翌日、まぶしくて目が覚める。
も~まだ眠いのに~って、私が昨日けし忘れた電気のせいでした。
12時間睡眠のおかげか、体も頭もスッキリ!
朝食もガッツリ食べてエネルギ-満タン!!
「ラトヴィアのスイス」と呼ばれる、スィグルダという町に行くことにしました。
リ-ガ駅ホーム。
左が国内線、右はサンクトペテルブルク行き。
貨物列車。
どの列車もカラフルで、オモチャみたいで可愛い。
スィグルダまで片道2EURほど。駅の窓口で買えます。
切符。
スーパーのレシートにしか見えない・・・
1時間ちょっとで到着。
スィグルダ駅。
森林浴やスキ-など、リゾート地として昔から有名と聞いたのですが、かなりの寂れっぷりに目が点。
ホームはあちこち崩れているし、ベンチはないし、人もいない・・・
タクシーも止まってないし、これオフシーズンのせいってだけじゃなさそう。
バス停に時刻表もないので、しかたなく目的地まで歩く事にしました。
まずは渓谷を渡るために、ケーブルカー乗り場へ。
途中かわいらしい公園を通りぬけます。
切符売り場は出発の5分前にオープン。
だれもいない、カフェすらない雑木林の脇で待つ事20分。
出発前5分きっても開く気配なし・・・
もしかしてオフは運行無し?と不安になった頃、やっと開きました。
ケーブルカーからの眺め。
目的地はこれ。駅から5.5km。遠いな~。
スィグルダ城址前に到着。
ここからハイキングコースになってます。
枯れ木の森をひたすら歩いていると休憩所を発見。
お隣の木は雷が落ちてこうなったそうです。
ここから渓谷を下っていきます。
階段が急すぎて先が見えない・・・
おそるおそる下りていくうちに、ふと、ある映画を思い出しました。
主人公の女の子は、急な階段をやはりおそるおそる下りているうちに階段を踏み抜いてしまい、そのひょうしで一気に駆け下りるはめになる・・・そうあの名作アニメです。ベルリン映画祭で金熊賞を取りましたね~
最後は壁にビターン!でしたが、私がここでやらかすとあの白樺の木に激突だな、なんて思っていると、本当に踏み抜いた「あと」を発見!
しかも割れ目がまだ白っぽくて、かなり新しいかんじ・・・
残念!?ながら、激突の「あと」は見つけられませんでした。
ちなみにこのハイキングコースは、110年ほど前にラトヴィアとアメリカの青年達が作ったものだそうです。
年季はいってるから、踏み抜いてもしかたない!?
階段を下り切って、さらに歩き続けると、落書きだらけの洞窟に辿り着きました。
グ-トゥマニャ洞穴。
なんて書いてあるか分かりませんが、ほとんどは恋人達の名前のようです。ハ-トマ-クついてるし
これは1922年の落書き。
こっちは1865年。
私は見つけられませんでしたが、16世紀の恋人たちの名前もあるようです。
それにしても、どうやって書いたんだろう?高さ9mの天井にまで・・・
わざわざハシゴを担いでここまで来たのかな~??
恋の魔法にかかったら、多少の困難はなんのその!いつの時代も恋人たちのやる事はかわりませんネ~
落書きを堪能したあと、最大の見所トゥライダ城へ。
お城の周辺は、ちょっとしたテ-マパークみたいになってます。
敷地に入場すると、あちこちで工事をしてました。
ハシゴをよけ、角材をまたぎ、レンガの積み残しを眺めながら歩き回りましたが、お城以外は閉まっているか、工事中で入ることができませんでした。
お城。
教会も工事中。
病み上がりに時間かけて歩いてきたのに残念
退散しようと、チケット売り場のお姉さんにタクシーを頼んだら、あと10分でバスが来るから、との事。
まぁ、たぶん10分じゃ来ないでしょう、と思いつつバス停で待ってみる。
20分、30分・・・
途中何度もタクシ-を呼んでもらいに行こうとしましたが、この場所を離れた瞬間にバスが通り過ぎたら悔しい!という分けの分からない意地で、結局40分待ってしまいました。
本当にあと10分で来るの?って念を押したんだけどね~。
ラトヴィアの10分って40分??
ちなみにドイツの「この後すぐ」は、30分~1時間先のことです。(マジですよ)
駅についたら、驚きの事実が発覚!
駅前の、私がバス停と思っていた場所は、どうやら降車専用停留所だったようです。どうりで時刻表がないわけだ。真実をつきとめるべく、空のバスを追っかける。
1つ先の通りを曲がったその奥に、大きなバスセンターを発見!こんなところにバスがたくさん・・・
ぬぉ~だまされたぁ!私が持っていた地図には、駅前にバス停があるように書かれていたのでした。
やっぱ5年前の地図は古かった!
皆さん、出かけるときは最新の地図を用意しましょう。
旅はつづく・・・
(聖)