チョコレートこぼれ話![]()
さて、モスクワとサンクトペテルブルグのチョコレートを紹介してきましたが、
これらには共通する点がありました![]()
それは革命時に国有化されているのです![]()
これは工場の名前に顕著に現れています![]()
クラースナヤ・アクチャーブリ
赤い10月という意味ですが、
1917年におきたロシア革命の1つが10月だったことによります![]()
赤は革命の色、これは
10月革命
のことたったんです![]()
では、ロット・フロントは?
ロットフロントとは、
英語なら RAISED FIRST
握りこぶしを突き上げるポスターと一緒に書かれることが多いですが、
意訳すれば、
「立ち上がれ!同士達!」
みたいな感じです。
これもがっつり革命ですね。
ババエフスキーはというと、
「ババエフさんの(工場)」という意味です![]()
ババエフとは、ソビエト社会主義共和国の有名な政治家、共産党員です。
革命時は、有名な政治家の名を色々な企業につけられていたそうです![]()

サンクトペテルブルグのクルプスコイも、
「クルプスカヤの(工場)」
となってますね。
クルプスカヤはかの有名な革命家レーニンの奥様![]()
こちらも街は違えど、やはり革命のにおいがプンプンします・・・![]()
興味深いのは、最近でてきた「コルクノフ」や、「コミルフォ」などは、
今までのその様な流れを全く無視しているということ![]()
もちろん、その様な国有化された歴史もないので当然といえば当然ですが・・・![]()
チョコレートの名前で歴史背景が顕著にでるロシア
うーん、奥が深い
ソ連の歴史をかみ締めながら、是非ロシアのチョコレートを味わってみてください
そう思って食べると、ちょっとビター(´・ω・`)


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