2015.09.15

だるまさんがころんだ・・・・メルボルンのこんぶ茶・・・・

と、呪文のようなタイトルになっております、本日のブログ。

タイトルの通り、実は最近、メルボルンのカフェやオーガニックのお店などで 

じわじわとこんぶ茶が流行り始めております。

あのこんぶ茶です。

旅館に泊まるとお茶セットの中に、梅こんぶ茶などがあったりもしますが、

あのこんぶ茶です。

この流行をとらえ、メルボルンの地元ラジオ局のとある番組では

ラジオのMCがこんぶ茶を飲んでみてレポート!なんて特集もしておりました。

ちなみに、生まれて初めてこんぶ茶を飲んだオーストラリア人のラジオのMCの

レポートによると

「飲んだその日の夜、身体が体内からぽかぽかと温まり

逆にあつすぎて眠れなくって、もうたいへーん!!!」

とラジオ内でおもしろおかしくこんぶ茶の試飲を話題にしておりました。

ふむ、こんぶ茶って、体内を温める作用があったかな??? 

などと思って聞いておりましたが。

そしてこの週末。

近所のちょっとした人気のカフェにブランチに参りまして。

お天気もよく、気温も上がり、裸足に裸の人もおりますが・・・・

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こちらのカフェの名物メニューは、注射器がぐさっ!とささったマフィン。

注射器の中には、チョコレートやジャム、クリームが入っています。

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その他のメニューを見ていたところ、なんと、こんぶ茶があるではないですか!

ここは日の出づるこんぶ茶の国からやってきた日本代表としては

試さないわけにはいきません。

メニューにはもちろん、横文字で "KOMBUCHA"

ちょっと見づらいのですが、写真右上、3種類のこんぶ茶がございました。

①STRAIGHT UP KOMBUCHA(そのまんまこんぶ茶)

②PASSIONFRUIT KOMBUCHA (パッションフルーツこんぶ茶)

③LEMON AND GINGER KOMBUCHA (レモンとしょうがこんぶ茶)

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へっ??パッションフルーツこんぶ茶ですか????

やはりオーストラリアはアイディアが斬新すぎます。

パッションフルーツはすこし過激なので1番の

そのまんまこんぶ茶を頼むことにしました。

日本をイメージしたようなお急須やお湯飲みなんかで

ちょっと和風な感じでサーブされるのかしら?

それともちょっとおしゃれな南部鉄器のお急須かしら?なんて

こんぶ茶に思いをはせること数分。

イメージと全く異なるものが登場。

こちらがメルボルンのこんぶ茶。

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なんと温かいのではなく、冷たく冷やされたこんぶ茶。

薬品のビンのようなちょっとこじゃれたこんぶ茶にはストローがささっております。

旅館のこんぶ茶とは違ったー。次世代のこんぶ茶。

では、いただきます。

しゅわーーーー!!!! えっ?微炭酸!!

そうなんです、なんと、スパークリングでした。

ビンの底のほうにいけばいくほど、苦味が増してくる感じ。

しかし、昆布の風味はどこにも感じられず。

ビンのラベルには、「KOMBUCHAは 2000年以上も前から飲まれている

身体にとってもいい飲み物なんです」という但し書きはあるものの、

昆布とは何ぞや?なんて話には一切なっておらず。

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なーんだかすっきりしない気持ちでおうちに帰ってまいりました。

やはりさきほどの飲み物は何であったのだろうか・・・・

心のざわつきが抑えられず、インターネットの検索サイトで

KOMBUCHAと検索をしてみましたところ、なんと衝撃の事実が発覚。

インターネットによりますと

欧米では日本で言う紅茶きのこをKombuchaと呼ぶ。これは20世紀初頭にロシアなどで流行りだした飲料で、何故か日本の昆布茶と誤解された。。。

つまり、私が飲んだのは、こんぶ茶ではなく、懐かしの紅茶きのこだったのですか。

そりゃー昆布の味がしないわけです。

みなさま、紅茶きのこ、ご存知ですか??

昭和40年代ごろに健康食品として日本でもはやった、

大きなきのこのようなゼリーのようなものをビンに入れて、そして紅茶に漬け込み

発酵してきたところで紅茶を飲むと健康になるという。。。。えっ?ご存じない??

かくいう私も、実際に紅茶きのこを育てたり飲んだりしたことはなく、

たしか名作「ちびまる子ちゃん」の漫画の中で、

まる子のおうちでも紅茶きのこを育てる・・・・

なんてまんがを読んだ気がするのですが。

というわけで、長くなりましたが、結論!

メルボルンのこんぶ茶は、紅茶きのこでした。

メルボルンのカフェでこんぶ茶を飲んで日本通を気取ってはなりません。

ではさようなら。

 

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