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メルボルンは、間違いなくいい街です。食べ物はおいしいし、食べ物はおいしいし、食べ物はうまい！！！・・・・・・・・なんか文句あっか？
しかし、電車には、このところ泣かされています。遅れる、途中で止まる、来ない！！！いくら南極に近いといっても１００万都市なのに・・・・・
なのに誰も怒ったりたりしないのは、今でも理解できない謎の一つです。
あまりこんなことが続くので、いつも乗っている電車より早い電車で、行くことにしました。（遅れちゃ困るから。）
そこである人に出会いました。歳は・・・・７５歳ぐらいでしょうか。凛とした気品があるのですが、どこかうらぶれていて、なんだか人生に復讐しているかのような雰囲気を身にまとった人です。その彼が・・・・車内に捨てられたペットボトルやビールビンを拾っては、わめいています！！！
「我々のマナーも地に落ちたもんだ！こんなもの一つかたずけられなくなったなんて！」
暫く同じ電車で通いましたが、いつも同じ事を喚いています。時々はあまりに言葉がひどいので「ＸＸＯＯ△×！！！！」としかお伝えできない状態です。
ところが、ある朝、そのおじいさんは列車の中にいません。いつも全く同じ時間、同じ車輌、同じ席に座っていたんですが、今日はいません。次の日もいませんでした。
暫くしてその寂しさに耐え兼ねて、隣にいた見知った人に聞いてみますと、「ああ、彼は誰かが捨てていったビンを踏んじまって、転んだ勢いで強く頭をうってねぇ・・・・入院してるって事だ・・・相変わらず彼のまわりにはゴミが落ちてないらしいよ。」
僕は、そんな、成長しようと努力するメルボルンが、とても大好きです。
ふっ
