2015.09.30

Привет(プリヴィエト)!

本日は、レ-ニンヘッドでお馴染みのウラン=ウデをご紹介します。

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ウラン=ウデとは、モンゴルの上に位置する東シベリアの都市です。

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バイカル湖を挟んで西にイルクーツク、東にウラン=ウデがあります。

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ウラン=ウデはモンゴル系ブリヤート共和国の首都です。

日本人の祖先はこの辺りから来たのでは?というほど外見が似ています。

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そして、1920年頃にはシベリア出兵をした日本によって占領されたこともあります。

このロシアの中でも日本に大変関係深いウラン=ウデの魅力を3つ挙げると!

魅力①ロシア仏教の聖地である。

魅力②世界に誇るバレエの巨匠岩田守弘さんが芸術監督をするバレエ劇場がある。

魅力③バイカル湖の東側のゲート都市である。

今回は魅力①ロシア仏教の聖地についてご紹介します。

ロシアの国教はロシア正教ですが、モンゴルと国境を接するブリヤート共和国は、

ロシアにおけるチベット仏教の総本山が置かれ、ロシア仏教の聖地とされています。

その総本山とは『イヴォルギンスキー・ダッツァン』

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この『イヴォルギンスキー・ダッツァン』には、世にも不思議な話があります。

それは12代目ラマ(簡単に言うとお寺の代表)であるダシ=ドルジョ・イチゲロフ

纏わる話です。

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このイチゲロフは、1927年(当時)に友人や弟子に向かってとんでもないことを指示します。

『自分はこのまま仏に祈りを授け続けるが、そのまま(生きたまま)お寺の敷地内にある

菩提樹の木の根元に埋め、30年後に掘り起こすこと』

とんでもない指示ですが、弟子たちはそれを実行し、本当に30年後に掘り起こしました。

すると驚いたことに、イチゲロフの筋肉・内部組織・柔らかい関節・皮膚いずれも腐敗の

兆候はなく、まるで生きているようだったそうです。

しかし、掘り出された1957年は宗教弾圧の激しいソ連時代。

ソ連政府の弾圧を恐れた弟子たちは、再度イチゲロフを埋めなおしました。

そして、2002年9月10日再度掘り出され、現在は本堂に祭られています。

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このイチゲロフの奇跡は、今でも世界各国の医者達の研究対象となっており、

年に一回は、国際医師団が調査に来ます。

そこでまた驚きの話ですが、この医師団が調査するとき、イチゲロフの体温は

ちゃんと上下したり、体毛が伸びたりするそうです。

生き仏でもなく、ミイラでもなく、もちろん遺体でもないイチゲロフ。

まさにウラン=ウデの奇跡です。

そして、本堂で祭られるイチゲロフは、年に1回御開帳され、一般市民にも公開されます。

その表情は、見る人、見るときによって全然違うらしく、どのような表情をしていたかは、

口に出してはいけないと言われています。

世の中には、科学で解明できないことが本当にあるもんだなぁ!と心と記憶に残る話でした。


あと、この敷地内に面白いものがありました。

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この真ん中には、神聖な仏像の破片を祭ったものが置かれています。

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そこから10mほど離れ、目を瞑り、心の目でまっすぐ進んでいきます。

曇りなき心の目を持っていれば、仏様に触れることができると言われています。

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しかし、私の心の目は・・・・、曇りまくり。

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この時、岩田守弘さんも一緒だったのですが、さすがです。

岩田さんは、曇りなき心の目をお持ちでした!

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ロシアでありながら、まったく違う文化・慣習を持つウラン=ウデ

次回は、ウランウデで活躍される岩田守弘さんのバレエを紹介します。

では、Пока(パカ)!

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