労働事情
2009.03.02
ドバイは、外国人比率が80%を超える世界に稀に見る
多国籍社会だ
あるホテルでは、156ヶ国の方が働いているときいたことがある
しかし、これだけ外国人を受け入れているが
いざ雇うとなると意外な法律がネックになる場合が多い
私もこちらで、支店を作る際
雇おうと思ったスタッフがこれに引っかかり
雇えない例が多々あった
Six-Month Work Ban
これは、労働ビザをキャンセルした場合
6ヶ月間、国内で働くことを禁止される法律だ
多くの場合は会社が契約期間中と同じ期間のVISAを手配していると仮定してだが
契約社員が会社を契約期間中に止めた場合
当然、労働VISAがキャンセルされるわけだが
キャンセル後は
6ヶ月間、UAEで働くことができないのだ
つまり、会社も他社からのスタッフを容易に受け入れることが
できない法律であるともいえる
ちなみにこれは会社側の権利で
6ヶ月バンを使うか使わないかは
雇っていた会社の判断による
しかし、今、労働省は
Six-Month Work Banについて見直しをはじめているという
これは、労働運動などの高まりなどを考慮していると
労働大臣が答えている
今後、この法律がなくなると
会社間のスタッフの引き抜きの激化なども予想されるが
雇用者を増やしたいと思っている会社には追い風にはなるだろう
一長一短のこの禁止令。
さて、今後、労働省ではどのように扱われるか
注目ではある