前で
男性ダンサー顔負けのダンスを踊り熱烈なキスを受ける。
そして・・・
いよいよバレリーナと逢引きできると喜ぶピョートル。
一緒に踊っているのは、実はバレリーナの衣装を着た妻のジーナ。
仮面をしているので踊っているのが妻と気付かないピョートルは
バレリーナ(実は妻ジーナ)にキスを求める!!
翌日・・・村の収穫祭当日。
同じ衣装を着て踊るバレリーナとジーナが当惑するピョートル。
仮面をはずした顔を見て・・・驚愕!!
内容が既に面白いんですが、さらに踊りがコミカルでいいんです!
男装したバレリーナと女装した男性ダンサーの掛け合いも
いいんです。
バレリーナに扮した男性の演技も超笑えます。
ゲラゲラ声出して笑って見ていたらあっという間にエンディング!
カーテンコールは当然のように拍手喝さいでした。
何度も挨拶に出てきますが、鳴りやまない拍手!!
そろそろオフシーズンに入ってしまうロシアバレエ・・・。
是非来年機会があれば見て下さい。
私ももう一度見たいと本当に思いました!!お薦めです。
では、пока(パカ)!