明けましておめでとうございます。昨年中は、メルボルン支店のブログを可愛がって頂きまして、誠に有り難うございました。本年もよろしくお願いいたします。
真冬の日本を出発して、真夏のメルボルンへあの彼が来たのも、ちょうどこんな季節でした。
ジェーンさんの家族のお家に滞在しているまさる君、初日からオーストラリアの洗礼を受け(夜行性の有袋類ポッソムの襲撃)、始めて日本を離れた人がたびたび起こる精神状態に突入していくのです・・・・・日本出発からトラブル続きだったのでしょうが無いんですがね。
突然夜中に現れたポッソムのおかげで、ほとんど眠ることができなかったまさる君、疲労困ぱいのままジェーンさんに振り回されはじめます。彼自身も知らなかったのですが、到着の翌日から予定がビッチリ入っていました。
それはそうでしょう。ジェーンさんとしては、よく知らない同士にもかかわらずチケットを肩代わりすることを快諾してくれたまさる君に、気遣いがありますから、せっかくのメルボルン滞在を存分に楽しんでもらおうと一生懸命なんです。しかし、お互い言葉もうまく伝え合えない2人ですから誤解から誤解へと、すべての物事が転がりはじめて、まさる君の心の中に富士山のようなストレスが溜まっていきました。煙草が吸える所が少ないのもそれに拍車をかけました。
メルボルンの市内に出かけて、まさる君のために美術館巡り、その後は、市内の主要道路に点在する大道芸人巡り、その後はサンデーマーケットにスーパーマーケット、昼間から堂々と開いているパブやバーでビールを引っかけながら、夜はライブハウスでジェーンさんの友達と、音楽を聴きながらの宴会・・・・・・・と時間の経過とともに何ともいえない不快感が胸の中で大きくなっていきました。
言葉が通じないということは、実は、心が通じないということを、まさる君、初めて気づいた瞬間でした。しかもこればかりは、どんなにまじめに反省しても瞬間的に改善される問題ではありません。かなり自分の行動が軽率だったことを理解しましたが・・・・手後れですね。
バンドの演奏は続き、英語の会話が頭上5センチくらいのところで飛び交い、酔いのまわりも手伝って、とうとうまさる君泣き出してしまいました。
30近い、いい若者があれほど手放しで、しかも公衆の面前でおお泣きするわけですから、ジェーンさんを含めたまわりの人たちは、呆気に取られるやら、心配して集まるやらで、ライブ演奏まで中断して彼を気遣うような状況になってしまいました。あ~ぁ、やっちゃあいましたねぇ。
これからいったい、どうなるんでしょうか・・・・・
メルボルンの夏は、まだまだ暑いぜ!!!
ふっ