今日は、ミュンヘンでよく目にする「教会」を探検です
ガイドブックには、名前だけしか載っていないことが多いのですが、
街のなかにでーんと建つミヒャエル教会(St.Michaelskirche)を訪れました。
何年も修復工事をしているため、外観は広告も張ってあったりします。
中に入ると、広い天井が高い
カトリック教会を訪れると、共通して目につくものが、いくつもあります。
たとえば聖水盤
信徒は、教会に入ったら、心身を清める意味で、
指を少し浸し、十字を切るしぐさをします。
神社やモスクでも、水で清めてから入りますよね
大小さまざまですが、聖水盤は、出入り口付近にあります。
ここでも、入ったらすぐに目に入ります。
ミヒャエル教会の場合は、教会の守護天使である、大天使ミヒャエルが、
聖水盤を抱えています。
この聖水盤は、洗礼式でも、用いられます。
それから、聖母マリアの像
カトリックの教会には必ずあります。
聖母マリアへの崇拝は、カトリックや東方正教で盛んです。
ここでも、ろうそくを灯して祈りをささげる人が絶えません。
中央祭壇です。
教会で、いちばん大切な場所です。
ところで、教会の祭壇近くに、赤いランプがあるのを、皆さんご存知ですか。
これは、「この教会にキリスト(救い主)が現存しているよ」という印です。
そういうわけで、復活祭の前、聖金曜日などは、ここのランプが
消えます
かつて使われていた、説教台です。
現在のようなハイテク音響設備がなかった昔は、
教会の中ほどにある高い台から、司祭がお話をしたのでした。
現在も、大司教など高い位の司祭が司式する時や、
教会の暦でたいせつな時期のミサなど、ここからミサ中のお説教が行われます。
それから、ここミヒャエル教会は、イエズス会という修道会の教会なので、
創始者イグナティウス・デ・ロヨラの絵もあります。
ちなみに、この方はスペイン人ですが、イエズス会は
世界中に修道会をもっています。
それから、宗派問わず教会にあるもの
聖歌集
それから、オルガン
この教会では、よくオルガンコンサートもあります。
オルガン・コンサートをはじめ、教会のことを知りたいときは、
インフォメーション・コーナーを見てみましょう。
ミサの時間、コンサートの案内、聖書研究や黙想会のスケジュールなど、
ここでチェックできます
ミヒャエル教会へは、カールス広場(Karlsplatz)、またはマリエン広場(Marienplatz)から
ノイハウザー通り(Neuhauser Str.)に沿って、徒歩で訪ねることができます