世の中に、仕事、というものは数限りなくありますが、なかなか理想どおりの職業にありつけるっているのは難しいもんですね。
先日あるオーストラリア人の知り合いの60歳のパーティーに招かれまして、いそいそと出かけました。
流石に「年のこう」っていうんでしょうか、お誕生日パーチーといっても普通通りのことはしません!
なんと、メルボルン名物「トラム」を海に浮かべようってんだから、発想が非凡です!
お!
ほんとに浮かんでる!
っていうか、色がトラムなだけ???
けっこう、ただの屋形船。
でも中には、それっぽい舵もあり、バーが入ってたりと、エンターテーメント的にはやる気満々です。
そこで登場のキャプテン「アンソニー」
いでたちもさまになっています。出航にあったっての説明なんかも、きっちり笑いを取っていて、プロフェッショナル!!!
バースデーガール???(60歳)に付けさせた非常用ジャケットを説明した後も「さぁ!今の説明が正しいかどうか、立証してもらいましょう!!!」とかいって、すでに出航した船の出口に案内して、爆笑をもらっていました。(やるな!)
確かに給料はそれほど高くないけれども(本人談)、ゆったりと湾内を回り、お客さんと適度にじゃれあって、のんびりクルーズできるのが、何より好きなアンソニー(当年とって32歳独身!)
「最近周りの友達は、出世、出世に目の色を変えて、経済大国並みに、夜遅くまで仕事をしているけど、彼らとはちょっと考え方が違って、僕はこの仕事を愛してるし、お客さんが喜ぶ顔をその場で見られるのが、とても嬉しいんだ!」と語ってくれました。(やるな!)
てなわけで、ちょっと曇りがちなポートフィリップ湾内を3時間かけて、彼の案内つきのクルーズ。
泳ぎがとても好きなキャプテン・アンソニーは、時々乗客に運転を任せて、素潜りを楽しみます。(うそです!)
帰港を前に、デッキで見つけた、たそがれる乙女の写真です。キャプテン・アンソニーのファンらしい。(やるな!)
自分の仕事をこころから楽しむ、キャプテン・アンソニー。私も、ぜひ見習いたいと感じた、3時間のクルーズでした。(シャンパーン7杯付きで、けっこうべろんべろん。)
ただいま売り出し中のドックランドから
中継は、メルボルン支店から
世界はもっと、たのもしい!ひっく!
(ふっ)