ザガット・サーベイは、弁護士夫婦のニーナとティム・ザガットが友人たちを交え趣味でレストラン評論を始めたことがきっかけで誕生した。今では世界中のレストランがカバーされるレストランガイドへ成長し、アメリカ版「ミシュラン」とも呼ばれるほどだ。評論家によるランク付けではなく、一般人から寄せられた「味」、「雰囲気」、「サービス」の3項目に関するアンケート結果から統計をとるもので、登録すれば誰でも気軽に参加できるのが特徴だ。しかし採点結果には賛否両論があるため、得点はあくまでも参考程度に考える方が良いかもしれない。ザガット・サーベイのもうひとつの特徴は、レストランの評価だけでなく、「子供連れに優しい店」、「眺めの良い店」、「夜中まで営業している店」、「ロマンティックな店」などなど、様々なニーズに応えることが出来るようインデックスが充実していること。さらに、レストランの住所やホームページのアドレスも載っているので、リファレンス・ブックとしてはかなり使える。

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さて、このザガット・サーベイ、もちろんボストンエリア版もある。このボストンエリア版は、ボストン市内や郊外の街だけでなく、ケープ・コッドやマーサス・ヴィニヤード、ナンタケット島のレストランを含み、2007/08年度版では1,088のレストランが紹介されている。ボストンエリアでは、この一冊があれば希望のレストランを見つけ出すができる。旅行の楽しみのひとつは食事。ザガット・サーベイを片手に、「エェ~、なんであのレストランがこんなに高得点なの?」とか「あのレストラン、思った以上に点数が低いなぁ」など、色々コメントしながら食べ歩く旅は、思い出の1ページになるはずだ。

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    2024.05
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