アルプスのふもと・ミュンヘンで、美味しい海の幸を買うには、
どこに行くのがいいでしょう?
先日、ドイツ人の友人(推定70歳のマダム)と話しているとき、
こんな話になりました。
「やっぱり、ミュンヘンで新鮮な魚と言えば、
Viktualienmarkt(ヴィクトアーリエンマルクト)かねえ?」
「いやいや、それもいいけど、不定期にやっている魚市場に
行ってみるのもいいよ。
見ていておもしろいし。
ああ、今週ちょうどやってるわ。
Ostbahnhof(オストバーンホフ)駅に行ってごらん。」
おもしろい魚屋さんって、どんなのと思い、さっそく
その週の日曜の午後に、出かけてみました。
駅に行けば分かる、と言われていましたが、到着すると、
なるほど、すぐ分かりました。
Hamburuger Fischmarkt
魚市場。
そのまんまの名前で、目の前にありました。
ハンブルクから魚を連れて来たようです。
さっそく中に入って、その「おもしろさ」を堪能することにしました
中に入ると、あれれ
魚以外もある
チーズとか
植物まで
香辛料のコーナーもありました
魚市場と銘打っていながら、実は何でもありみたいでした。
どれも安く大量に買えるようでしたが、一人暮らしのわたしには
ちょっと大量だったので、ひやかしだけ、させてもらうことにしました
トラックで投げ売りしている人たちは、みんなヘッドマイクをつけて、
威勢のいい掛け声や、韻を踏んだテキトーな楽しい歌で、
歩いている人たちの注意をひきます。
パスタの投げ売りをしている女性が歌っていた歌は、ほんとうに注意をうながすものでした。
今でも私の頭でくるくる回っているので、その歌を、ちょっとご紹介しましょう。
~~ パスターパスター ラスタ パスタ ~~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
歌詞に意味は無さそうです。
しかし、この歌の効果でしょうか、キロ単位で売っているのに、パスタを購入する人が後を絶ちません。
わたしは勝手に、この方を「投げ売りマイスター(女性なので、マイスタリンですね)」と命名しました
マイスタリンは決定したので、マイスターを決定するべく、残りのお店も見て回りました。
(当初の目的はどこへ・・・)
こちらは、ごく一般的な蚤の市でした。
この蚤の市のなかで、、ひとつ、人だかりができているそのお店がありました。
一体なにが売られているのでしょう
人だかりのある方から聞こえてくるのを聞いていると・・・・
フライパン これもキロ買いする人がいるのでしょうか・・・
しばらくお店の端っこで、観察してみました
おじさんが実演しながら、フライパンの魅力を語ります。
油を引かなくても美味しくヘルシーに調理できる、均等に火がまわる、・・・・などなど。
フライパンの魅力にやられた人々が、次々と購入していきました
そして、やっぱり一人ひとつずつ、買っていました。
フライパンの大人買いは、やはり無理があるようです。
この人はテキトーな歌は歌っていませんでしたが、
殺し文句がありました。
「これは料理界のオリンピックで使われ、
このフライパンの人が優勝したんだ」
たしかに。
これは強力ですね。
投げ売りマイスターは、フライパンの彼のようです
売っているフライパン、実際に手にとって見てみました。
けっこう重たい・・・片手で操るには、ちょっと筋トレが必要そうです。
しかし、厚手のぶん、じっくり火が回って美味しく調理ができるのかもしれません
魚以外でも堪能した魚市場でした
今日のまとめ
ミュンヘンの魚市場は、魚以外も充実している
週末のミュンヘンを歩くと、何かへんてこりんな楽しいものにぶちあたる
今度はどこを徘徊しようかな