オーストラリアという国で2番目に大きい都市、メルボルンっていう街から車で約2時間ほど離れたところにキューピーコアラくんの家はありました。まだ小さなキューピーコアラくんはまだ見ぬ大都市、メルボルンにあこがれています。
ある日お父さんに聞いてみました。
「ねえお父さん、メルボルンってどんなところかなあ?」
お父さんコアラは大きく息を吸ってから言いました。
「オーストラリア第2の都市メルボルンはシドニーと並ぶ経済2大中心地のひとつであり、メルボルンのあるビクトリア州の人口は501万人、州総生産額は全豪GDPの25.4%であり、いずれもシドニーのあるニューサウスウエールズ州に次いでいる。金融、エネルギー関連の豪州主要企業の本社の多くはメルボルンにある。産業構造は生産額からすると相対的に製造業の割合が高く・・・」
キューピーコアラくんは眠くなってきました。ツバを飛ばしながら直立不動でマシーンのように説明を続けるお父さんコアラをぼんやり眺めながらキューピーコアラくんは思いました。(今度自分で行ってみようっと)
きれいに晴れた5月のある日、キューピーコアラくんはメルボルンに向けて出発しました。もちろんお父さんとお母さんには内緒です。
(ぼくだってもう大きくなったから一人でなんでもできるんだ) 小さなキューピーコアラくんは自分に言い聞かせました。
家を出てしばらく歩くとワイナリーが見えてきました。(ぼく知ってるよ、ここらへんは「やらばれー」っていうんだ)
ちょっと迷ってしまったキューピーコアラくんは「パッフィンビリー」というSL列車に出会いました。
ちょっと嬉しくなったキューピーコアラくんは手を振ってSL列車に叫びました。「おーい!」
「ガシュガシュガシュガシュ」
パッフィンビリーは無常にも走り去って行きました。
長い冒険の途中で、キューピーコアラくんは何度もくじけそうになりました。でもくじけそうになるたびに自分に言い聞かせました。
(ぼくはメルボルンを見に行くんだ!)
そしてついに!
目の前の視界が開け、モダンなメルボルンのシティーが目に飛び込んできました。
「やった!ぼくはやったんだ!!ひとりでメルボルンに来たんだ!すごく都会だなあ。」
メルボルンの象徴、フリンダースストリート駅の前に立ってキューピーコアラくんは興奮気味につぶやくのでした。
その後キューピーコアラくんはメルボルンで就職をみつけ(メルボルン動物園)、のんびりとすごしましたとさ。
おしまい
・・・そんな伝説のキューピーコアラくんが、アルトマン&チャーニーというお土産屋さんからついに携帯ストラップとして登場!
愛らしい表情を忠実に再現した秀逸な一品となっております。メルボルンに来た際にはお買い忘れのないように!
あのキューピーコアラくんが携帯ストラップに!!
携帯につけるとこんな感じ。ちょっと冒険心をくすぐる感じに仕上がります。
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