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2012.04.20
チョコレートこぼれ話
さて、モスクワとサンクトペテルブルグのチョコレートを紹介してきましたが、
これらには共通する点がありました
それは革命時に国有化されているのです
これは工場の名前に顕著に現れています
クラースナヤ・アクチャーブリ
赤い10月という意味ですが、
1917年におきたロシア革命の1つが10月だったことによります
赤は革命の色、これは
10月革命
のことたったんです
では、ロット・フロントは?
ロットフロントとは、
英語なら RAISED FIRST
握りこぶしを突き上げるポスターと一緒に書かれることが多いですが、
意訳すれば、
「立ち上がれ!同士達!」
みたいな感じです。
これもがっつり革命ですね。
ババエフスキーはというと、
「ババエフさんの(工場)」という意味です
ババエフとは、ソビエト社会主義共和国の有名な政治家、共産党員です。
革命時は、有名な政治家の名を色々な企業につけられていたそうです
サンクトペテルブルグのクルプスコイも、
「クルプスカヤの(工場)」
となってますね。
クルプスカヤはかの有名な革命家レーニンの奥様
こちらも街は違えど、やはり革命のにおいがプンプンします・・・
興味深いのは、最近でてきた「コルクノフ」や、「コミルフォ」などは、
今までのその様な流れを全く無視しているということ
もちろん、その様な国有化された歴史もないので当然といえば当然ですが・・・
チョコレートの名前で歴史背景が顕著にでるロシア
うーん、奥が深い
ソ連の歴史をかみ締めながら、是非ロシアのチョコレートを味わってみてください
そう思って食べると、ちょっとビター(´・ω・`)