こんにちは、台北支店のKです。
前回に続き、国旗屋の料理を紹介します。
米干を中心とする雲南料理が人気を博しています。中華料理、山岳料理、東南アジア料理をまとめた味で、普段の台湾市場ではあまり食べられない珍味です。
(国旗屋のメニュー。雲南料理のため、正直多くの台湾人もどんな料理かわかりません。)
今回、筆者は綜合米干、大薄片、碗豆粉の3種類を頼みました。
綜合米干とは日本語に訳すと、ミーガンの盛り合わせです。
米干(ミーガン)とはインディカ米を磨いて、ペースト状にして、鉄板に載せて蒸します。出来上がったら、太い麺のようにカットします。
見た目はベトナムのフォーに近いですが、食感は全く違うもので、口に入れると、すぐ溶けます。子供や高齢者にとって、非常に食べやすいです。
豚ミンチのスープは見た目は濃そうですが、台湾系のラーメンのようにあっさりとしています。また山岳料理のため、海産物の出汁、食材などが入っていません。日本の方にとって珍しい味だと思われます。
また米で作られているため、ご飯のように満腹感を得られて、労働者にとって非常にコスパが高い料理です。
米干の盛り合わせとは卵、豚肉、豚レバーを一緒に入れたものです。
これ一杯だけで、食欲が満たされて、泰緬孤軍に相応しく素朴な戦陣食らしい料理です。
大碗(Lサイズ):65元(約230円)、小碗(Mサイズ):60元(約210円)
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碗豆粉(ワンドウフェン)
エンドウ豆をゼリーにして、さらにキュウリ、ピーナッツ、唐辛子などを載せて、酢のタレをいれた料理です。
エンドウ豆のゼリー自体はあまり味がしませんが、酢のタレがかかっているため、酸っぱくて、爽やかな味で、東南アジア風らしい料理です。
Lサイズ:50元(約175円)、Mサイズ:40元(約140円)
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大薄片(ダーバウピエン)
豚の頭の皮を薄く切って茹でた後、ピーナッツ、玉ねぎ、パクチーなどを載せて、碗豆粉と同じタレを入れた料理です。
台湾の食堂でよく豚の頭の皮を使ったおつまみを見かけますが、大薄片の場合、酢のタレを使うため、全く油っぽさを感じず、爽やかな味です。ビールが好きな方にとって、おつまみに丁度いいかもしれません。
Lサイズ:100元(約350円)、Mサイズ:50元(約175円)
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筆者は全部Mサイズを頼んだので、合計150元(約530円)でした。
コスパがよくて美味しかったです。
忠貞市場へのアクセスは、台北駅から台湾鉄道で普通電車に乗り、中壢駅で降りた後、市内バスに乗り換えて約90分ぐらいで到着します。
アクセスはこちら
市場は午後三時を過ぎると、ほとんどの店舗が閉店するので、早めの出発をおすすめします。
台湾の歴史を体験し、雲南料理を食べたい方はぜひ一度足を運んでみてください。
以上、台北支店のKでした。
【国旗屋】
住所:桃園市中壢區龍平路215號
定休日:毎週木曜日