世界で一番なが~いランチ
いったい何が長いのか?(記事もちょっと長いよ)
イベント好きメルボルン。食に関しても沢山イベントがあります。一番大規模なのは、夏の終わりに行われるフード・アンド・ワイン・フェスティバル。今年は、3月7日から23日まで。
その期間、市内および市内近郊で、様々なイベントが行われますが、
The World's Longets Lunchは、
一際注目を集める、セレブな催しです。
では、何が長いかというと・・・・・・・
テーブルの長さです。
今年2009年は昨年をさらに超えて、全長400メートル。お客様の数は、昨年を200名も上回る、1200名様!いらっしゃ~い。です。
わたくし、不束者ですが、潜入捜査をして参りました。できれば最後に残ったほんわかとした気持ちを、来年は皆様に味わって頂きたいと、上様にツアーを企画する予定です。乞うご期待!
問題の3月13日(金)、晴れ。
今年のロンゲストランチは、市内からヤラ川を渡った対岸のサウスバンクで行われました。聞くところによると、雨天決行らしい。しかし、天気にはとてもよく恵まれました。
サウスバンクはクラウン・エンターティメント・ビルの前。もう人がわらわらと集まっています。
おっ!
おおおっ!
ほんとに長い。
メルボルンに住んで10年になりますが、お恥ずかしい話、参加したのは初めてです。
多国籍を自ら主張するメルボルン。参加者、主催者、ウエーター、警備員に至るまで、様々な人種が入り混じっています。
勿論飲み物は、料金に含まれています。頼めば、頼んだだけ出てきます。いわゆる飲み放題!!!
でも、全体的なセレブの雰囲気が、グラスを口に運ぶ回数を減らします。
みて下さい!このまったりとした雰囲気。
今年のメニューはイタリアン。テーブルのおつまみも、地中海系の野菜のピクルスがてんこもり。色も鮮明で、目に鮮やかです。
さて、前菜。
アンティーパスト。サラミ、焼きトマト、炭火焼のアスパラガス、ダイスメロン和えです。こっくりとしたアスパラの味にズッキーニと思われる、とろみをつけたソースが爽やかな田園風景を思わせます。これで、ごはん茶碗1杯は行けます。
テーブルの向うに見えるほのぼのとした舟遊びの風景がまたたまりませんね。
どどどどどっかーんとメインコース。
テンダーロインステーキ!
身のしまった、特上の赤肉を、ミディアム・レアで頂きました。上に乗った緑のトッピングは、ハーブにパン粉を和えて、クリスプな歯ごたえをうみます。さくさくの、ぷりぷりです。添えてあったブロッコリー、きのこの味付けもでしゃばらずに、それでいて、自分自身もしっかり持っているという。この一皿で、黒霧島一本は軽い!
最後に、デザート。
ビクトリア州の乳製品の質の高さは、国内外にも知れ渡っています。ふんわりとしたスポンジに、これまたふんわりとしたクリーム。強めのスピリッツで漬け込まれたと思われるフルーツがふんわり感にきっちり区切りをつけます。
ワイン、スパークリングもイタリア系でまとめてありました。
み、みごとな仕事でした
。
食事を楽しませるための、様々なエンターテーメントも準備されて、長いテーブルのあちらこちらで、笑いや、拍手が起こっていました。
12時から3時まではちょっと長いかな?と思っていましたが、終わるとあっという間。
後ろ髪をひかれる思いで、席を立ちました。
近々、主催団体の関係者と来年に向けての交渉に挑みます!!!
是非、来年は、皆さんに味わって頂きたい
世界一長いランチ!
(ふっ)