今回ムルマンスクに行って印象に残っているのが”レーニン”に出会ったことです。どの町にもある下のレーニン像のことではありません!
下の写真はムルマンスクのレーニン(レーニン大通りに立っています)
当時ソビエトの叡智を集結させて製造された、
世界初の原子力砕氷艦です。
2009年に博物館船として一般公開されました。
1959年から1989年まで活躍していた町の人気者。
ムルマンスクには砕氷艦レーニンの名前のレストランもあります。
平日は1日1回12:00~、週末は12:00,13:00,14:00
艦内のエクスカーション。
外国人150rub,大人100rub,子供50rub、約1時間いっぱい楽しめます。
(こんなところででた。外国人料金!)
ロシア語のみ。ロシア人にとっても興味深そう。いっぱい質問をしてました。
原子炉で蒸気を発生させ、電気モーターでスクリューを回転させる方式。
機関室。原子炉室で生成された蒸気でタービンを回しシャフトへ。
狭い足場の下に大きなシャフトが2機ありました。
娯楽室
艦員が食事をしたり映画を見たりすることもできます。
医務室には懐かしの体重計(上部の分銅を左右にずらして計る)があったり
手術室、レントゲン室、他にも歯医者さんなどもあります。
機関制御室。
運転制御機器がズラ~リ所狭しと並んでいて、20名入るのがやっと。
小窓から覗きますがドキドキしました。
レーニン号では就役6年後に原子炉事故がありましたが、この事故を機に大改装がなされ、原子炉も新型に代えたとのこと。もちろんここで見たのも新型です。
操縦室/艦橋(下が60年代、右が70年代の操舵機)別名ブリッジと言われる操縦空間です。テーブルには北極海の地図が置かれ、窓からはコラの景色を一望できます。
最後はコンピュータのゲーム方式で見学して知った内容を復習します。
とても有意義な時間でした。ムルマンスクに来たらぜひこちらも見学してみては?ロシア語わからなくても楽しめると思います。
このレーニンは海の駅のそばにあるのですがタクシーでレーニンまで行って
また戻ってきてもらうか、歩くか。。。夏は歩いてもいいですが冬はちょっと考えます。ロシア人的に言うと歩ける距離です(笑)
今日の最後におまけ。
下の写真は現役の原子力砕氷艦ВАЙГАЧ。
レーニンに感激していたらドライバーのジーマさんが気を利かせてくれて
連れていってくださいました。本来はこの辺は写真禁止区域です。。
そばにАДМИРАЛКУЗНЕЦОВ(空母艦クズネツォフ)もたまたま修理で立ち寄っていました。
こんなにまじかで見れるのは珍しいとのことで、それも感激。
瀬戸内海四国で生まれ育ち、フェリーなど小さい時から慣れ親しんでいる私でも艦内はテンションがあがりました!
次回は最終回。
ムルマンスクのホテルをいくつか紹介したいと思います。
BY FUJI