おめでとうございます。
10回を迎えて益々メルボルンの、真のこころに迫っていきたいと思っております。やっぱ、旅はこころです。現地の人のこころ、行きずりになった人とのこころ、そんな心を大切にしたお陰で、ジェニーさんも報われました。
夜中のバーでおお泣きしたまさる君、何と次の日から人が変ったように、旅を楽しみはじめました。これもみんなジェニーさんが頑張ったからです。
朝早くに起きて先ずは、オーストラリア独特の動物を見ようってんで、市内から車で1時間くらいのところにある、ヒールズビル・サンクチュアリーで、コアラや、カモノハシ、オーストラリア大鷲なんかを見て、写真を取りまくり。
現地で行われる鷲のショー
お腹がすいた頃には、ヤラバレー・ワイナリーに向かい、デ・ボトリーと言うレストラン付のヴィンヤードでカンガルーステーキ。
各ワイナリーにあるティスティングルームでは、ジェニーさんに教えられるまま、グラスに鼻を突っ込んだり、くるくる回してみたり。しまいには調子に乗って「この赤は、樽の香りがまろやかでいいねぇ。」なんて悦に入ったりしていました。
気に入ったものを数本買い込んで、その日は、まさる君メルボルン最後の夜だったので、ジェニーさんも気を利かせて、一番仲のいいお姉さんの家に泊めてもらうように準備してありました。ささやかながら、小さくて落ち着いた送別会を催そうというわけです。
ジェニーさんがお父さんにと買ったのが3本、まさる君がお土産に買ったのが4本、全部で7本のワイン。
(この話を、初めてここまで聞いたときに、僕にはもう分かっていました。だってこの2人すっごい酒飲みなんですよ!!!)
確かにお姉さんも飲みましたが、7本きれ~いに空っぽです。単純計算しても、1人2本以上飲んでるって事です。しかも昼にワイナリーでかなり飲んでるっちゅうの!
夜中3時が過ぎても、お姉さんの家の明かりは消えませんでした。って言うより、あまりに騒がしくて、近所の人が警察を呼んだらしく、2、3度注意されたにもかかわらず、まさる君の送別会は続きました。
次の日は帰国です。案の定、横になったはいいが、まさる君、気が気ではありません。ジェニーさんは、まさる君に気を使い過ぎたせいと、ボトル2本以上のワインのため、裏庭で、げろを吐いたまま寝てしまいました。
飛行機の出発時間は、朝8時40分・・・・・・・・・。
夏の夜は、メルボルンでも野宿が出来るくらい暖かい。でも出発時間は、どんどん近づく・・・・みたいな。
ふっ