チェブラーシカの家博物館に行ってきました!
まず、チェブラーシカを知らないという方に。
チェブラーシカ( Чебурашка、Cheburashka)は、
児童文学家、エドゥアルド・ウスペンスキー によるシリーズものの絵本『ワニのゲーナ』("Крокодил Гена")に登場するキャラクター。そのシリーズの本来の主人公は、友人である「ワニのゲーナ」であったが、その人気からむしろ実質的な主人公となっている。1966年に絵本作品として登場。1969年から公開されたロマンカチャーノフ監督によるパペットアニメ版のチェブラーシカがおなじみかもしれませんね。
最近は日本でもおなじみのロシアでは知らない人はいない国民的キャラクターのチェブラシカの博物館です。さぞや立派なところなんだろうと期待に胸をふくらませ訪れました!
行ってみると。。
見えてきたのは普通の幼稚園детский сад no.2550。
モスクワ郊外の新興マンション群の中にできた新しい幼稚園。
幼稚園の初代園長さんの昔からの夢を実現させて2009年にチェブラシカの部屋を作りました。
それからアニメに出てくる公衆電話。
この公衆電話の100を押すとブラーシカとお話できるんです。
本当に普通の幼稚園なので廊下もお部屋も手作り感たっぷり!
入場料はもちろん無料です。朝07:00から普通に幼稚園児が通ってきてます。先生は園児がいると午前中は忙しいので遅ければ遅い方が予約しやすいです。普通の幼稚園なので予約というよりお約束をお電話でいいのでして行ってください。門をはいる時も開けてもらわないと入れません。
先生のエレーナさんとかわいいソフィア(写真右下)が案内してくれました。ソフィアはちょっぴりおませさんの小学1年生。卒園してもこの幼稚園が大好きで時々遊びにくるんだそうです。
お部屋の中。
チェブラーシカとは、「ばったり倒れ屋さん」という意味で、「ドスンと落ちる」等の意味を持つ古い俗語「チェブラハッツァ」(чебурахаться)から来ている。南国産のオレンジの入った箱と一緒に詰められてやってきた不思議な小動物で、「正体不明」という設定。
ミカンももってるチェブもあったよ!
初版の絵本、日本
のチェブグッズまで展示。コレクターの方たちや日本のファンの方の寄贈も。いろんな材料で作られた変わったグッズもたくさん。
サーミ族風のチェブ。本物毛皮のチェブ。
作者であるエドゥアルドウスペンスキーの実際に使っていたタイプ。
時々彼もここを訪れてます。
今度5月末に幼稚園のイベントがあるのでみんなできてっていってました。
きっとその時には会えるでしょう!
旧ソ連の体制の中で、詳細が分からないまま行列に並ぶといった当時の物資不足を皮肉るシーンや役人の悪態など社会主義の矛盾や皮肉を絵本や人形アニメを通して描いていたりします。また同時に共同・連帯意識の重要性を訴えていたりするのでソ連時代から人気があったのかもしれません。
お部屋の壁にはここを訪れた人の寄せ書きが!私も書いちゃいました!私の名前を一生懸命ロシア語で書いてソフィアがお手伝いしてくれました。
2010年に日本で人形アニメのリメイク版の全国ロードショーでチェブラーシカの声を担当した、大橋のぞみちゃん(ぽーにょぽにょぽにょさかなのこ~)もここにきてましたよ!
2004年アテネオリンピック以降ロシア選手団の公式キャラクターになっていてオリンピックごとに色を白(トリノ)、赤(北京)、青(バンクーバー)かえているチェブラシカ。
1012年ロンドンオリンピック、2014年ソチオリンピックはどんな色で
住所. Дмитриевского, 3а, детский сад №2550.
メトロ Выхино. 電話番号 (499) 721-69-02.
平日(月ー金)07:00-19:00
地下鉄駅からマルシュルートカ717,718で15分くらい。
わかりにくいからドライバーさんに住所を伝えて声かけてもらってください。
地下鉄ヴィヒノの様子です。クスコボ宮殿が近い。
ここは私にとって1994年初めてホームステイした家族が住んでる馴染みの駅。20年たってモスクワの街が大きく変貌する中あまり変わっていないところ。
ならんで下着や靴下をうるおばちゃんたちも健在。はじめてみた時カルチャーショックやったな~。終点駅ならではのとても大きな市場。20年前のなつかしロシアもついでに体験してみては?
~BY FUJI~