先月6月13日は、ノイシュバンシュタイン城 を建てた王様
ルートヴィヒⅡ世が亡くなった日でした。
1886年のこの日、彼は謎 の死を遂げたと言われています。
毎年、6月13日に近い日曜日(6月の第2日曜日になる事が
多いでしょうか?)にルートヴィヒ2世の追悼式が
行われるということで、見学に行ってきました
彼が亡くなったのは、現在夏の避暑地として有名な
シュターンベルク湖 です。
こんな綺麗な湖で亡くなった王様の心境は、誰もわかっていません
死因さえ、自殺他殺の両方の説がありますが、はっきりとした証拠が無く、
いまだに謎の死を遂げた王様とされています
彼が無くなった場所には、小さな十字架 が立てられ、
それを見守るかのように小さな教会 が建てられています。
十字架を見下ろすように建てられた教会
この教会は、彼のお母さんが追悼のために建てました。
教会内部。
天井の絵にはルートヴィッヒⅡ世が好きだった青色が
たくさん使われていました。
追悼式という事もあり、教会の入り口には、兵隊が
当時のような本格的な衣装を身に着けて、立っていました。
式の時間になると、大勢の方がおしかけ、皆さん
バイエルンの民族衣装を着ていらっしゃいました
牧師さんがルートヴィッヒⅡ世についてや、当時の歴史を説明した後、
追悼のミサが始まりました。
説教の間に、6曲 ほど賛美歌を歌った後、最後は
バイエルンの州歌 で終了となりました。
ミュンヘン以外の近郊の都市からも、ルートヴィッヒⅡ世を
追悼するため、さまざまなグループが旗を持って参加
していました。
この王様は、今でも愛されているのですね~
全ての旗には、王様の似顔絵が刺繍されていました
こちらは、別のグループ。
ルートヴィッヒⅡ世のような容姿の方を発見したので、
思わず写真を撮ってしまいました
中央下の横顔が写っているこちらの方は、ほぼ毎年
参加されているという噂です
最後に、教会から下におりて、最後のセレモニーが
行われました
いきなり銃声 が鳴り響き、終了となりました。
とても大きな音でしたので、周りの方もとても驚いていました
十字架 や教会 は追悼式以外でもご覧頂けます。
【行き方】
ミュンヘン中央駅 → Sバーンでシュターンベルク湖駅(Starnberg See)下車
→ 船でBerg下車 → 約20分歩いて到着
【交通費】2008年7月現在(金額は変更の可能性があります)
Sバーン お一人様 1日券(XXL) 6.70ユーロ
グループ(5人まで) 1日券(XXL) 11.80ユーロ
船(往復)お一人様 4.8ユーロ
5歳以下のお子様 無料
6歳から14歳まで 半額
追悼式は、毎年行われます。
ドイツ語になりますが、下記のサイトをご参考にされて下さい。
【詳細】
http://www.starnbergersee-info.de/freizeit/ausflugsziele/koenig-ludwig-II-gedenkkreuz/
【船の時刻表】
http://www.starnbergersee-info.de/bayerische-seenschifffahrt/
画面中央部分の「Fahrplan(PDF-Datei」をクリック頂きましたら、
船の時刻表がご覧頂けます。
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