Привет!!! (プリヴィエト)
2012年2月4日土曜日。
ロシア進出日系企業が加盟している『ジャパンクラブ』で久しぶり
の遠足が催され、弊社が手配させて頂きました。
その遠足は・・・。
『宇宙飛行士訓練センタ-星の街』ツアーです。
『星の街~Звездный городок~』とは、
モスクワの北東32kmに位置し、非常に制限された軍の研究・
訓練施設で、ソ連時代には厳重に警備された閉鎖都市でした。
現在は、ロシアの宇宙飛行士訓練所となり、多くの宇宙飛行士
が、この街で訓練を受けています。
一般市民が入るには事前に手続きをとる必要があり、ツアーと
して観光するにも、人数制限、パスポ-トデータ申請など、
いくつかの手続きをとる必要があります。
http://www.zvezdniygorodok.ru/ru/EXCURSIONS/index.html
さて、当日のスケジュールをご照会いたします。
【2月4日土曜日スケジュール】
08:00 市内ペキンホテル集合 & 出発
第2集合ポイント パークプレイスへ
09:10 第2集合ポイント パークプレイス出発
10:40 『星の街』~Звездный городок~到着
11:00 宇宙飛行士訓練施設見学スタ-ト
14:00 『星の街』出発
15:45 パークプレイス到着
16:20 市内ペキンホテル到着 & 解散
まずは朝8時ペキンホテルに集合です。
モスクワの2月は朝8時だとまだ陽が昇らないため、ペキンホテル
ちなみに、ペキンホテルは市内中心部マヤコフスカヤ駅の駅前に
あるスタンダードクラスホテルです。
さらにちなみにですが、マヤコフスカヤ駅も一見の価値ありです。
【マヤコフスカヤ駅ホ-ム】
各ライトにはそれぞれ空に纏わる絵が描かれています。
桜が美しいですね?
パークプレイスを09:10に出発した我々は、渋滞にも巻き込まれず
予定より早く『星の街』につきました。
モスクワの渋滞は酷いですから、とてもラッキーです!
いよいよ宇宙飛行士訓練センタ-『星の街』見学スタ-トです!
まずは入口で検問です。
入ってみると、深い森があり、それを抜けると・・・。
まるで大学のような訓練施設があります。
最初にご説明頂いた訓練施設はこれです。
これ何だと思いますか?
だそうです。
ア-ムの部分が18mあって、先にカプセルが付いています。
これが、ア-ムも円を描くように高速でぐるぐる周り、
かぶせる部分も高速でぐるぐる周るんだそうです。
イメ-ジだけで吐き気が・・・。
頭の上から下へ重力が掛かるため、意識を失ってしまう場合が
あるそうですが、ソユ-ズは重力が前からかかるような構造に
なっているそうです。
ただ、8Gもの圧力が掛かるので、苦しいそうです・・・。
ご参加頂いた皆様も真剣に聞いていらっしゃいました!
次の施設へ移動する途中、周りを見渡すと無造作に宇宙船の
入口入ってみると、ドーンと宇宙ステーションの模型があり、
その両サイドには、ラッパーのような宇宙飛行士模型があり、
足元には超かっこいいグジェリの宇宙飛行士がありました。
どなたかご存知でしたら教えて下さい!!
第2の施設は入口を入ったら4階に上がりました。
そこで『さすがロシアだなぁ』と思ったことがあります!!
私はこの施設に来るまで宇宙施設だから、超近代的な
ハイテクノロジーを駆使した施設を想像していました。
しかし、いざ見学して見るとさすがロシア!!
建物は昔の建物をそのをそのまま使っています。
だから、当然ながらエレベーターなどなく、階段です。
しかも、ソ連風味たっぷりです。今までご照会してきた
地下核シェルターへ向かう階段や、ロシアンショール工場で
お伝えしたザ・ソ連な階段なんです。
階段には宇宙飛行士の写真がいっぱい飾られています。
秋山飛行士の写真も飾られていました。
でも、そんなソ連風味たっぷり階段を4階まで上がると・・・。
また『スゲ~』のです!!
下の写真なんて、プールにライトが反射して、まるで宇宙にいる
この練習施設では、宇宙服を着たままプール入り、無重力での
作業をどのように進めるかの練習をするそうです。
一階に下りると宇宙ステーションが間近で見ることもできます。
ガイドの方が、『ロシアはこうやって実際の訓練施設を普通に
公開してるのが凄いんです。普通もうちょっと隠しますよね?』
と仰られていました。確かにそうですね(笑)。
さて、最後の施設です。
ここは展示室も兼ねていて、昔の計器も展示されていました。
少し前まで利用されていた排泄物処理器具もありました。
現在は宇宙での食料輸送が容易のため、お水なども配給できる
ようになりましたが、一昔前までは下のろ過装置を使って、
小便は飲料水へ還元していたそうです。
また、スペースシャトル以外の宇宙船は地球に戻ってくる時、
カプセルが落下してくるような状況なので、地面にぶつかった時に
かなりの衝撃を受けます。
そのため、宇宙飛行士一人ひとりにピッタリフィットした座席が
用意されるそうです。その座席を作るために宇宙飛行士は
石膏に入り、身体の型まで取るらしいです。
それでも、衝撃は正面衝突の交通事故以上だそうです。
これも想像するだけで、痛そうですね・・・。
また、宇宙飛行地は、地球に戻ってくる時に落下予定地が通常
決まっています。大体がカザフスタンになるそうです。
下の写真は、生還した時の飛行士の写真が掲載されています。
お子様も興味深深ですね(笑)。
しかし、着地予定はあくまでも予定・・・。
場合によっては、外れてシベリアのツンドラの中に落ちちゃうことも
あるそうで、その場合氷点下の中で2日間くらいサバイバルを
しないとなりません。
訓練士は、その場合を想定してサバイバル訓練も行うそうです。
宇宙へ行くと言うことは、相当の覚悟と訓練が必要なんですね。
私もいつか行ってみたいです。
最後にお土産やさんでそれぞれ買い物。
本物の宇宙食が買えます。
今回のツアーは大変な人気で、第2回、第3回と開催要望を多数
頂戴しているので、頑張ります!
弊社は今回のツアー以外にも皆様に楽しんで頂けるツアーを
どんどん作成して参ります。今後共どうぞ宜しくお願い致します。
では、пока(パカ)!